金沢学院短期大学

幼児教育学科 アーカイブ - ページ 2 / 2 - 金沢学院短期大学

棒田 美江

2018年04月05日

教員紹介

金沢学院短期大学

金沢学院短期大学 助教

幼児教育学科

棒田ぼうだ 美江よしえ

私が今、考えること

私は長年ピアノ演奏や指導に携わってきました。音楽を通して多くの子ども達と接する中で、人間の成長や生活に音楽はとても重要な役割を果たしていると感じています。
世の中が便利になる中、音楽を通して多くの人と関わり、感性を磨くことは豊かな人生に繋がると考えています。

受験生
学生へ一言

子どもの頃からピアノが好きだった私は、大学時代に素晴らしい恩師との出会いにより更に音楽への思いが深まり、毎日夢中でピアノに打ち込みました。厳しい指導の中でピアノを通して物事の考え方や人生について多くのことを学び、それは何十年経った今でも支えとなっています。
大学生活では何か打ち込めるものを見つけ、学びの面白さや発見する喜びを感じながら自分の可能性を広げてください。

学歴

  • 出身大学仁愛女子短期大学 音楽学科

学位

  • 短期大学士

専門分野

  • 音楽

担当科目

  • 音楽Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ

所属学会

  • 日本ピアノ教育連盟

私のおすすめの本

  • 『蜜蜂と遠雷』幻冬舎 著者:恩田 陸(2017)
  • 『いのちの使い方』小学館 著者:日野原 重明(2012)

主な研究業績・作品等

  • 棒田美江ピアノリサイタル 1990年,1992年,2000年
  • モーツァルト ピアノコンツェルト第20番 ピアノソロ1997年(金沢室内管弦楽団)
  • ジュール・ド・ショパン~ショパンの日~ 2010年
  • バッハ ブランデンブルグコンツェルト第5番 チェンバロソロ 2012年、2013年 (モーツァルトアカデミー室内管弦楽団)
  • ジョイントコンサート~ロマン派のひととき~ 2011年
  • 親子で楽しむ名曲コンサート 2000年~2017年
  • ラ・フォル・ジュルネ金沢 2010年,2011年、2014年、2016年
  • 「ピアノ音の外部遮音と内部伝導の音性能について」(共著)金沢学院大学紀要第15号 2017年
  • 『音楽好きに育てるための幼児期の音楽指導の研究』(単著) 金沢学院大学教育研究所紀要 第1号 2017年

現在の主な研究・制作テーマ等

  • 子どもの音楽遊び
  • ピアノ演奏表現

村山 大樹

2018年04月05日

教員紹介

金沢学院短期大学

金沢学院短期大学 助教

幼児教育学科

村山むらやま 大樹たいき

私が今、考えること

「あそび」は最高の学びです。多くの子どもやそれを支える人々と関わる中で、その魅力に気付くことができました。あそびの大切さは大人の社会でも発揮されます。ちょっとしたユーモアやこだわりが心を穏やかにし、仕事の質を大きく向上させる。そんな「あそび心」が、社会を切り開く力にもつながっていくと考えています。

受験生
学生へ一言

高度情報化社会や超高齢社会に突入した現在、辛い経験をしてきた人こそ、真に弱い立場の人の力になれると信じています。何かにつまずき、今、自分に自信がない人にも、学生生活の中で人の役に立つことの喜びに触れ、少しずつ自信を付けていってほしいと思います。人は志次第で、成長し変わることができます。本学での様々な学びの中で、自分を磨き、生き方を見定めていく、そのための一助となれることを楽しみにしています。

学歴

  • 出身大学文教大学 教育学部
  • 出身大学文教大学大学院 教育学研究科(修士課程)

学位

  • 修士(学校教育)

専門分野

  • 教育方法、幼児教育

担当科目

  • 保育実習指導Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ

所属学会

  • 日本保育学会、日本学校教育学会、日本国際理解教育学会

私のおすすめの本

  • 『遊びと人間』ロジェ・カイヨワ
  • 『うさこちゃんのおじいちゃんとおばあちゃん』ディック・ブルーナー

主な研究業績・作品等

  • 東京学芸大こども未来研究所『あそびのたねずかん』東京書籍(2016) ◇「小学校『生活科』と保育領域『環境』の連携に関する研究~ICT の活用を軸として~」、『教育研究所紀要』、文教大学教育研究所、第25 号、pp.143-152(2016-12)
  • 幼児向けアンドロイド端末「コドなび!」企画・監修プロジェクト担当
  • 「次世代保育付きワークスペースサービス」プロジェクト担当
  • NPO法人eboard 研究開発担当 https://www.eboard.jp

現在の主な研究・制作テーマ等

  • 幼児教育におけるデジタルの可能性
  • 海外玩具(EEG マテリアル)に関する調査研究
  • 不登校支援におけるICT の活用

諸岡 康哉

2018年04月05日

教員紹介

金沢学院短期大学

金沢学院短期大学 教授

幼児教育学科

諸岡もろおか 康哉こうさい

私が今、考えること

現代社会の特徴の一つは、子どもの育ち方、育て方が大きく変わり、子育て困難社会になっていることがあります。学校教育や家庭教育を含めてその背景や原因、さらに対応の在り方などを考えています。

受験生
学生へ一言

今日の自然環境問題を最初に提起した女性科学者レイチェル・カーソンの最後の著作は子どもたちに伝えようとしたものでした。書名は、センス オブ ワンダー(Sense of Wonder)です。日本語に訳せば「不思議だなと思う感覚」でしょう。こういった感覚を失わずに、受験生活、学生生活を送ってほしいと思います。きっと新しい発見や新しい見方が生まれてくると思います。

学歴

  • 出身大学広島大学 教育学部
  • 出身大学院広島大学大学院 教育学研究科博士課程 単位修得満期退学

学位

  • 修士(教育学)

専門分野

  • 教育学、幼児教育

担当科目

  • 保育内容総論Ⅰ、保育・教育課程論、保育者論、他

所属学会

  • 日本教育方法学会

私のおすすめの本

  • 城丸 章夫, 永井 博 (著) 『スポーツの夜明け』 (かもしか文庫 7)
  • 佐伯胖他(著)『学校の再生をめざしてー学校を問う』東京大学出版会

主な研究業績・作品等

  • 『特別活動の基礎と展開』共編著 平成11 年3 月 コレール社
  • 『人と生きる力を育てる』 共編著 平成18 年6 月 新読書社
  • 『現代教育方法辞典』共編著 平成16 年10 月 図書文化社

現在の主な研究・制作テーマ等

  • 授業指導論・幼児教育論

嶋田 容子

2018年04月02日

教員紹介

金沢学院短期大学

金沢学院短期大学 講師

幼児教育学科

嶋田しまだ 容子ようこ

私が今、考えること

新しいことを始め、新しい人に出会い、新しい自分に出会うのは、いつでもとても愉しいことです。何もかも初めて尽くしの今ですが、幼い子どもたちの心に習って、探求心を忘れずにいたいと思います。

受験生
学生へ一言

赤ちゃんや小さい子どもたちの心の世界は、知れば知るほどに面白い、興味の尽きないものです。赤ちゃん・子どもの目や耳を持ち、その世界を感じてみてください。ただ「可愛い」だけでなく「面白い」と思えるようになったら、保育の道へ、自信と期待をもって踏み出せると思います。

学歴

  • 出身大学立命館大学文学部インスティテュート
  • 出身大学院京都大学文学研究科(発達心理学)

学位

  • 文学博士

専門分野

  • 発達心理学・赤ちゃん学

担当科目

  • 赤ちゃん学

所属学会

  • 日本赤ちゃん学会・日本発達心理学・日本心理学会・日本音響学会

私のおすすめの本

  • 『哲学する赤ちゃん』アリソン・ゴプニック著  青木玲訳 亜紀書房 2010年
  • 『わかりあえないことから』平田オリザ著 講談社現代新書 2012年

主な研究業績・作品等

  • 「0.1.2歳の子ども<音><音楽>を聴くことに関する特性―保育園・幼稚園の音環境を考える」(単著)(音楽教育実践ジャーナルvol.15, 95-103,2017年)
  • 「子どもと声を合わせたら–声と声との応答責任」(共編著『子育ての会話分析』第14章)(昭和堂、2016年)
  • 「赤ちゃんの耳の仕組みを知ろう」(単著)(保育ナビvol.5(2) p69-71、2014年)
  • “Infant vocalization when alone: possibility of early sound playing.(乳児が一人でいる時の発声行動:初期の音遊びの可能性”(単著)(International Journal of Behavioral Development, 36(6)207-412, 2012年)
  • “Acoustic analyses of speech sounds and rhythms in Japanese- and English-learning infants.(日本語・英語を学習する乳児の音声の音響とリズムの分析)”(共著)(Frontiers in Language Sciences, 4(57),1-1, 2012年)

現在の主な研究・制作テーマ等

  • 保育園・幼稚園の音環境と子どもの聴こえ
  • 乳幼児の声とコミュニケーション

吉田 若葉

2018年03月27日

教員紹介

金沢学院短期大学

金沢学院短期大学 教授

幼児教育学科

吉田よしだ 若葉わかば

私が今、考えること

与えられた今と、素直に向き合うよう努めています。出会う人によって、出会う場によって、私の心持によって、その模様はいろいろですが、感謝です。

受験生
学生へ一言

大いに自分らしさを発揮して、学生生活を過ごしてください。
周りの“おもしろい”こと、“なぜ?”を見つけて、いろいろ想像してみてください。
その時々の自分の “気づき”や“気持ち”を意識して、自分らしい表現を育ててください。

学歴

  • 出身大学北陸学院短期大学 保育科

専門分野

  • 幼児教育

担当科目

  • 保育内容、保育内容総論Ⅱ、保育実習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ、教育実習Ⅰ・Ⅱ

所属学会

  • 日本保育学会

私のおすすめの本

  • 『ウィリーはとくべつ』(ノーマン・ロックウェル著/谷川俊太郎訳 紀伊國屋書店 1995年)
  • 『ドロシーおばさんの 大事なことに気づく』(加藤諦三著 扶桑社 2002年)
  • 『空の模様』(HABU 著 ピエ・ブックス 2006年)
  • 『じょうぶな頭とかしこい体になるために』(五味太郎著 ブロンズ新社 2006年)
  • 『花のかんばせ 花ごよみ』(清原令子著 鳥影社 2007年)
  • 『触楽入門』(テクタイル、朝日出版社、2017年)

主な研究業績・作品等

  • 「子どもの音楽表現にみられる解放と共感」(単著)(日本保育学研究第36巻第1号、1998年)
  • 「創造性豊かな保育者養成を目指す授業の工夫-科目「子どもと環境」における「気づき」の学習」(単著)(北陸学院大学紀要第1号、2009年)
  • 『保育実践 子どもと言葉』(共著)(大学図書出版、2010年)
  • 「教育課程に係る教育時間終了後に行う教育活動のあり方に関する一考察-『幼児の音楽グループ』の活動を通して」(共著)(北陸学院大学紀要第8号、2016年)
  • 「幼児の発達の姿を保護者と共有する」クラス便り-新幼稚園教育要領の視点からの考察-(共著)(金沢学院短期大学紀要「学葉」第16号 2017年)

現在の主な研究・制作テーマ等

  • 保育者養成校における科目間の連携
  • 異年齢の子ども交流

幼児教育学科 新着情報

2016年05月27日

新着情報バー(幼教)ピンク

2019年度学園祭:清鐘祭(10月19日・20日)

自分の作ったおもちゃで子どもと遊ぶ

幼児教育学科の1年生が、子どもたちのために「あそびの広場」を企画して、手作りの玩具を製作しました。①マザーグースの『このこぶたくん』の唄5枚一組(77×77cm)の大きなパズル。②同じくマザーグースの『えっさかほいさ』『男の子って何でできてる?』『女の子って何でできてる?』『パンチとジュディ』『くつのおうちのおばあさん』(90×90cm)の『こぶた』より大きなパズル。③ロープで引っ張る牛乳パック製乗り物。④カラフルなピンを選んで遊べるペットボトルのボウリング・ゲーム。⑤ボールを投げ入れたり、輪投げで遊ぶ動物たちを、5つのグループに分かれて製作しました。子どもたちが楽しく遊べるように、子どもの目線で考え、想像し、試行錯誤を繰り返して仕上げました。

学祭編掲載予定画像(左側) 学祭編掲載予定画像(右側)
④ペットボトル・ボウリングです。いろいろな色の砂や色水を入れた重さの違うピンを用意しました。ピンのデザインも工夫して作り、子どもたちが、自分の気に入ったピンを、自分で並べて遊べるように考えました。ボールの大きさもさまざまで、並べ方もいろいろあって、子どもたちは、楽しそうに繰り返し遊んでいました。 ⑤子どもたちよりも背の高い150㎝のキリンです。口に紙製のボールを投げ入れて遊びます。何個入ったかは後ろ頭の扉から出して数えます。手かな?足かな?飛び出している棒は、輪投げ用です。小さな子ども用に、可愛いウサギさんも待機していました。そして、背高のっぽのキリンには、押したりぶつかったりしても、倒れない工夫がしてありました。

「あそびの広場」は、自分たちの作った玩具で、子どもと一緒に遊ぶことができ、楽しくかつ学びの多い企画だったと思っています。


「わくわくミニオリンピックinこまつ」(10月10日)

地域連携の公式行事に初めてのチャレンジ!

小松市では、オリンピック・パラリンピック教育の一環として、小松市の園児(年長)約1000人を対象に「わくわくミニオリンピックinこまつ」をこまつドームで開催することになり、本学の1、2年生全員が学生スタッフとして参加、園の先生方の補助を任されました。幼児教育学科の開設以来、初めての、公式行事でのお手伝いでした。オープニングでは本学トランポリン部の躍動的な演技に感動し、五輪カラーでチームに分かれた子どもたちと共に楽しく活動しました。「ディズニー体操」で体をほぐし、「大玉運び」で元気にリレー競技、最後は「エビカニクス」を踊りました。幼稚園や保育園の大勢の子どもたちが一堂に会した場での体験は、保育者を目指す学生にとって貴重な学びの機会となりました。行事全体の流れを意識しながらも、そばにいる子どもたちが、安心して、落ち着いて参加できるように、誘導したり、励ましたり、そして何よりも、保育者の役割の大切さに、改めて気づかされました。

ホームページ掲載画像(左側)小松編 ホームページ掲載画像(右側)小松編
「大玉運び」を、実際にやりながら、競技中での子どもへの援助をどのようにすればよいのかを、考えて、試してみて、何回も練習を重ねました。夢中になって走る子、なかなかうまく走れない子、子どもたちのリズムが合わないと、大玉が転がり落ちるかも…。子どもの思いや動きを想像しながら、練習を重ねました。 「ディズニー体操」と「エビカニクス」も、何度も何度も繰り返し練習しました。子どものお手本になるように、全身を使って伸びやかに動き、曲のイメージを体で表現できるよう、取り組みました。また、皆と動きを揃えようとする気持ちも大切だと知りました。学生たちの充実感は、行事が終わった後の集合写真(上)から見受けられます。

1年生と2年生が合同で取り組んだ「わくわくミニオリンピックinこまつ」。2年生と初めて行動を共にした1年生たちが、「先輩たちの動きが違う!」と感心。それはきっと、保育実習や教育実習の経験からですね。


2019年度第8回オープンキャンパス体験授業(9月22日)

テーマ「子どもの表現と解放感」

前回までの「表現」をテーマとしたオープンキャンパスでは、さまざまな表現を繰り返しながら、解放的な気持ちになった方もいらっしゃるのではないでしょうか。今回は、「解放感」をテーマとしました。まず、緊張している様子の皆さんに、「緊張している自分」を意識してもらいました。この緊張がほぐれていけば、解放的な気持ちになる過程が少しわかってくるかもしれません。そこで、この緊張を解きほぐすために、皆と一緒に、調子を合わせて動いてみることにしました。リズミカルにタイミングを合わせて行くと、不思議と気が合ってくるのです。「緊張」が解けて「安心」に変わり、次第に自分らしく振舞う余地も生まれていきます。

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最初は戸惑いつつも、ボールの動きに合わせて目と目を合わせ、一定のリズムでやり取りしていくと、自然に笑みがこぼれてくるようになりました。言葉を間に挟みながら続けていくと、投げ方にも個性が出始めました。でも、最も緊張が解けたのは、担当教員が思わず失敗した時で、笑いが一気に吹き出しました。幼稚園や保育園の子どもたちの活動の中でも、よく見受けられる光景です。 次に、担当教員が作詞・作曲した「クレヨンのダンス」をしました。短い歌を挟んで、曲想の異なる3曲を聴きながらクレヨンがダンスをする描画活動です。紙の上で、どこからスタートするのも自由。どんなステップで踊るのも自由。踊るクレヨンの3色も自由に選びます。ステップが線となって描き出されていくうちに、解放感も膨らんでいきます。同じ曲を聴いていても、表現には多様性があることを、学びました。

この後、コンガという打楽器を3人程度で囲み、アップテンポの音楽に合わせて思いっきり叩いてみました。最初は遠慮して優しく打っていた高校生も、次第に笑顔を交わしながら力強く打っていました。コンガ等の太鼓類を力強く連打する活動は、とても解放感が得られるので、子どもたちも大好きです。


2019年度第7回オープンキャンパス体験授業(8月24日・25日)

テーマ「歌のイメージと表現」

第5回6回オープンキャンパスの体験授業では、歌や楽器、イラストレーションを通して表現の多様性を感じながら、マザーグースのナンセンスでリズミカルな世界を楽しんできました。授業では、高校生のみなさんと学生スタッフの愉快な歌声が響いていました。歌いはじめは、みんな小さな声でしたが、次第に歌声がそろってきて笑顔になっていました。それぞれに楽しいイメージが膨らんでいったのではないでしょうか。

そこで今回は、「歌のイメージと表現」をテーマとして、マザーグースの世界だけでなく、日本の子どもの歌も取り上げました。それは、学生スタッフ2年生Aさんが実習で指導した「そらでえんそくしてみたい」(作詞:悠木一政 作曲:早川史郎)の歌です。そして、歌のイメージを表現したAさんオリジナルの絵本も紹介しました。

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まず、「そらでえんそくしてみたい」の楽譜を見て、みんなで一緒に歌ってみました。子どもが雲のバスにのって、空に遠足に行くという歌です。場面は、青い空、夕焼けの空、夜の空と展開していきます。雷さんやお城のお姫様も登場します。この歌の視聴覚教材の作成が、Aさんの実習の課題でした。さて彼女はどのような工夫をしたのでしょう? 試行錯誤の結果、時間経過を表現するために、屏風のように開いて場面を次第に広げていける絵本を考えました。変化する空の色は絵具のグラデーションで、雲は綿を使って、雷やお姫様のドレスはいろいろな布を貼って工夫しました。Aさんのイメージが歌とともに展開していくことで、見ている人もまた、それぞれの想像を広げて歌っていたことでしょう。

表現は多様です。いろいろな表現の仕方があります。同じ表現方法でも、表現する人によってその表現は違ってきます。今度、保育実習室にお越しの際は、天井を見上げてみてください。「Hey, diddle, diddle(えっさかほいさ:谷川俊太郎訳)」の世界を、「こどもかれっじ」の子ともたちが、紙粘土でモビールに表してくれました。是非見上げてご覧ください。


2019年度第6回オープンキャンパス体験授業(8月4日)

テーマ「マザーグースの世界と表現の楽しさ~うた&おと~」

今回の体験授業は、7月に続きマザーグースの世界を楽しみました。マザーグースの唄は、英語圏で歌い継がれてきた伝承童謡ですが、日本でも数多くの翻訳が出版されています。特に谷川俊太郎の訳は、いきおいのいいリズムで、耳で、口で、身体で楽しめる詩で綴られています。前回は、時代や国を超えたくさんの絵本画家によって描かれたイラストを見て、表現の多様性を学びました。今回は、ナンセンスで不思議でおもしろい歌と、リズミカルな音の響きを体験しました。手をたたいたり、楽器を使ったり、テンポを変化させたり、2年生の学生スタッフのアドリブを真似たりと楽しい一時でした。

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学生スタッフが運んでいるのは、ミルク缶でできた「ドラム」。空いた口に、ピーンとガムテープを貼って、打面にしてあります。実はこれ、本学の「こどもかれっじ」で、子どもたちが作ったもの。名前も書いてあります。せっかくなので、子どもの手作りを、高校生の皆さんに体感してもらいました。 さて、いい音だせるかなぁ?リズムに乗って、みんなの音を聴き、心を合わせて響き合うのが愉快。ドラム片手に、今回は、たくさん歌いました。ご存知「えっさかほいさ」、それに「おとこのこってなんでできてる」「くつのおうちのおばあさん」そして、「パンチとジュディ」!

写真では、掲載できませんでしたが、楽器は、手作りのミルク缶の「ドラム」だけでなく、ヴィブラスラップスラップスティックカホンコンガも使って楽しみました。幼児教育学科には、子どもたちが心を解放して楽しめる、響きの良い楽器が沢山あります。関心のある方は、是非、オープンキャンパスの際に、触れて音を聴いてみてください。


 

学科ニュース一覧

2019/07/13.14 第5回オープンキャンパスの体験授業の様子を報告!(7月13日、14日)
2019/06/16 第4回オープンキャンパスの体験授業の様子を報告!(6月16日)
2019/05/18 第3回オープンキャンパスの体験授業の様子を報告!(5月18日)
2019/04/21 第2回オープンキャンパスの体験授業の様子を報告!(4月21日)

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