学科 DEPARTMENT
幼児教育学科
こどもと遊ぶ。学びを深める。
幼稚園の教育要領や保育所の保育指針などが改定され、2018年度から施行されています。そこでは、未来の社会を生き抜く力の育成が重視され、保育所も初めて「教育施設」に位置付けられました。この施行と時期を同じく2018年春にスタートした金沢学院短期大学幼児教育学科は、この新しい考えに基づいた感性豊かな保育士育成を目指しています。
幼児教育学科の特徴
実習に生かす教育内容
子どもと触れ合うことは、とても楽しいことです。それは素直な感情です。でも、実習に関しては、それだけでは対応できません。子どもとかかわり、子どもの育ちを支える「責任」と「技能」、「知識」を身に付ける必要があります。「責任」は「技能」によって示され、「技能」は「知識」によって基礎づけられます。本学科の学びでは、個々の科目の成果だけでなく、それらを結びつけた人間性を重視します。
実習を支える教育環境
乳幼児期の教育は、子どもの健全な心身の発達を図りつつ人間形成の基礎を培う重要なものであり、保育・教育に携わる保育者の人格的資質はその基盤となるものです。金沢学院短期大学では、多様な交流を通して、実習に向けて人格的資質の向上が図られるよう、①こどもセンター ②アドバイザー教員による指導 ③教職センター ④ピアノ練習室の4つの教育環境を整えました。
ピックアップ授業
保育実習指導

保育士資格の取得に必修の科目であり、「保育実習」の事前指導、実習訪問指導、実習事後指導を行います。事前指導では保育所や施設の役割と機能を知り、実習日誌や指導計画の書き方、実習に対する心構えや態度を身に付けます。意欲的に実習に臨んで実践を振り返り、事後指導での自己評価、報告会などを通して保育士としての実感を伴う経験を積んでいきます。
幼児体育Ⅰ

現代社会において、身体活動量や遊び体験の減少が子どもの心身の健康を脅かし、深刻な問題となっています。幼児体育Ⅰでは、乳幼児期の運動遊びとその意義を習得し、子どもの健康を育くむための具体的方法について、実践的に学びます。その中で、子どもの発育、発達を踏まえ、保育者として、どのような環境設定や具体的な援助、安全への配慮が必要なのか、理解を深めます。
乳児保育Ⅰ・Ⅱ

乳児期は、人生で最も著しい発達を遂げ、人格形成の基礎をつくる大切な時期です。その重要な時期に、保育士としてかかわることの意義や役割を理論と実践を通して学びます。「こどもセンター」のあかちゃんかれっじとも連動することで学びを深め、0、1、2歳児の保育実践につながる力を育みます。
造形Ⅰ

子どもたちは、遊びや生活の中で様々なモノと出会い、感じ、表現しています。豊かな体験は、子どもたちの感性と表現力を育んでいきます。造形では、学生自身がさまざまなモノ(素材)に触れ、感覚を磨いていきます。身近な素材を使った感覚遊びや造形遊びを楽しみながら、素材の性質や特徴を捉え、子どもの表現を引き出す方法を身に付けていきます。
目指す将来像
- 幼稚園教諭
- 教育系企業
- 保育士
- 進学(大学編入)など
- 認定こども園教職員
取得可能な資格・検定
- 幼稚園教諭二種免許状
- 保育士資格