教員紹介
2014年07月15日
教員紹介

河内 久美子 教授
副学長・教学部長
地域知り部屋を快適に
「どんな部屋が居心地良いですか」。快適な生活空間を追究する一級建築士である。奈良女子大で住居学を専攻して以来、良い住まいについて問い続けてきた。人の好みは千差万別だが、大切な要素があるという。同大大学院修了後、京都市の設計事務所勤務を経て20年前に金沢市へ移った。最初に入居した市営住宅で押し入れの襖(ふすま)に通気孔があることに驚いたが、重要な湿気対策であることを知らされた。「気候や風土を無視して良い住まいはない。地域性を反映させた住まいを探っていきたい」と語る。
スペース&インテリアコースの講義では、学生を車いすに乗せてモデルルームを見学することもあり、「指で触った感触や実際に見た感覚が大事だ」と教える。名古屋市出身。家政学修士。
國田 千恵子 教授
ライフデザイン総合学科長
心理学で気配り説く
電話の応対やドアの開け方などビジネスマナーを教える講義に、専門の心理学を活用する。よりうなずいてくれる面接官ほど、面接を受ける人がいろんなことを話すことができたという実験結果がある。この「うなずきの効果」を学生に紹介した後、ペアにして話をさせ、聞く態度を練習させる。講義の始めと終わりの「お辞儀」を率先することで、学生もまねるようになったという。「要は相手への思いやりや気配り」と強調する。
インターンシップを担当し、様子を見るため必ず企業に出向くなど学生を温かく見守る姿勢を見て、就職の相談に研究室を訪れる学生は多い。富山県砺波市出身。金沢大学(教育学修士)。
松井 良雄 教授
実習や基礎教育重視
動くメカニズムが大好きで機械工学の分野に進み、前任の金沢大学ではポンプや水車などの研究に取り組んできた。また、マイクロ風車の設計・製作実習なども開講し、学生達からベストティーチャーに選ばれた。金沢学院短期大学には2007年4月に着任し、コンピューター関連の科目を担当している。実習や基礎教育を重視し、さらには各種資格取得も含めて、体系的なコンピューター教育を構築・実施したいと考えている。
「私にとって一番大切なものは家族。そして二番目に大切なものは学生です」。この気持ちが学生に伝わるように教育・研究に邁進することを念じている。山口県出身。金沢大学。博士(工学)。
可部野 和子 准教授
浴衣の着崩れを研究
被服構成学を専門とし、主に若い女性の身体寸法と衣服との関係について研究している。東京家政学院大学大学院修士課程では、女性の胸部の振動特性とその浴衣着崩れに与える影響について研究した。近年では、節食時における体型への影響を調査している。平成15、16年度には、文部科学省の大学教育高度化推進特別経費補助を受けた学内共同研究にも参加した。
短大の卒業研究展では、「ファッションショー」を指導する。2カ月前くらいになると、学生のやるきモードに火がついて、ショー全体の企画や各学生が発表する作品の制作などで、連日準備に追われる。「年々体力的にも辛くなってきているが、学生の真剣な眼差しに心が動かされます」。東京都出身。
R.W. Cunningham 准教授
IT利用の英語学習
私の専門分野はe-learningとCALL、即ち「コンピューター利用学習」で、特に「多様な学習者レベル」用の英語学習教材開発が中心である。コース管理システムにMoodle、作成ソフトにFlashを用いて、音声、アニメ、ゲーム等を含む教材を開発し、実際に使用もしている。
また、リッチ・インターネット・アプリケーション、双方向性ゲーム、その他を楽しみながら学習できる教材の開発にも取り組んでいるところである。大学で担当している英語の授業も、インターネット接続が可能な教室で行っている。
趣味は、フルマラソンに出場したこともあるランニングと、料理そして音楽(作曲と演奏)。米オハイオ州のウイッテンバーグ大学卒(心理学専攻と東アジア研究)。