金沢学院大学

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心理学専攻科目「心理実習」の報告会を開催

 1月16日(木)に、文学部文学科心理学専攻の実習科目「心理実習」の報告会が開催されました。実習を履修した心理学専攻の3名の学生がプレゼンテーションを行い、実習や資格科目に興味を持つ心理学専攻の学生や担当教員が聴講しました。実習を受け入れてくださった施設の関係者の方々にも参加いただきました。
 「心理実習」は、公認心理師(心理学の国家資格)をめざすための大学での学びの集大成となる科目です。保健医療・福祉・教育・司法犯罪・産業労働の5分野における心理師・心理スタッフの働き方について、知識と技能を習得するという目的のもとで、9施設にて見学を含む実習を行いました。
 報告会の中で、実習生たちは、各分野での支援の概要、それぞれの現場で大切にされている姿勢、自身の成長や課題に関する考察を発表しました。各実習生は振り返りの重要性、支援という言葉の重みや難しさ、セルフケアや仲間の重要性について考えを深めました。
 プレゼンテーションの後は参加学生による質問があり、実習時の苦労や、要支援者と関わる際の姿勢などが話題にのぼりました。また、実習施設の関係者の方々からも、「対象者の最善な道とは何かを考える」、「施設職員自身が楽しく笑顔でいる」、「同じ障害でも個別の事情や理由があり、それに合わせて対応する」といった示唆をいただきました。
 最後に、実習を担当した教員一同からコメントがありました。実習生たちへのねぎらいに加え、「心理学の専門性と多職種連携のバランスについて考え続けることの大切さ」や、「心理学的支援は、適切に要支援者に関するデータを集め、支援を考えるという科学的な営みであるということ」の確認や言葉かけがあり、報告会が終了しました。
 実習をお受け入れくださり、ご指導くださいました施設の皆様、関係者の皆様に厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。

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