金沢学院大学

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学長メッセージ

主体性と協調性を武器に地域、世界で活躍する力を

金沢学院大学 学長秋山 稔

 本学は、初の理系学部となる情報工学部情報工学科を2024年度に開設する予定です。コンピュータ工学コース、データ科学コースの2コースからなる情報工学科の学びは、AIがもたらす新たな時代を生き抜く人材養成、地域と世界を結ぶ人材養成に寄与するものと確信します。国の内外で、今、最も求められている分野だからです。
 現在、本学は「ふるさとを愛し、地域社会に貢献する」「良識を培い、礼節を重んじる」「社会の要請に応え、構想する力、実践する力を育む」という教育指針のもと、三つの教育改革を進めています。
 一つは、地域で必要とされる「学び」をつくることです。
 2024年度、本学は、情報工学部・経済学部・文学部・教育学部・芸術学部・栄養学部・スポーツ科学部の7学部8学科となります。現在の経済情報学部の学びは、経済学部経済学科に24年度から設ける経済情報学専攻としてしっかり継承されます。文学部4専攻のうち、歴史学専攻は、実体に合わせ歴史学・考古学専攻と名称変更し、芸術学部は絵画、造形、ビジュアルデザイン、デザイン工学、映像メディアの5専攻に刷新します。
 理系の情報工学部の学びが加わり、文系・理系双方の豊かな学びがキャンパスに生まれることになります。金沢学院大学附属中学校も開設2年目の23年度、「教育の金沢学院」にふさわしい学びが深化と広がりをみせています。
 第二の改革は、公務員、教員、一流企業への就職を確実にすることです。23年春の卒業生のうち各種公務員85名、公立中高教員・小学校教員採用試験に42名が合格し、その数は過去最多を数えました。
 さらなる支援として、全学共通のキャリア教育に加えて、新たにITパスポート・TOEIC500点、簿記検定2級取得を目指すスキルアッププログラムを始めました。三種の資格取得は、就職活動で大きな力を発揮するに違いありません。公務員・一流企業への就職を目指すKGC講座、教科と地域に即した対策講座で成果を挙げている教職センター、税理士を目指す税務会計研究所の講座も、着実な歩みを見せています。
 第三の改革は、教育環境の拡充です。女子学生寮、人工芝の野球場・サッカー場の整備が進む中、23年春、待望の陸上競技場・野球場を備えた金沢学院グリーンフィールドⅢが完成しました。
 改革を通じて目指しているのは、社会のニーズにこたえ、安心して学べる大学であること、主体性と協調性を武器に確かな「学び」で地域と世界を結んで活躍できる力を育むことです。
 みなさんも、本学で私たちと一緒に、地域に貢献し、地域と世界を結んで活躍できる力を養い、地域と世界の明日を築こうではありませんか。

略歴
  • 千葉県出身、慶應義塾大学卒
  • 文学部長を経て、2013年4月から現職