芸術学科
芸術学部・芸術学科のお知らせ
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デザイン思考とコミュニケーション力で地域社会の課題解決
芸術学部芸術学科では、「絵画」「造形」「ビジュアルデザイン」「デザイン工学」「映像メディア」の5専攻の表現領域を広く柔軟に学べるカリキュラムを整えました。1年次には各分野の基礎を学び、2年次以降は各専攻から実践的な技術と表現力を高めます。基礎力と応用力を兼ね備え、緻密に、自由に「描く」「造る」「表現する」といった「芸術マインド」が、実社会のさまざまな分野で活躍できる力となります。
芸術学科の強み
「現代美術展」に挑戦する学生を全力でバックアップ
充実した教授陣と制作環境
「現代美術展」をはじめとする公募展に向けて、学生へのバックアップ体制が格段に充実しているのが本学の特長の一つです。日本画、洋画、工芸の専門教員が学生一人一人と向き合って、個性を尊重した指導を行っています。第78回展(2022年)「現代美術展」の入選者数は27名で今年は過去最多の28名に上りました。設備についても、天井が高く自然光が美しい日本画、洋画それぞれの絵画実習室、一人一人が専用の制作机で創作に集中することができる漆芸実習室、焼成用の窯が4種類、9つそろう陶芸実習室など、全国トップレベルの環境が整っています。
絵画実習室(日本画・洋画)
漆芸実習室
陶芸実習室
陶芸実習室(焼成室)
芸術の知識と技能を実社会で生かす
人口減少により地域文化の衰退や消滅が危惧される今日、芸術のチカラにより、地域を活性化させることも本学部の重要な使命であると言えます。1、2年次に大学で学んだ知識や技能を用い、3、4年次に実社会の問題に応用します。地方自治体や企業などと連携して多くの課題解決に取り組んでいます。このような取り組みは、芸術学部の大きな特長と言えます。教室での基礎的な学びを、より応用力の高い知識や技能として昇華させます。さらに、地域の人々と協働で問題解決に取り組むことで、コミュニケーション能力や協調性にも磨きがかかり、就職活動にも役立つ実践力を身に付けることができます。▶[写真]上:国際文化祭 道の駅アートプロジェクト(石川県庁)下:加賀丸いも知名度向上・販路拡大プロジェクト
芸術学科の5専攻
絵画専攻
伝統を見つめて 新しい価値を創造する
今日、絵画の世界では表現の多様化が進み、既存の分野を横断する新しい様式に対応できる柔軟な発想力が求められています。芸術の意味や価値観が日々変化する現代においては、より一層、基礎的な造形力や安定した思考力が重要となってきています。 絵画専攻では、美の原点を大切にしながら、次の領域へと誘う表現の可能性を広げることを目指して、実際に他分野の本格的な制作に触れる機会を豊富に用意しました。伝統を経験的に学修することで、社会に新しい価値を創造できる革新者の育成に取り組んでいます。
- 発想を形に-表現力は人間力-
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絵画では対象を的確にとらえる「観察力」、絵画的な見方や考え方につながる「発想力」の理解と、感受したものを再現できる「描写力」の養成を通して、制作に必要な技術の習得を目指します。基礎的な造形力を身に付けると同時に、素材・造形技術の理解を深め、表現意識の形成へと向かいます。これら美的経験の積み重ねにより制作の主題や方向性を確立する中で、現代美術展をはじめとする公募展への入選や入賞、また、卒業制作につながる描画の研究と実践を行います。 このように、それぞれが制作に取り組み主体性を身に付けることは、美術分野に限らず、社会に対して表現力を応用し自身を強く発信できる「人間力」へとつながっていきます。
造形専攻
制作を通して造形表現の可能性を追究する
造形専攻では、「彫刻基礎」「彫刻表現」「基礎造形論Ⅰ・Ⅱ」などの授業を通して、立体造形の基礎知識から実践的な作品制作を行い、技術の習得と表現力をしっかりと身に付けていきます。 2、3年次では工芸を中心に「工芸表現法Ⅰ~Ⅳ」「工芸Ⅰ~Ⅳ」の授業を通して、陶芸、漆芸などの工芸素材を主とした作品制作を行います。素材や技法の理解にも目を向け、素材の可能性を追求することで生まれる形や表現を大切にしながら、造形制作を通した自己表現を目指します。手と道具とのかかわりや、人とモノとのかかわりを見つめ、そこから生まれる形を追求し、今に息づくものづくりを行います。
- 立体把握を根幹として、感性豊かな人材育成
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立体造形を学ぶことは、他のすべての分野の基礎的な力になります。特にモノを立体的に把握する力を身に付けることは、他分野と柔軟にかかわることにもつながり、横断的な学びを後押ししてくれます。このことにより、価値観が多様化し変化の大きな現代社会に対応することが可能となり、即戦力となる人材の育成が図られます。アイデアから作品を完成させるまでには膨大なプロセスがあり、一からモノを創り出すのは大変です。その一連の行為を日常的に積み重ねて体験することで、今を生きる社会人に最も要求されている行動力や実行力が備わっていくのです。
ビジュアルデザイン専攻
鋭い感性で社会の問題を解決するデザイン
デザインは、日常のあらゆるところに存在して、情報や技術や商品などを人に届ける上で不可欠なものとして私達の生活に介在しています。複雑化する現代社会の諸相を分析し、デザインの力でさまざまな問題を解決することが求められています。 「デザイン」は、単に色や形を整えてカッコイイもの・オシャレなものに見せる技術ではありません。ビジュアルデザイン専攻のカリキュラムでは、視覚を通して情報を伝達する「ビジュアルコミュニケーションデザイン」を中心に学びます。鋭い感性でデザインを生み出す表現力を身に付けるとともに、効果的なプレゼンテーション能力を併せ持つクリエーターの育成を目指しています。
- 立体把握を根幹として、感性豊かな人材育成
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ビジュアルデザイン専攻では、色彩やタイポグラフィーの基礎知識、イラストレーション、ロゴマーク、サインデザイン、ポスターやパンフレットなどの広告デザイン、雑誌や絵本などの編集デザイン、商品のパッケージデザインなど幅広い領域を学習します。授業は「色彩学」「デザイン概論」「デザインマネジメント」などの講義系と、「デザイン基礎」「デザイン演習」「ビジュアルデザイン」などの実習系から構成されています。1年次では、アイデアをカタチにするために必要な構成力や、デザインの基礎的な表現力や感性を養い、コンピュータスキルなども習得します。上級学年では、ポスター、パッケージ、ロゴなどの具体的なデザイン課題を通して学びを深めていきます。各課題は、合評会を行い、学生同士互いに刺激し合い、また、より良いデザインとは何かということについて理解を深め、より実践的な授業でデザイン経験を積んでいきます。
デザイン工学専攻
スタイリッシュな「モノづくり」のデザインを追求する
「モノづくり」には、色や形にとどまらず、機能・性能・利便性、あるいは、使いやすさ・心地よさ、そして見た目の美しさも要求されます。新たに「モノづくり」のデザインを学ぶ専攻が誕生しました。スタイリッシュな「モノづくり」を追求します。 「モノづくり」において、機能性、操作性、安全性、信頼性、経済性などの要素を理解しておく必要があります。たとえば、日常生活で使用する家電製品も色や形のデザインだけでなく、使いやすさ、機能性、利便性などが求められます。まずは、直面する課題に対し、何が求められているのかをしっかり考え、スケッチを描きながらイメージアップを行い、試作を行う。必要に応じ、電子回路を組み込む、あるいはプログラミングを行い社会が必要とするものを作る。時代はこのようなプロセスを理解したデザイナーを必要としています
- 実社会と直結する「モノづくり」のデザイン
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デザイン工学専攻では、「モノづくり」のデザインを学ぶプロダクトデザイン、そして、使いやすさのデザインを学ぶ人間工学、また機能を実現する上で必要となるプログラミングについても学びます。さらに、「心地よさ」を演出する空間デザインについても知識を深めます。一緒に、実社会と直結する「モノづくり」のデザインを学びましょう。▶[写真]左:国際文化祭カウントダウンボード、右:広視野映像システムによる空間演出
映像メディア専攻
映像とメディアを自在に使いこなす
映像メディア専攻は、視覚的な情報を伝えるために使用される方法を学びます。この分野は、映画、テレビ番組、広告、SNSやインターネット上の動画、ゲーム映像など、さまざまな表現と手法が存在します。新しい表現に挑戦しましょう。 映像メディア専攻では、映像づくりの基礎から応用までを学びます。映像づくりで欠かせないのは、カメラとパソコンです。これらの機材の使用方法は勿論のこと編集、様々なエフェクトの与え方、そして、YouTubeなど様々なメディアによる配信方法までを網羅しています。3DCG制作やゲーム 制作、メタバースなどのツールにも触れ、キャラクターデザイン、コンテンツのシナリオなど、最上流のプロセスから制作していくこと目指します。近年、動画共有サイトや配信サイト(ストリーミングサービス)の人気が高まり、個人や企業が映像を作成し、発信する機会が増えました。映像メディア 専攻においても、ユーチューバーやVチューバーの技法を実習や地域活動への応用を通して学んでいきます。
- 実践的な制作を通して社会と繋がる
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映像メディア専攻では、授業のみならず、学生たちは課外活動で、自主映画製作、自主アニメーション制作、イベントのネット中継、企業からの要望でPR動画の制作など、多様な活動に取り組んでいます。また、自治体からの要望で、プロジェクションマッピングを行うなど実践的な活動を通して学びを深めています。▶[写真]左:プロジェクションマッピング、右:ゲームイメージ
目指す将来像
- グラフィックデザイナー
- 広告プランナー・デザイナー
- Webデザイナー
- イベントプランナー
- イラストレーター
- メーカーのデザイナー
- 映像クリエイター
- 中学校教諭(美術)
- 高等学校教諭(美術・工芸)
- 学芸員
- 美術工芸作家 など
取得可能な資格・検定
- 中学校教諭一種免許状(美術)
- 高等学校教諭一種免許状(美術・工芸)
- 学芸員
- 基本情報技術者試験
- ITパスポート
- CGクリエイター検定
- webデザイナー検定
- マルチメディア検定
- 色彩検定 など
主な就職先 (過去3年間 2021~2023年度卒業)
【建設業】玉家建設、オリバー、サンテン・コーポレーション、彩造、家元、オオニシ機工、三谷産業コンストラクションズ、アルスホーム、本田鉄工
【製造業】北陸製菓、前田製菓、ウーブンナック、大村印刷、福島印刷、金沢シール、ショセキ、富山スガキ、北日本印刷、北陸アルミニウム、昭和精工、ツキボシP&P、アドバンテージ・ファクトリー、クリナップ、ニッコー、大洋工芸
【情報通信業】金沢ケーブル、金沢映像センター、北國新聞社、コネクシオ、エムビデオプロダクション、カルディクスエンターテイメント、アビックスタジオ金沢、マインドアンドサウンドライフ、スタジオワンオアエイト、NDP、ワークス、プロダクション・アイジー、日本レジャーチャンネル、グランゼーラ、and roots、ウィットスタジオ、キャムテック、名古屋東通、エンドルフィン、マッドハウス
【運輸業】北鉄航空、若松梱包運輸倉庫
【卸・小売業】カナカン、丸和電業、田井屋、千代田機電、大口水産、コメリ、アークランズ、上新電機、ファンカンパニー、かあてんや、総合園芸、三和食品、アルビス、大阪屋ショップ、クスリのアオキ、サンキュー100満ボルト、大創産業、能作、メガネのハラダ、どんたく、ユナイテッドアローズ、ユニ-、新日本住設EAST、ゾフ、ドクターマーチン・エアウエアジャパン、サンニコラ
【不動産取引・賃貸・管理業】さくらホーム、北陸名鉄開発、クラスコ、アサヒ、エスアールディー
【飲食・宿泊業】ホテルゆのくに、よろづや観光、KKRホテル金沢、ホテル・アローレ、マイステイズ・ホテル・マネジメント
【社会福祉・介護事業】サンウェルズ、SOMPOケア
【サービス業】アドバンス北陸サービス、ヴォイス、北陸綜合警備保障、サンレー、一創、エー・オー・シー、ヨシダ宣伝、ワールドインテック、ワイズ、マーキュリー、日本ケイテム、JMエンジニアリングサービス
【公務】石川・新潟県各教育委員会、金沢市