金沢学院大学

2021年春、学部に独立
4期生までの213人が国家試験に合格

石川、富山県内で最初の管理栄養士養成課程として2016年4月に開設された人間健康学部健康栄養学科は、2021年4月に栄養学部栄養学科に昇格しました。2023年春には4期目の学生が卒業し、合計で213人が管理栄養士国家試験に合格しました。食と健康をめぐる課題は、人々の食生活の多様化が進むなか、生活習慣病から超高齢社会の福祉・医療対策にまで広がりをみせ、依然、喫緊の問題となっています。本学では、幅広い分野で栄養管理、栄養改善の在り方を探るため、高度な知識と確かな実践力を身に付けた管理栄養士を養成しています。



取得可能な資格・検定

  • 管理栄養士
  • 栄養士
  • 食品衛生管理者
  • フードスペシャリスト(認定試験受験資格)
  • 社会福祉主事(任用資格)
  • 食品衛生監視員
  • 栄養教諭一種免許状

学部の特徴

01
FEATURE

「食と栄養」の面から
「健やかで豊かな生活」の実現に貢献できる人材を育成

我が国の少子・高齢化はますます加速し、生活習慣病予防やフレイル(虚弱)予防など健康の維持・増進の重要性は年々高まっています。また、生活の質(QOL:クオリティ・オブ・ライフ)を追求する社会のニーズが引き続き高まっています。このような社会状況を背景に、国を挙げて「健康寿命が延伸する社会の実現」に向けての取り組みが進められています。その施策の大きなポイントが「栄養」「運動」「休養」であり、栄養(食事)の専門職が管理栄養士です。

02
FEATURE

管理栄養士の他にも免許・資格が取れます!

栄養学科では、管理栄養士の他にも「栄養教諭一種免許状」「フードスペシャリスト(認定試験受験資格)」「社会福祉主事(任用資格)」などの専門的な免許・資格を取得できます。将来の目標が明確でない方も、様々な資格を取得しながら、具体的な将来像を絞り込んでいけます。

学部の魅力

段階的な実習を経て習熟度をアップ

専門の基礎科目から始まり、応用力・実践力が必要な専門科目へと発展し、それらの知識・技術をいかすための校外実習・臨地実習へと進みます。本学科の強みは、経験豊富 な教師陣がいることに加え、給食受託企業や県の保健所などで勤務実績をもつ実務家教員たちが専門科目を担当していることです。

Q&A

A.栄養士は、主に一般的な給食施設で健康な人を対象とした献立作成や調理を行います。管理栄養士はさらに高度な専門知識と技術が必要とされ、病院での入院患者の栄養管理や外来患者の食事相談、保健センターなどでは地域住民を対象とした食生活改善に関するさまざまなプログラムの企画・実施など、より幅広い役割を担います。
A.1年生では、幅広い知識を持った社会人になるための教養科目と、体の仕組みや食品の成分など、栄養について学ぶ上で基礎となる科目が中心になります。2年生以降は、管理栄養士の仕事に直結する専門的な科目が多くなり、例えば栄養教育・指導の方法や、病気の治療・回復を促すための栄養管理といった実践科目を中心に学んでいきます。それらの科目を履修した上で、約4週間の臨地実習があり、病院や福祉施設、保健センターなどで管理栄養士の実務研修を行います。また、4年生では卒業研究を行います。
A.栄養学科では、講義と実習の充実に加えて、オンラインでの教育にも力を入れており、スマートフォンやノートパソコンからインターネットを使って小テスト、参考資料の閲覧などが可能です。さらに、各種の教育ツールを使って予習・復習といった学習を自宅で効率よく進めることができます。また、定期的に国家試験形式のテストを行い、国家試験に合格できる力を養います。これらの教育には豊富な経験を持つ教員があたり、質の高い設備・教育環境を整えて、優れた管理栄養士の養成を目指しています。
A.金沢学院大学は、金沢市をはじめ石川県内の多くの自治体と連携協定を結んでいます。栄養学科では、自治体が行う食生活に関連する事業に教員と学生が一緒に参加することで、食と健康についての地域の課題を理解し、それに取り組み、解決に貢献できる力を養います。