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星野リゾート(ホテル・旅館スタッフ)

N・Mさん
本多俊彦ゼミ/軽音楽部・比較文化史研究会/石川県立金沢西高校出身
~私が金沢学院大学を選んだ理由~
「教員免許と司書資格が取得できるから」
大学では学びたいことを優先し、歴史学が学べる大学で、その上で金沢学院大学では教員免許と司書資格を取得できることに魅力を感じました。高校までの教科書で学んだことを実際の史料に触れて読み込み、考察していく作業に夢中になりました。趣味が高じて関心が深まった伝統工芸についても、その背景や仕事を深く知る面白さを知れたのは、歴史を学ぶ工程を積み重ねたからこそかもしれません。就職先を選ぶ軸にもつながりました。私の場合は、大学の志望理由となった教員と司書の方向へは進まないことにはしましたが、選択肢の幅を持てたことは大きいです。
就活・進路選択を終えて…
EPISODE1
星野リゾートを目指した理由は?
一番の軸は「伝統工芸」に関わっているか否かです。すると、職種が自然と絞られてきます。生産・製造などのものづくり系、販売系、流通系などが挙げられるでしょうか。探し方が特殊でしたので、志望する企業は絞られるはずですが、なかなかここという企業に巡り合えず、SNSを駆使し、合同説明会にも足を運びました。そのような中で出会ったのが星野リゾートです。
合同説明会で話を聞く中で、スタッフの仲の良さが垣間見えたこと、そして、一つのブランドにおいて、伝統工芸、伝統芸能の演出を、スタッフが行っていたことなどが決め手で志望しました。
EPISODE2
就職活動でのエピソードを教えて
大事なのは自分と相手(企業)のすり合せをしっかり行うことです。生半可にやってはいけません。自分はどういう人間か。何ができ、何ができないのか。やりたいこと、やりたくないことは何か。許容できるのはどこまでか。自分の軸は何か。自分自身としっかり相談した上で、企業と照らし合わせていくと良い選択につながっていくと思います。
私の場合は伝統工芸に携わることが軸の一つでしたが、面接でも伝統工芸への思いを一心に伝えました。伝統工芸の発展と普及に観光という視点から尽力していきたいという強い思いが伝わったのではと思います。ホテルスタッフとしての仕事が第一ですが、それだけではないことがこれから楽しみです。
―就活三者面談―
金沢学院大学ではゼミの先生と就職支援部の方と学生の三者で面談をする機会が全員に与えられます。私は探し方が特殊なので企業探しに苦労していました。自らで主体的に動いていくしかありませんが、不安や心配はついて回るものです。三者面談などで就職について話ができ、そこで背中を押してもらえたこと、味方がいるという感覚が私に勇気をくれたのではないかと思っています。
学生生活の学びと思い出
EPISODE3
歴史学専攻ではどんなことを学んでいますか?
歴史史料から見える、出来事の背景や人物関係などについて学んでいます。ただ読むだけでは足りず、そこから何が言えるのか、何が考えられるのかなど、多くの読み取れるだけの情報を拾っていく力、読解力を養うことができたのではと思っています。
具体的には近世史演習の授業にとても興味・関心を持ちました。実物の史料に当たることでより詳細に当時の時代背景や人物関係などが分かり、教科書には記載されていないことまでも読み取ることができます。期末テスト前には授業の総復習も兼ねて、特に資料を読み込みましたが、じっくり丁寧に何度も読むことで真に内容を理解できる感覚がありました。日々の授業の積み重ねが大きな学びにつながっていると思います。
EPISODE4
学業以外での思い出は?
子どもの頃、祝儀袋などについている水引が好きで集めていたんです(笑)。中学に入ったときに水引を作れるキットに出会って作ってみたことがきっかけで夢中になり、アクセサリー作りを続けています。学園祭でも出店しましたが、多くの方々に買っていただき、2年目以降は去年も買いましたという方もいらして、とても嬉しかったです。
水引がきっかけで伝統工芸への関心も高まり、伝統工芸のイベントなどにも足を運びました。値段だけ見ると高いものでも、どういったものか話を聞き、すごさを知ると安くさえ感じます。
Message
受験生・高校生の皆さんへ
学びたいことを学ぶために、しっかり検討して決めてください。私は大学生活の中で最も学業に打ち込んだこともあり、皆さんの選択肢の一つに、文学部歴史学専攻が入っていると嬉しいです。
※文学科歴史学専攻は歴史学・考古学専攻に改組


