金沢学院大学

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【経済学部】志賀原子力発電所見学

 7月19日(金)午後、経済学部のゼミ合同で、北陸電力㈱志賀原子力発電所の見学に出かけました。学生40名近くが参加し、バスで移動しました。
 最初に、原子力のPR館であるアリス館にて受付を行い、原子力研修センターに移動して、原子力発電所の仕組みについて説明を受け、運転訓練シミュレーターを特別に見学させていただきました。非常事態に備えて、何重にも安全対策が行われていることを見学しました。特に、地震などの非常時には電力供給が一番大事であることから、複数の供給方法で電力が確保される仕組みになっていました。
 その後、バスで移動しながら発電所構内を見学しました。構内はセキュリティが一段と厳しく、荷物チェックなどを受けてから、入構しました。一番見晴らしのよい展望台から、発電所全体を眺望した後、バスで標高を下がっていき、緊急時対策棟に移動しました。構内では津波対策として、防潮堤、防潮壁がめぐらされ、また火災に備えての防火帯も作られていました。緊急時対策棟は、1月の能登半島地震後、実際に数ヵ月利用されたそうです。
 最後に、再生可能エネルギーの見学をしました。まず、日本海発電㈱福浦風力発電所で、大きな風車を目の当たりにして説明をうかがいました。そのあと、バスの中から太陽光発電についての説明を受けました。再生可能エネルギーは燃料が不要で、二酸化炭素を出さないなどの利点があるものの、風力や日照に影響を受けるため、供給にむらがあるという問題もあるそうです。しかし、今後のエネルギー供給の方法として大きく期待されています。
 今回、見学をコーディネートしてくださった北陸原子力懇談会技術部次長(兼)広報部次長の安井氏、北陸電力の皆様には大変お世話になりました。わかりやすい説明で、学生の原子力発電所に対する理解も深まりました。

 
風力発電所の様子
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