【経済学部】北陸財務局長の特別講義開催

　11月8日(水)の2時限目に、北陸財務局長 金森敬氏を講師にお迎えし、特別講義を開催しました。テーマは「北陸経済の現状等について」です。今後、就活を本格化させる経済学部及び経済情報学部の3年生に加え、同学部の4年生も多数受講しました。
　講義では、Ⅰ．北陸経済の特徴、Ⅱ．最近の経済動向、Ⅲ．北陸経済の課題の順にご説明いただきました。また、先日、日本はGDPが世界第4位に転落する見通しであるとの報道がなされましたが、日本のGDP成長率が他の先進諸国に比べて伸び悩んでいる原因として、単純に人口が減少しているからということではなく、労働時間が減っていることが大きいこと、企業が設備投資を積極的に行っていないことが挙げられるとの話もありました。最後に、日本の財政についても説明があり、現在、国の債務残高が1,000兆円を超えていますが、金利が低いことで政府の負担がそれほど大きくなっていないこと、ただ、今後、金利が上昇すると大きな問題になるという懸念があり、日本の財政健全化に努める必要性について語られました。
　質疑応答でも、学生からの質問に対して、丁寧に回答いただきました。学生の皆さんにとっては、北陸経済の現状についてデータに基づいてしっかりと理解することができ、大変貴重な機会になりました。