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【経済学部】北陸財務局融資課の講師による講義開催
11月1日(金)、経済学科の奥井ゼミ、小田ゼミ、碓井ゼミ、三輪ゼミの4ゼミ合同で、北陸財務局理財部融資課の方による講義を受講しました。テーマは「地方公共団体の財務状況の把握~内在リスクと今後の対応について~」です。
前半では、理財部融資課調査官 堀裕美氏より、北陸の自治体の特徴と財政融資の事例についてご紹介がありました。財政融資とは、国が集めたお金を、地方公共団体等に対して主に長期・固定・低利で貸し出すことです。
後半では、理財部融資課上席調査官 坂森真理氏より、「地方公共団体の財務状況の把握について~市町村に対するヒアリング・分析・アドバイス~」として、北陸財務局が自治体の財政を把握するために利用している財政指標のご説明と、市町村の財政状況を踏まえたアドバイスの事例のご紹介がありました。
今年元旦の能登半島地震で被災した自治体は、その復旧に向けて、今後も多くのお金が必要になります。他にも、北陸の自治体では、人口の社会増を目指す施策や老朽化したインフラ等公共施設の管理などに、引き続きお金が必要となります。この時、ただお金をかけるのではなく、いかに税収や地方の活性化に結び付けるかが大事なポイントであり、融資課の皆さんはそのためのアドバイスを行う大事な役割を担っていることがわかりました。
聴講した学生はほとんどが北陸出身であり、皆興味深く耳を傾け、質疑応答のコーナーでは、学生や教員からの質問に対しても丁寧にご回答いただき、充実した講義となりました。