金沢学院大学

NEWS

【経済学部】リポビタンD(大正製薬)のマーケティング戦略について講義

 10月29日(火)2時間目のマーケティング論Ⅱの講義で、大正製薬マーケティング本部メディア推進部の西田朋子様から、「リポビタンDのマーケティング戦略」について講義いただきました。

 「リポビタンD」といえば、「ファイト イッパーツ!」のキャッチフレーズでおなじみの商品ですが、その開発の歴史、開発コンセプト、品質へのこだわりについて詳しく話を伺いました。特に「頑張る人を応援したい」というコンセプトを積極的に発信し、広い世代で愛されるドリンク剤を目指していることが伝わりました。
 しかし、大正製薬が行った調査結果では、「若年層(15~29歳)」が、「リポビタンD」を身近な商品として感じていないことがわかり、その課題解決として、アニメとのコラボやキャンペーンを実施したといいます。販売促進の中にも、若者をターゲットとした楽しさや遊び心を訴求している点は、若い学生たちに、リポビタンDへの関心を引き付けるマーケティングだったと思います。

 また、ブランドの拡張戦略として、長期保存可能な「リポビタンゼリー 長期保存用」の開発にも取り組まれています。これは、災害時にも対応可能な保存食という分野に対して開発が行われた商品です。石川県では、1月1日の能登半島地震、9月21日の能登半島豪雨と大災害が続いています。災害に備えていかなければならないという意識が県民全体に高まっている中で、非常食としてのリポビタンゼリー 長期保存用は、非常に魅力ある商品であると感じました。

 講義の中では、所々でリポビタンDのCMを紹介していただき、楽しい講義となりました。大正製薬様、ありがとうございました。

「リボビタンD」のネーミングコンセプトについて話す西田氏