金沢学院大学

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【経済学部】金沢国税局長による特別講義開催

 11月6日(木)2時間目、金沢国税局・松代孝廣局長による特別講義「これからの社会に向かって」が開催され、経済学部の2年生が聴講しました。
 まず、税の役割として、税は私たちが健康で文化的な生活を送るために必要な社会資本、公共サービスの原資となっていること、日本の歳入と歳出の内訳、少子高齢化社会における社会保障費、大学生にも関わる文教及び科学振興に係る歳出等についての話がありました。続いて、税制の現状について紹介があり、直接税・間接税、国税・地方税、所得課税・消費課税・資産課税等といった税の分類についてわかりやすく説明してくださいました。特に消費税については、近年最も税収が多い税として詳しい説明をいただきました。
 次に、国税庁の使命について紹介があり、組織の機構、理念とともに、申告納税制度をもとに、納税者の自発的な納税義務の履行を適正かつ円滑に実現する、との国税庁の使命について説明がありました。さらに、適正・公平な税務行政の推進について紹介があり、税務調査において、特に消費税の適正課税の確保のため、十分な審査と調査等を実施していることが示されました。また、より申告しやすい環境を整えていること、大口・悪質滞納事案に対する厳正な対応、グローバル化を踏まえた国際的な取引への対応について説明がありました。
 納税者サービスの充実のため、SNSなどによる情報発信、チャットボット・タックスアンサーについて説明がありました。加えて、災害等への対応についても説明がありました。
 最後に国税専門官などの税にかかわる仕事の紹介があり、その魅力についての発信がありました。
 フロアの学生から、確定申告や、学生のうちに学んでおくべき税等に関する知識についてなど質問があり、一つ一つの質問に丁寧なご回答をいただきました。
 経済学部の先輩には国税専門官として採用され活躍されている方もいます。今日の講義をきっかけに、学生たちには税制や税にかかわる仕事について理解を深め、より一層関心を高めていってほしいと思います。

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