お知らせ NEWS
NEW【情報工学部】栗原聡教授がAI特別講座
フリートーク形式で自由に討論
「物事を正しく理解するために幅広い勉強を」
金沢学院大学情報工学部の栗原聡教授(非常勤)による「第1回AI特別講座」=写真=は10月15日、本学2号館3階のゼミ演習室で開かれ、学部の3年生らが栗原教授と熱心に質疑を交わしました。
講座はフリートーク形式で進み、学生は暴走が懸念されるAIの将来やランサムウエアによる企業のハッキングが頻発している問題など、日ごろの疑問から興味のある事案、時事問題まで幅広く栗原教授に質問しました。栗原教授は「AIは人間の考え方そのものを学習しているので、人間がするようなズルや悪さはAIもできてしまう。しかし、現段階でAIは人間の命令に従っているだけ。人間には自ら挑戦しようとするところがあり、それがAIとの大きな違いだ」と話しました。講座には桑野裕昭教授も同席しました。
今回の講座は通常の授業ではなく、AI分野を学ぶ有志学生が自由参加で受講しました。学生からは「アメリカでは、AIのフロンティアモデルにキルスイッチを設けようとする動きもあるが、最前線で研究に携わるAI研究者たち自身もAIが人類にとって脅威になり得ると考えているのか」といった質問が飛び出し、栗原教授は「AIが人類にとって脅威となる前に、人間が先に滅ぶと思う。地球温暖化が進んだり、戦争をしたり、近い将来、自滅する確率が高い。ジワジワ人間の数が減っていくのはつらいかも」と答え、学生たちのどよめきを誘いました。加えて「数学や物理を勉強したり、プログラミングを組めるようになることは重要だが、まずは物事を論理的に組み立てる思考力が必要。何が起きているかを正しく理解するため、幅広い分野を勉強してほしい」と情報工学部でAIと向き合う学生たちを励ましました。
中・高校でサイエンス講座も開催

大学の特別講座に先立ち、栗原教授は10月15日、金沢学院大学附属高校多目的ホールで「サイエンス講座」=写真=に臨みました。附属中学、第二高校の生徒たち180人余りを前に、AI入門編として生成AIや強化学習AIについて分かりやすく事例を挙げて説明しました。メモを取りながら真剣に聞き入る生徒たちに、AIが賢くなっていく仕組みや課程、問題点などを解説し、「AIに依存するのではなく、まずは自分でやることが大事。成長過程で脳を使って勉強したり、何かを作ったり、芸術を楽しんだりすることで、きちんと脳が発達する」と注意を呼びかけました。