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【経済学部】豊田ゼミにおける東京訪問ツアーの実施
8月25日(火)・26日(水)の両日、豊田欣吾ゼミの3年生6名が、東京訪問ツアーに参加しました。
26日(水)
国際協力機構(JICA)地球ひろば
一日目は、まず、新宿区にある国際協力機構(JICA)地球ひろばを訪問しました。
海外協力隊員としてブータン王国に赴任し、3年間にわたり柔道の指導にあたった方から、現地での活動について話を伺いました。ブータンの人々は、日本人とは時間に対する感覚が大きく異なり、非常に時間におおらかで、はじめはルーズだと感じてしまうこともあったそうです。しかし、一方で、日本人以上に優しさや思いやりにあふれた人々ばかりで、コミュニケーションもとても取りやすかったといいます。
海外協力隊には、今回お話を伺った柔道指導のように、さまざま職種があることについてもお話いただき、自分に合った職種を選び、ぜひ海外協力隊を経験してほしいとのメッセージをいただきました。
東京証券取引所
午後は、東京証券取引所に移動し、東証Arrowsを見学しました。見学を通じて、株式の売買取引がコンピュータによって制御されている実態を学びました。さらに、「証券市場の仕組みと機能について」の講義を受講し、日経平均株価やTOPIX(Tokyo Stock Price Index/東証株価指数)といった代表的な株価指標は、値動きの大きい特定の銘柄の影響を受けやすいことを学びました。
また、NISAなどを契機として個人投資家の市場への参加が広がっていることについても説明を伺いました。さまざまな立場の人々が証券市場に参入することは、市場の裾野を広げることにつながり、東証としても歓迎すべきことであるとのお話を伺うことができました。
小森卓郎衆議院議員会館事務所
その後、小森卓郎衆議院議員の議員会館にも訪問しました。残念ながら、小森議員は急遽、海外出張に行かれることとなりご不在でしたが、政策担当秘書の方から、能登の復興や北陸地方の農産物の輸出拡大など、小森議員が特に力を入れている政策について話を伺うことができました。
国会議事堂本館(参議院)
二日目は、永田町や霞が関といった日本の政治・行政に関わる施設を中心に訪問しました。まずは、国会議事堂本館(参議院)を訪問し、衛視※さんからいろいろな角度から解説をしていただきました。
参議院と衆議院は、同じ立法府であっても、採用は全く別であること、衆参の本会議場は全く同じ大きさであり、参議院は議員の定員の関係から全議員が出席したとしても席は半分くらいしか埋まらないこと、押しボタン式の投票は参議院でのみ行われていること、など非常に興味深い話を聞くことができました。
※公的機関などの警備や監視を行う、特別職の国家公務員(国会職員)のこと
内閣府
その後、内閣府を訪問し、今般の「骨太の方針」の策定にあたり、「責任ある積極財政」を担当された審議官の方から幅広いお話を伺いました。
債務残高比率を中心に据えた財政運営の考え方や、危機管理投資・成長投資といったコンセプトを明確にした成長戦略の考え方などについて説明していただきました。また、2年後に食料品の消費税率を元に戻す際の影響を緩和するための工夫、そして、現行内閣が「大きな政府」を志向していると考えられる一方で、それを単純にリベラル志向と捉えるかどうかの簡単な問題ではないことについても詳しく解説いただきました。
領土・主権展示館
午後からは領土・主権展示館を訪れ、日本人であればしっかりと認識しておきたい北方領土、竹島、尖閣諸島といった日本の領土問題について、解説員の方の熱い説明を伺いながら学ばせていただきました。
日本銀行
最後に、場所を日本橋に移し、日本銀行本館を訪問しました。日本銀行の機能や役割はもちろんのこと、日本銀行の歴史や歴代総裁の実績を学びました。そして、今は現役ではなくなりましたが、本館の地下金庫にも足を踏み入れました。何重にも扉が設置され、特に一番目の扉は厚さ90㎝で全体の重さ25トンだということです。当然のことですが、安全管理には細心の注意を払っているということだと思います。
今回の東京訪問ツアーに参加したゼミ生は、これまで直接接したことのなかった世界を肌で感じ取ることができたのではないかと思います。ゼミ生一人一人の政治や経済に対する理解がより一層深まり、かつ視野を大きく広げることができたのであれば、今回の東京訪問を行ったことの意義は極めて大きかったと思います。