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NEW【地域連携】芸術学部 犀川公民館で「デジタル紙芝居」
2年生4人がプロジェクトを立ち上げ
夏の風物詩「怪談」 地域の親子連れが暑さを忘れるひととき
金沢学院大学芸術学部2年生の宮崎藍衣さん(金沢学院大学附属高校出身)と本田梨菜さん(同)、横井七奈さん(同)、橋本愛芽さん(同)の4人は7月24日、金沢市末町の犀川公民館でデジタル紙芝居上映会「夏にヒヤッと! ドキドキ怪談シアター」を開催しました=写真。これは4人が発起人となって立ち上げた「犀川地区みらいプロジェクト」のイベントとして実施したもので、地域に残る言い伝えや怪談をベースにした〝ちょっと〟怖い話で、訪れた地域の親子連れら約70人に夏の暑さを忘れるひとときを提供しました。
「犀川地区みらいプロジェクト」
金沢市協働のまちづくりチャレンジ事業に採択
発起人の4人は、本学と地域連携を深めている犀川公民館を住民の交流拠点としてさらに盛り上げていこうと同プロジェクトをスタートさせました。本学と同公民館、犀川すみよい・まち里づくり協議会は、米作りのプロモーション動画制作や野菜づくりなどを協力して行うなど、これまでも連携・親交の実績を積み重ねてきました。
4人は犀川公民館の取り組みの中で子ども向けの事業が少ないことに注目し、公民館に足を運んでもらう機会を創出しようと、対象を小学生だけでなく、保護者にも広げ、まずは来館者数増加を目指しました。プロジェクトは令和8年度金沢市協働のまちづくりチャレンジ事業に採択され、4人がリーダーとなり、芸術学部の1年生と金沢学院大学附属高校美術部員が創作を担当し、当日は本学演劇部も上演に協力しました。
地域の言い伝えをオリジナルストーリーに
高校生、大学生総勢50人が作画、編集などを協働で作業

作画などの作業には大学生と高校生の約50名が参加し、犀川地区の歴史・文化を調べ、地域に残る古い言い伝えなどを住民生活や地域イメージに配慮する形でオリジナルストーリーに仕立て、脚本を起こしました。デジタル紙芝居は高校生1本、大学生が3本を制作。参加した高校生と大学生は脚本作りから作画作業、ナレーション、音入れ、看板制作などアナログからデジタルまで、さまざまな作業を協働で行いました。発起人の4人は、高校生や大学1年生が描いたデジタルイラストを絵のバラつきで違和感が出ないよう一枚ずつリタッチして修正し、生成AIで背景を付け、一つの作品になるよう編集するなど、全体の流れを確認しながらまとめ役として活動を進めました。
高校生の作品「少年がいた山」は山に潜む少年と里の子どもたちが繰り広げる〝神隠し〟のストーリーで、約50枚のイラストを使った力作となりました。大学生の作品「かけじくの女」など3本は演劇部員が会場でスライドに合わせて声でキャラクターを演じ、イラストと生の声の迫力、音楽、効果音でホラーな世界を作り上げました。訪れた親子連れは食い入るように画面を見つめ、時折「ヒャー」など驚いた声を上げる子もおり、怪談特有のヒヤヒヤ感とドキドキ感、ゾワゾワ感を堪能しました。デジタル紙芝居の後、オリジナル妖怪を描くワークショップやお菓子のプレゼントもあり、親子連れは夏休みの楽しい一夜を過ごしました。
金沢学院大学附属高校美術部の部長で2年生の山本羽咲さんは「子どもたちが良い反応を見せてくれ、怖さもちゃんと伝わって良かった」と笑顔を見せました。全体のリーダーを務めた本学芸術学部2年生の本田梨菜さんは「大人数が参加する作品なので、作品の方向性を決めたり、作業の進捗把握などたいへんな面もあったが、臨機応変に対応することができた。高校生と大学生のイラストは地域の文化祭などで展示して、より多くの方に見ていただく機会を作りたい」と話し、犀川公民館との今後の活動の継続や連携強化を働きかけていくことにしています。