金沢学院大学

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NEW【芸術学部】4年 麻田帆花さんの妖怪タペストリー
金沢学生のまち市民交流館に展示

風情ある町家とファンタジックなイラストが調和

 金沢学院大学芸術学部4年の麻田帆花さん(鹿島朝日高校出身)が制作したタペストリー2点と絵画2点が金沢市片町2丁目の「金沢学生のまち市民交流館」で展示されています。いずれも卒業研究として制作したもので、妖怪と精霊が描かれており、風情ある町家にファンタジックな作風のイラストが不思議となじみ、訪れた観光客やアートファンを喜ばせています。

「がくまちギャラリー」第一弾の展示

 今年1月に金沢21世紀美術館で開催された本学芸術学部卒業研究制作展で麻田さんの作品を見た同館チーフコーディネーターの中田明秀さんから誘われ、同館の空きスペースをギャラリーとして無料で貸し出す事業「がくまちギャラリー」の第一弾作品として展示が実現しました。

資料を読み込み、オリジナルのビジュアル表現

 描かれているのは「天邪鬼(あまのじゃく)」と「金霊(かねだま)」。どちらも日本に古くから伝わる妖怪、精霊で、「天邪鬼」は人の意にわざと逆らって困らせる悪鬼、「金霊」は善行をした人の家にやってきて、その家を豊かにするという金の精霊です。麻田さんは小さいころから妖怪や精霊が好きで、現在では日本に伝承されてきたおとぎ話や怪談などの世界観を自身の作品に取り入れています。今回は学生生活の集大成として作品を制作し、「ポップ過ぎず、怖すぎず、ちょうど良い加減のレトロ感を意識した。妖怪や精霊は実物を見ることはできないので、いろいろな資料を読み込み、オリジナルのビジュアルとして表現した」といいます。
 作品はデジタルで描きながらも手書きのタッチを感じてもらえる風合いを大切にし、紙製タペストリーに仕上げました。縦2m、横0.6mの大作で、金沢学生のまち市民交流館の2階手すりから垂れ下げて展示しています。ちょっと怖くて、おもしろいテイストのイラストが、洗練された雰囲気と懐かしい趣が同居する金沢の町家に自然と調和しており、麻田さんは「年齢や性別を問わず、多くの人に見てもらえるとうれしい」と話しています。
 金沢学生のまち市民交流館は、金沢21世紀美術館が2027年5月から改修工事に入って長期休館することから、まちなかでアートに触れる機会を創出しようと事業を企画しました。
 麻田さんの作品は約2カ月にわたって展示される予定です。

  

資料を読み込み、オリジナルのビジュアルで表現した妖怪について説明する麻田さん
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