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NEW経済学部4年の窪坂圭吾さん 税理士資格の必須科目「財務諸表論」に合格
学部初の現役合格 本学の「短期修了制度」を活用して大学院へ
金沢学院大学経済学部経済学科4年の窪坂啓吾さん(島根・明誠高校出身)は税理士試験の必須科目である会計学の「財務諸表論」に、学部初の現役合格を果たしました。難関を突破した窪坂さんは「大学院に進み、税理士資格の取得に必要な残りの必須、選択科目の合格を目指していきたい」と将来を見据えました。
税理士資格を取得するには通常、必須の「会計学」の2科目、選択の「税法」の3科目、計5科目の合格が必要です。窪坂さんは学部4年次に大学院の修士課程の一部を履修できる「短期修了制度」を受けているため、大学入学から5年間で学部卒業と大学院修士課程の修了が可能となり、税法2科目が免除されます。来年4月、窪坂さんは大学院に進み、税理士資格の取得に向けて必須の簿記論、税法の選択科目1科目の合格に照準を定め、さらに勉強を進める予定です。
窪坂さんは1年次に日商簿記3級を取得したことをきっかけに、簿記に興味を持ち、その後、同2級にも合格。3年次から本学税務会計研究所で税理士の資格取得を目標に、必須の会計学の簿記論と財務諸表論の勉強を本格的にスタートさせました。勉強していく中で、窪坂さんは「企業の決算書を見て財務状況が分かるようになった」とし、「税理士資格の勉強は難易度が高く、難しい部分も多いが、分からないことを理解できたときの楽しさもあって奥が深い。将来は税理士になり、税金の専門家として個人や企業の役に立ちたい」と意気込みを語りました。指導に当たる経済学部の児島記代准教授は「今回の成果を励みに、窪坂君にはさらに勉強にまい進してほしい。また、他の学生も窪坂君の合格に続いてほしい」と期待を寄せています。
本学の「税務会計研究所」は税理士資格を持つ専任教員、税理士試験委員・公認会計士試験委員の経験を持つ専任教員が常駐し、日商簿記3級、2級の簿記スキルの習得から税理士や公認会計士の資格取得までをトータルでサポートしています。

勉強の難しさを振り返り、ゼミ指導教員の児島准教授と合格を喜び合う窪坂さん(左)