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NEW【豊田ゼミ】東京訪問ツアーを実施
国会議事堂、JICA、日本銀行などを訪問しました
8月13日(水)及び14日(木)の両日、本学経済学部の豊田欣吾ゼミ3年生9名が東京訪問ツアーに参加しました。今回は、国際協力機構(JICA)、東京証券取引所、日本銀行、国会(参議院)、小森卓郎衆議院議員、領土・主権展示館、そして内閣府といった組織を訪問しました。
一日目/国際協力機構(JICA)、東京証券取引所、日本銀行
一日目は、途上国における海外協力の実態を学び、さらに日本経済の発展に不可欠となる組織を見学しました。
まずJICA地球ひろばを訪問。実際に、ベナン(西アフリカの赤道直下の国)に赴任した方から、2年間に及ぶ海外協力隊員としての活動を聴取し、文化的背景の異なる人々との間の相互理解がいかに重要かについて解説をしていただきました。
その後、東京証券取引所に移動し、東証ARROWSを見学、株式の売買取引が全てコンピュータによって制御されている実態を学びました。また、「証券市場の基本的な仕組みと機能」についての講義を受講し、経済活動を営む上において、証券市場が極めて重要な役割を担っていること、最近の株高の要因として海外投資家の影響が非常に大きいこと、などについて詳細な説明をいただきました。
JICAや東京証券取引所を訪問したことで、グローバル化がより一層進んでいく社会において海外や外国人とどのように接していけば良いか、非常に多くのヒントをいただいたように思います。
その日は、日本銀行本店にも足を運びました。本店の本館において日銀の歴史や歴代総裁の実績などを学び、今は現役ではなくなりましたが、本館の地下金庫も見学しました。


二日目/国会、小森卓郎衆議院議員事務所、領土・主権展示館、内閣府
二日目は、国会や内閣府など政治・行政にまつわる場所を中心に訪問し、議員や国家公務員の方々から直接話を聞ける機会もいただきました。
小森卓郎衆議院議員の議員会館事務所の訪問では経済政策を中心に、小森議員がどのように政策立案や政策提言のための活動に向き合ってきておられるのかについてレクチャーをいただいた後、ゼミ生からの質問やコメントに対して、小森議員よりその一つ一つに丁寧な回答をいただき、極めて有益な時間を過ごすことができました。
そして、最後に訪問した内閣府では、まず、廣瀬政策立案総括審議官より、経済や社会が大きく変化する中で、国家公務員の役割や求められる資質も大きく変化しているとの説明をいただきました。次に、松多経済社会総合研究所次長より、研究所の役割等についての説明がありました。具体的には、SNA(国民経済計算)統計の作成などを通じて日本の経済の実態を正確に捉えるといった役割は極めて重要であること、経済政策の効果が所期の目的通りに発揮されるか否かについては、研究所において経済の実態把握がしっかりとできているかどうかにかかっていること、などの説明をいただきました。

今回の東京訪問により、参加したゼミ生は、これまで直接接したことのなかった世界を肌で感じ取ることができたのではないかと思います。これにより、ゼミ生一人一人の経済社会に対する理解が一層深まり、かつ視野を大きく広げることができたのであれば、今回の東京訪問を行ったことの意義は極めて大きかったのではないかと思います。