就職・キャリア支援 SUPPORT
富山県教育委員会(小学校教諭)

谷口 空さん
内定先 富山県教育委員会(小学校教諭)
学部・学科 教育学科 小学校・中学校教諭専攻 4年(多田孝志ゼミ)
出身高校 富山県立富山南高校
EPISODE1
小学校教員を目指した3つの理由
私が小学校の先生を目指していこうと思った理由は大きく3つあります。
まず、【小学校の教師との出会い】が挙げられます。私は自分の意見や行動に自信がなく、活動などに積極性がない児童でした。言いたいことがあるのに言えない、やりたいことがあるのにやれない、そんな自分のことが嫌いでした。しかしながら、恩師は私の心にあるその思いを誇るべき良さとして認めてくれたのです。私はその恩師のように、子どもの心の中にある思いや願いに気づき、それをきっかけに、大きな一歩を、大きな成長をして欲しい、させたいと思いました。
二つ目に【高校の挫折経験】があります。高校の時に出会った教師に自分の名声のために、子供の気持ちを考えず、傷つける行為をよくする人がいました。その教師のように人を傷つけ、子どもの未来を潰すような人間にはなりたくないということ、そしてその教師のような人に傷つけられている子たちを助けたいという思いのもと、教師の道を歩みたいと思いました。
三つ目に【ボランティア活動の経験】があります。私はこの大学生活、たくさんのボランティア活動に参加してきました。そのボランティア活動で子どもたちとの関わり方などを学んだり、自分の良さに気付いたり、さまざまな気付きを得る中で、教師に対する夢に自信が持てるようになっていきました。ボランティアがあったからこそ今の自分がいるとも思います。この経験を生かしていきたいと思い、教員を目指していこうという気持ちが高まりました。
EPISODE2
毎日がかけがえのない思い出に
教員を目指す上で、金沢学院大学を選択したのは、オープンキャンパスの際、不安だった自分をこの学校の先生方は暖かく迎えてくれて、当時、人間不信になっていたのですが、ここでなら安心して学べると思えたからでした。共に学び合い、高め合い、笑いあった仲間たちと出会え、そして、自分の夢を応援し、誇りを持てるようにしてくれた先生方に出会え、充実した大学生活を送ることができました。
大学で特に力を注いだのはボランティア活動です。能登青少年交流の家や立山青少年自然の家などで子どもと関わるボランティアに参加しました。当初は自分自身のスキルを磨くことを目的に参加しましたが、子どもたちと一緒に最高の冒険、思い出を作りたいという思いが強くなり、より積極的に参加しました。
また、学び以外では山登りが趣味になりました。大学の仲間たちと立山や白山などに登り、自然の広大さや仲間と登る楽しさに気付き、趣味にまで発展しました。登頂したときの達成感も最高ですし、自然の中にある自分とは何かを考えるきっかけにもなりました。
この大学生活、一番の思い出は何かと言われると絞るのが難しいくらい、一日一日が自分にとってかけがえのなく、刺激的で、楽しい思い出ばかりです。振り返れば、学び合ったり、山登りをしたり、ボランティア活動をしたり、ご飯を作ったり食べたり、、、数えきれないほどの思い出がよみがえってきます。頼りになる仲間がいて、夢を支えてくれた先生方がいて、そして自分を大切に思ってくれた人たちがいて、自分には勿体無いと思えるぐらい素敵な冒険でした。本当に感謝しかないです。みんなありがとう!
EPISODE3
地元・富山に恩返しがしたい
少しでも地元に貢献したいと考え、富山県で教員採用試験を受けました。私の地元では過疎化、少子高齢化がかなり進んでいます。成人式の実行委員長として、地元の町長さんや町の教育委員会の人と話をさせていただく機会があったのですが、「今地元は過疎化が進んでいて、若い人たちがどんどん外に行ってしまっている」とお聞きし、自分の力を少しでも役立てたいと思いました。学校は地域の中心となります。教師となり、地域教育を行い、魅力ある、誇りある町を子供たちと一緒に作っていきたいと考えました。それこそが私が行える最大限の地元への恩返しになるのではないかと考え本県の教員を志望しました。
面接では、自分の体験を教育的な意義と絡み合わせながら話すこと、常時笑顔でいること、教師に対する自分の思いや願いをしっかりと伝えることができたのが合格のポイントだと思っています。
EPISODE4
仲間を大切に、「冒険」する教師へ
教員の採用試験勉強は、覚えることややることが多くてまず何から手を付ければいいのか、かなり困りました。勉強でわからない問題が出てくると、一人では解けないこともあります。また、面接対策に頭を悩ませることもあります。しかし、私には困難を共に乗り越える最高の仲間たちがいました。その存在がどんなに大きく、どんなに頼りになったことか…。共に支え合える、高め合える仲間のおかげで、一人ではできないことでも乗り越えることができたと思います。
これから、実際の学校現場でもボランティア活動でいつも心に決めていることを続けていきたいと思う。それは「冒険」というものです。この冒険とは自分自身の新たな可能性の発見や好奇心の向上、仲間の大切さ、そして、最高の思い出を創り出すことを意味しており、それをこれから教員として活躍していくために、子どもたちの心に残るように、私自身が子どもの心を忘れないような教師として、日々学び続けたいです。
- 高校生・受験生の皆さんへ
経験と体験が必ず人生の支えに この学校は本当に自分の夢を真摯になって応援し、支えてくれる最高の先生方がおり、そしてその夢に誇りを持たせてくれる人たちが多い学校です。ぜひぜひ本校に来たら、自分の夢に向かって突き進んでください。
また、ぜひ、たくさん冒険してください。したいと思ったことがあるのならそれに真っ直ぐに向き合って挑戦してみてください。やらずに後悔するよりやって後悔した方がいいです。失敗は必ずするものです。挫折は必ず体験するものです。でもそれが悪いことだと思わないでください。
その経験が、体験が必ず自分の人生において、大きな支えになり、自分を成長させると思います。またその体験、経験が、次の世代の子どもたちにとっての道標になるかもしれません。自分だけの物語を、誰かに語れるように心から願っています。