坂本彩心さん

　　内定先 石川県教育委員会(小学校教諭)
　　学科･専攻 教育学科 小学校･中学校教諭専攻 4年(奥泉敦司ゼミ)
　　出身高校 金沢学院(現･金沢学院大学附属)高校

EPISODE1
制限下の学生生活は心残りも

　私は金沢学院大学の附属高校でしたので、そのまま本学へ進みました。進学の相談を高校の担任の先生としていた時に、「教師に向いているのでは」といわれたことがあり、確かに教えることが好きだったので、教育学科に進もうと思いました。
　大学生活はコロナ禍にあり、サークルなどの活動が制限されていて、思い描いていた学生生活を送ることができず、そこはやはり残念な気持ちが残ってしまいます。ただ、その分、授業では出席や課題提出をちゃんと継続してこなし、継続する力はきちんと培えたと思っています。

EPISODE2
地元で教員になりたい

　私は地元に残りたい気持ちが強くあったので、採用の第一志望は地元・石川県でした。しかし、教員になりたいという思いがあり、やむを得ない理由がないのであれば、複数の自治体を受けることは安心につながりますので、おすすめです。私も石川県以外も受けていましたし、そのおかげで落ち着いて試験に臨めた部分があると思います。
　それから、もし、試験に不安があるのなら、大学の先生方や教職センターを頼るのも大事なことです。教職センターには教育実習などで分からない事が出てきたら教えてもらうこともありました。

EPISODE3
試験対策のモチベーション維持が大事

　石川県の教員採用試験は、面接も合否に大事な要素だと考えていましたので、面接の内容だけでなく、第一印象が良くなるよう他人からの自分の見え方を意識しました。これは試験だけではなく、就職してからも人と接するときに続けていきたいと思う機会になりました。
　教員採用試験では、時間をかけてしっかりと対策をすることが本当に大事です。ですが、試験対策のモチベーションを保つことには苦労しました。どれだけ勉強や練習をしても、試験が終わるまではずっと不安が続きますので、自分の気持ちや情緒をどれだけ安定させれれるかが重要だったかもしれません。たまにゆっくりする日を設けて、追い込みすぎないようにすることが、私には良かったと思います。

EPISODE4
思いやりのある教室づくりを

　教員として児童の成長に関わり、近くで見られることが今から楽しみです。児童が自分で物事の判断をつけ、自分で動けるようになれるよう、成長を見守り、支援していきたいと考えています。また、児童同士が互いに思いやれる教室をつくっていきたいです。

高校生･受験生の皆さんへ
少しでも興味があればまず免許取得を目指してほしい

　他の高校からはわかりませんが、金沢学院(現･金沢学院大学附属)高校から進学するにはとても良いと思います。また、教員免許を取得すれば民間や公務員など他の就職にも役立つと思いますので、もし、教員に少しでも興味があれば、まずは免許取得を考えて、実習などを通して進路を決めていくことにしても良いと思います。