就職・キャリア支援 SUPPORT
新潟県教育委員会(中学・高校国語教諭)

石橋絢子さん
内定先 新潟県教育委員会(中学・高校国語教諭)
学科・専攻 文学部 文学科 日本文学専攻4年(菊池英慈ゼミ)
出身高校 新潟県立高田北城高校
EPISODE1
夢の実現のための要素がそろっていた
私が金沢学院大学を選んだのは、豊かな言葉の力をもつ国語科教員になりたいと思ったからです。“中・高国語科の教員免許状の取得”と“言葉の力を培う日本文学専攻での学び”という自身の夢に欠かせない要素がそろっており、進学後も思い描いたとおりのキャンパスライフを送ることができました。
教員を目指す人に注目いただきたいのが「教職センター」です。主に教採対策講座の受講時にお世話になりましたが、教採に向けて学習面、心理面で手厚くサポートをしていただき、4年間を通して非常に心強い存在でした。また、当初は新潟県のみの受験を考えていましたが、センターの先生との面談がきっかけで併願をすることに決めました。私の場合は、他の自治体を受験していたからこそ、本命の新潟県の受験の際に自分の力を遺憾なく発揮することにつながりました。適切なアドバイスをしていただけたことに感謝しています。
このように、金沢学院大学は、学生の夢の実現に対して、親身になって考え、適切な助言・支援をしてくれるところが魅力です。また、日本文学専攻には、文学研究の権威である教授陣が揃っており、文学の都金沢ならではの授業を愉しむことができます。
EPISODE2
中学校時代の恩師のような先生に
私が教員を志したきっかけは、中学校時代の恩師との出会いです。生徒の苦手を補い、得意を伸ばそうと歩幅を合わせて一緒に進んでくれる姿に憧れ、私も生徒が自身の良さを生かし、自分らしく生きていくための手伝いをしたいと強く思いました。また、「言葉の豊かさは人生の豊かさ」という思いを「国語」という教科を通じて生徒に伝えたいと考えています。なんでもかんでも「やばい」の一言で済ますよりも、さまざまな語彙、表現を使って思考し、声に出すことで自分自身の感性が磨かれていきます。教育者として、国語を学ぶ者として、子どもたちの輝かしい未来に貢献できるように邁進します。
EPISODE3
等身大の自分を大切に
就職活動では自分に自信を持つことに苦労しました。教採に向けた対策の中で、「落ちたらどうしよう」とか「どうしてこんなこともできないんだろう」と不安のあまりネガティブに考えてしまうことが多々ありました。そのため、そんな心配をしなくても良いほどに努力すると決めて勉強に励み、教採当日は「こんなにやってきたんだから余裕だろ!!」という気持ちで臨むことができました。
具体的には、例えば、対策講座にて、2次試験の面接練習に注力したことが内定に結びついたと考えます。「謙虚に・自分らしく・堂々と」を意識し、教員としての熱意や協調性の強さを伝えました。試験官の先生と「対話をする」というイメージで受け答えをし、ありのままの自分をアピールすることができました。合格したいと思うあまりに自分をよく見せようと躍起になると、どうしても空回りしてしまいます。等身大の自分を大切にし、教員として頑張りたいという純粋な気持ち、つまり原点に立ち返って飾らずに謙虚に取り組むことが、夢への一番の近道であると学びました。
EPISODE4
これからの全てが楽しみ
15歳のときからずっと夢だった教師という職に就くことができて、正直これからの全てが楽しみです。教科書「を」教える授業ではなく、教科書「で」教える授業を大切にし、生徒の興味関心をくすぐる学習を貪欲に追究していきたいです。
また、生徒と一緒になって喜んだり、悩んだりして成長していけるのは教師の特権であり、その役目を担わせてくれる子どもたちに感謝しながら過ごしたいと思います。実は、他の自治体でも採用内定をいただいておりましたが、自分を育ててくれた故郷への感謝を込めて、新潟県での採用を選びました。地元の未来を担う子どもたちを育んでいきたいと思います。
教師になることを考えている後輩の皆さんの中には、教員の魅力低下・なり手不足が叫ばれる昨今、「本当に目指していいのか」という迷いを抱えている方も少なくないでしょう。しかし、そんなときは「教員になりたい」と決心したその日のことを思い出してみてください。「子どもの笑顔が見たい!」「教科の面白さを伝えたい!」と灯した炎を、ぜひ未来の子どもたちにつないで欲しいと願っています。初心を忘れず愚直に進んでいってください。
- 高校生・受験生の皆さんへ
雨垂れ石を穿つ、小さな努力を重ねてみてほしい 皆さん一人一人に夢があり、進学・卒業後の展望を描いていることと思います。目標に向かい努力する中でしんどくなるときもあるでしょう。そんなときはペースを緩めて心身のゆとりを保つことも大切ですが、完全に止まってしまうのではなく、小さなことでも継続してみてください。受験生に「雨垂れ石を穿つ」という言葉を送るのはベタかもしれませんが、ちょっとしたことの積み重ねには侮れないところがありますよ。
私は日々の授業で手を抜かないことを意識していました。板書をノートに写して満足するのではなく、その授業時間中に覚えることが大切です。また、テストや模試が返却されたら、点数を見るのではなくどうして間違ったのかを分析してみることで、自分の苦手分野を知ることができ、勉強の効率が上がります。
あと、大学生ってやっぱり楽しいです。興味のある分野を学べるし、なんと言っても自由です。“大学時代は人生の夏休み”とよく言われますが、あながち外れではありません(笑)。もちろん、やるときはしっかりやるのが鉄則ですが、たくさんチャレンジして、思いきり楽しみ、ここ金沢学院大学で忘れられない時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。