金沢学院大学

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富山県教育委員会(中学・高校国語教諭)

安井愛香さん

 内定先 富山県教育委員会(中学・高校国語教諭)
 学科・専攻 文学部 文学科 日本文学専攻4年(菊池英慈ゼミ)
 出身高校 富山国際大学付属高校

EPISODE1
勉強も遊びも全力で取り組めた

 私は大学受験に失敗し、人生で1番ともいえる大きな挫折を経験しました。入学当初は志望大学の不合格を引きずっていましたが、金沢学院大学での学生生活の中で素晴らしい友人や先生に出会い、自分の夢を見つけて実現することができました。今は入学して良かったと心の底から思っています。
 金沢学院大学について、実は受験するまで何も知りませんでした。ただ、高校時代に国語のおもしろさに気づき、大学でもっと学びたいと思っていました。出身地の富山県から近くて、文学的資料や環境が整った大学はないかと気軽に探したところ、ヒットしたのが金沢学院大学でした。4年間の学生生活は、勉強も遊びも全力で取り組むことができましたし、学校生活と学校以外の日常生活との両立も図ることができました。また、趣味や価値観の合う、可愛くて最高におもしろい友だちがたくさんできました。

EPISODE2
言葉の大切さを伝えたい

 教員を志したきっかけは、SNSが発達して簡単に自分の思いを伝えられる便利な世の中になった一方で、自分の言葉に無責任になり、平気で他人を傷つける子どもたちが増えている現状に危機感を持ったからです。こんな時代だからこそ、国語教員になり、改めて言葉の大切さを伝え、自分も他人も大切にできる心優しい子どもたちを育てたいと思いました。採用内定いただいた地域を比較し、地元である富山県に貢献したいと思い、富山県を選びました。
今はいろいろな価値観を持った子どもたちと出会えることがすごく楽しみです。信頼される先生になるために、言動にズレが生じないように努めたいです。

EPISODE3
採用試験を通して自分自身が成長

 教職課程を学ぶ上でたいへんだったのは模擬授業です。25分間という短い時間の中で、子どもたちが主体となる授業にするにはどうしたら良いか、授業の流れや内容などに工夫を重ねるのは、本当にたいへんでした。友だちの授業を参観したり、先生からアドバイスをいただいて少しずつ力をつけ、授業をブラッシュアップしていきました。
 採用試験に向けての勉強は、もちろん必死に取り組みました。あの必死さが自分自身の成長につながったと思います。「夢をかなえたい」という強い気持ちを持って勉強に取り組み、集中力と粘り強さが高まりました。採用試験の面接では、「温かい心を持つ子どもたちを育てたい」という素直な思いを伝えられたと思います。大学の講義や実習を通して多くのことを学び、伝えたいことはたくさんありましたが、自分の中の変わらない軸として自分の意見を述べました。

EPISODE4
教職センターが心の拠り所

 教職センターの方には本当にお世話になりました。教育実習前や採用試験前は精神的に不安定になり、教職センターに住み着く勢いで一日中話を聞いていただいている感じでしたので、「まーた安井さんか」と思われていたかもしれません(笑)。教職センターの皆さんは経験豊富で、ユーモアあふれる方ばかりで、心の拠り所でした。
 小さな疑問や不安を自分一人で解決しようとせず、周りの人に聞いたり、頼ったりすることは恥ずかしいことではありません。自分自身に向き合うことは勇気のいることで、やりたいことがわからなくなったり、先が見えずに心が折れそうになることが何度もありました。そのたびに友だちや先生方、教職センターの皆さんが支えてくれ、自分の心の中を整理し、前に進むことができました。


高校生・受験生の皆さんへ
自分らしく輝ける場所へ

 勉強にせよ、部活にせよ、まずは目の前にあることを着実にこなしていくことが、夢への近道だと思います。周りを信頼し、頼りながら自分のなりたい姿に少しずつ近付いて行きましょう。私もこれからの教員生活に不安はありますが、これまで重ねてきた努力を自信に変え、一歩踏み出します。
受験がうまくいっても、いかなくても、皆さん自身の価値に変わりはありません。一人一人が自分らしく輝くことができる場所を納得して選択できるよう、心から祈っています。