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金沢学院大学経済学部主催シンポジウムを開催しました
9月16日(月・祝)の14時より、石川県立図書館のだんだん広場にて、経済学部主催シンポジウム(北國新聞社後援)「AI技術による変化が加速する時代に求められる人物像」を開催しました。
シンポジウムは三部構成で、第一部・基調講演Ⅰ「生成AIで変わる社会」では、大貫裕二経済学部教授の進行により、漫画家「おおみ きりん」先生によるAIでのマンガの作り方動画の紹介、放送大学学生の村橋陽三氏による「デジタルを活用する高齢者」動画の紹介がなされました。これらを踏まえて、千葉商科大学教授/東京工業大学名誉教授の出口弘氏から、「AIの利用については目的を決める責任は人間にあり、その目的を実行するための支援にAIを用いるという認識を持つことが必要である」とのコメントがありました。
第二部・基調講演Ⅱでは、科学技術振興機構研究開発戦略センター特任フェロー/慶應義塾大学名誉教授の黒田昌裕氏による基調講演「科学技術の進歩と経済・社会発展への貢献と課題」が行われました。黒田氏は「戦後の日本の経済成長は有形固定資産の伸びによるが、1995年から2011年にかけては多くの産業で無形固定資産の伸びが大きい」と紹介した上で、「大事なのは無形固定資産の伸びがどう経済に影響しているのかをミクロレベルで分析することである」と強調されました。
第三部のパネルディスカッション「これから求められる人材像」では、経済学部長の豊田欣吾教授がコーディネーターを務め、パネリストは、科学技術振興機構研究開発戦略センター特任フェロー/慶應義塾大学名誉教授 出口弘氏、千葉商科大学教授/東京工業大学名誉教授 黒田昌裕氏、経済学部教授 大貫裕二氏、経済学部教授 濱屋敏氏の4名が務めました。パネリストの皆さんは、教育者、研究者、実務経験者といったそれぞれの視点から、経済停滞を打開するための方法、これから求められる人材像などについて、考えを述べてくださいました。
オープンなスペースでの開催ということもあり、県立図書館の来館者も気軽に訪れ、盛況なシンポジウムとなりました。