2024年度FSP (Future Skills Project）講座：
産学協同チームPBL（課題解決学習）を実施しました！

　金沢学院大学経済学部では毎年、学生自らが主体的・能動的に企業の抱えるリアルな課題に取り組み、解決策を考えるFSP講座を1年生前期に実施しています。

　授業では2クラス各2社からの提案を受け取り、それぞれ提示された課題に取り組みました。株式会社石川トヨペットカローラ様、北陸コンピュータ・サービス株式会社様（以上で１クラス）、のと共栄信用金庫様、ＩＲいしかわ鉄道株式会社様（以上で１クラス）から各社の現状に基づき、その解決策を考える形の「問い」が投げかけられました。

　４社ともに、単なる計画を示すだけでは十分ではない、採算やプロジェクトを行うことによる将来収益へのつながりなど、現場目線での提案が求められる問いとなりました。
　学生は授業内外の時間で課題に取り組む中で、具体的な提案やアイデアの肉付けのためにはいかに高いスキルが必要かについて実感することとなりました。「グループの中で意見を擦り合わせるのが大変だった」「資料の作成に想像よりも時間がかかった」などたくさんの感想が上がってきました。

　企業様からは一次提案において掘り下げの甘さなど厳しい指摘もありましたが、最終提案では一次提案からの改善点に関して評価をいただきました。

　この授業を通して、「社会に貢献するとは何か」「働くとはどういうことか」と考える良い体験ができました。また、自分たちの力不足を実感したことで、これからの学びのテーマや目的を見つけ、学生たちは大きな成長を遂げました。