金沢学院大学

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2022年度 FSP (Future Skills Project)講座:
産学協同チームPBL(課題解決学習)を開講しました!

 金沢学院大学では教育学部・栄養学部以外のすべての学部で、学生たちが自ら主体的・能動的に企業の抱えるリアルな課題に取り組み、解決策を考える「FSP講座」を1年生前期に開講しています。

 2022年度文学部文学科Aクラスでは、前半はプリスリゾート株式会社 百楽荘様にご協力いただき、「宿泊以外の売り上げを構築せよ」というテーマに、後半は株式会社ドコモCS北陸様にご協力いただき、「ウィズ・コロナ時代と言われて久しい中」で「“更なる飛躍”を実現する画期的なソリューションを提案」せよ、というテーマに取り組みました。学生は6~7人でチームを組み、自分たちで考えた解決策を企業講師(上司)にプレゼンします。

 プレゼンを聞いた上司からは、「誰に向けての提案なのか」「当社の強みが本当に生かされているのか」「自分たちにとって都合の良いデータだけ取り上げていないか」など、提案内容に対する厳しくも的確なフィードバックをいただきました。また、「古いデータ・穴のあるデータなら使わない方がよい」「相手を初めて聞く人であるということを意識して、伝える必要があるものと必要のないものを精査すること」など、社会人目線でのプレゼンの仕方についても多くのご指摘をいただきました。

 プレゼンを終えた学生たちからは、「伝わらなければ、どんなに良い考えでも意味がないから情報自体も取捨選択する必要がある」、「情報を判断する知識だけでなく、情報リテラシーも身につかなければならない」など、自分たちに何が足りないかに気付いたというコメントが多く寄せられました。また講座を終えた後には、「社会で起きていることの背景やそれまでの前提を知る必要がある」「視野を広く持つこと、自分とは異なる立場の人の視点で考えることの難しさと重要さを学んだ」など、自分中心の視点だけでなく、より広い視野や多角的な視点を持つことが大切だという考えも生まれたようです。

 学生たちはこの講座を通じて自分たちに不足しているものに気づきます。そして、「社会での課題解決=働くこと」のために、残りの3年半の大学生活でどのような力を身につけるべきなのか、自らの体験を通して学んでいきます。

発表の様子
結果発表