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【経済学部】JETRO金沢所長の講義開催
9月26日(木)の2時間目、キャリアデザインⅢの講義の中で、JETRO金沢所長 末廣徹氏による講義が「グローバル社会に求められる人材」をテーマに開催され、経済学部と経済情報学部の2年生が聴講しました。
講義では、①海外駐在を通じて感じた異文化経験、②日本企業の海外展開~関心と課題~、③これから求められる人材の素養は、の順に話がありました。
まず、ご自身の海外駐在の経験から、日本と海外の人の考え方の違いについて紹介がありました。日本はいろいろな部門で広く経験を積ませてジェネラリストを作る“就社”だが、海外では特定のポストで求人を行う”就職”スタイルを取るため、スキルアップにつながらない仕事は契約外としてやりたがらない、という話や、海外の人は自己主張が強く積極的であること、また、こちらから説明しないと理解してもらえないなどのお話がありました。
次に、日本の人口が減少していく中、全世界の人口は今後も増え続けており、日本企業が生き残っていくには、海外と取引を行わざるを得ないとの話がありました。
3つ目に、海外に進出するにあたり、企業が一番悩んでいるのは、海外に売れる商品を作ることよりも、人材の確保、育成であることが紹介されました。
そして、これから求められるグローバル人材に求められる能力として、「行動力」「発信力」「異文化活用」の3つが挙げられました。
最後に、学生時代にやっておけば良かったこととして、自由に動ける時間がある学生時代に是非、短期でいいので留学して異文化の中に身を投じること、そして日本の文化を理解するためにも読書をしておくとよいとの話がありました。
語学についても言葉は意思を伝える手段に過ぎず、ちゃんと話せるに越したことはないものの、それ以上に相手と意思疎通しようとチャレンジすることの方が何十倍も大切だとのメッセージもあり、海外は他人事と思っている学生もいたかもしれませんが、今日の話で意識が変わったのではと思います。
学生の皆さんは、この講義をもとに、ぜひ、海外に目を向けていただきたいと思います。