特徴
FEATURE
文学の街で学ぶ
日本語と日本文学
金沢三文豪をはじめ、数多くの文学者や研究者を輩出してきた文学と研究の街・金沢は、日本文学を学ぶのに最適な環境です。日本文学専攻では、この環境を生かした教養教育に加え、地域社会と連携し実践的な学びを得ることができます。
本格的な文学賞選考に
学生が参加
地方文学賞「島清恋愛文学賞」の運営サポート、泉鏡花研究を通じた地域活性化プロジェクト、地元文学館・図書館の支援活動などはその一例です。金沢の文化・文学的土壌を最大限に活用し、教養と実践が融合した本専攻ならではのカリキュラムを展開しています。
在学生インタビュー
Interview
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文豪のゲームをきっかけに
金沢三文豪沼にどっぷり
将来は学芸員を目指したい2024年度入学生R.Kさん(山梨県出身)
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日本語の深さを学びながら
国語教師になる夢へ邁進
教職センターの支援も厚い2024年度入学生H.Nさん(石川県出身)
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文学を研究する面白さを
体験授業で知り文学部へ
学びを深められ充実の日々2025年度入学生K.Tさん(石川県出身)
Interview
2024年度入学生
文豪のゲームをきっかけに
金沢三文豪沼にどっぷり
将来は学芸員を目指したい
金沢学院大学の日本文学専攻を選んだ理由は?
高校時代、文豪を題材にしたゲームをきっかけに、金沢三文豪にどハマりしました。金沢三文豪について本やネットで調べるうちにもっと詳しく学びたいと、金沢で学べる大学を探して本学を見つけました。早速、資料を取り寄せ、オープンキャンパスにも参加。秋山稔教授の体験授業では「巻子本」の実物に初めて触れました。それまで実物を見たり触ったりする機会がなく、恐る恐る触れた記憶と、文学は私が生まれる前からあるのだなという実感がこみ上げてわくわくと興奮したことを今でも鮮明に覚えています。もう「ここだ！」と迷わず受験を決めました。
どんなことを学んでいますか？
江戸時代までの日本文学史や古典、漢文などを学んでいます。特に面白いのが「古典」。高校までの授業と異なり、作品が書かれた当時の人々が読んでいた変体仮名(くずし字)を読めるようになるところから始めます。作品と字典を見比べながら、書かれていることを探っていく作業は面白いです。もちろん近代文学も楽しく、金沢三文豪の記念館を巡る授業では、仲間たちとそれぞれの気づきを共有することで新たな発見もあり、楽しいです。
将来の目標は？
将来は学芸員として、近代文学、特に明治・大正時代の文学作品や作家について研究したいと考えています。今はそのために、学芸員課程を履修しています。文学作品はもちろん、作家の人となりも研究し、その良さや面白さを伝えられる展示を作るのが夢です。
高校生へのMessage
金沢が好き、近代文学を学びたい、という人にぜひ来ていただきたいです。文章を読むことはもちろん、自分で文章を書く機会や作品などについて意見交換する機会が多いのも魅力です。学業以外では私は初心者ながら合唱部に所属しました。課題を一つずつ克服して上達に励み、副部長を務めるようになりました。たくさんの魅力がある大学なので、まずはぜひオープンキャンパスに参加してみてください。
2024年度入学生
日本語の深さを学びながら
国語教師になる夢へ邁進
教職センターの支援も厚い
金沢学院大学の日本文学専攻を選んだ理由は?
自分は国語科の教師になりたくて、教員免許を取得できる大学を探していたところ、金沢学院大学に出合いました。北陸の私立大学で唯一国語の教員免許が取得できる大学で、教職センターで教員になるためのさまざまなサポートを行っていることや教員採用試験対策講座を行っている面も魅力でした。将来の進路だけでなく、日本語そのものにも興味があり、ここなら興味と将来のための学び、どちらも深められると考え、志望校になりました。
どんなことを学んでいますか？
ことばの歴史や日本文学作品などを学んでいて、興味のある分野だからこそ楽しいです。また、教職の授業では、教師に必要な素養や法律などを学んでおり、特に好きな授業は「教育社会学」です。この授業では教育における問題点や教師になる上で欠かせない情報について学び、意見を交換し合います。本学には国語科だけでなく、他の教科も含めて教師を目指す学生がたくさんいます。お互いの存在がやる気につながっていると感じます。
将来の目標は？
国語教員になることです。恩師のように、視野を広く持ってあらゆる人に手を差し伸べられる優しさが持った教員になることが目標です。教員になるための採用試験対策は大学で最も頑張っていることです。できることを増やすために、もっと挑戦もしていきたいです。
高校生へのMessage
受験は恐れることもあるかもしれませんが、焦らず、頑張りすぎないことが大切だと思います。焦って気持ちが摩耗してしまうと、本領を発揮することができなくなってしまいます。
自分の場合は、学校では隙間時間も活用して勉強し、家ではなるべくリラックスできる時間を作っていました。ちょっとした時間の積み重ねが後々良かったと思います。是非自分に合う方法を見つけてください。
2025年度入学生
文学を研究する面白さを
体験授業で知り文学部へ
学びを深められ充実の日々
金沢学院大学の日本文学専攻を選んだ理由は?
金沢出身なので三文豪について触れることが多くありました。高校1年生の時には偶然学外で本学の秋山稔学長の講義を受ける機会があり、大学の授業の面白さ、人物や作品を研究する楽しさを知り、進学先を考える際にまず候補として浮かび、志望校の一つとして受けました。
どんなことを学んでいますか？
日本文学を軸に、民俗や日本語学など、日本文化について多角的に学んでいます。哲学と日本文学概説の授業が特に好きで、どちらも高校までの学習からもっと深めたいと思っていた分野であるため、内容がとても興味深いです。
将来の目標は？
今はまだ1年生ということもあり、「絶対にこれになりたい！」というほど定まっていません。今は自分が本当に好きな分野を深めることを第一に、学びを優先しています。これから4年間の大学生活の中で、日本文学専攻での学びを通した自分の興味と最終的に進む道の選択肢を照らし合わせながら、ゆっくり考えていきたいです。
高校生へのMessage
実は私は本学が第一志望ではありませんでした。しかし、今、自分の学びたい分野を学ぶことができ、想像以上に「学び」が充実する毎日です。自分の学びたい分野を学べる大学をしっかりと選んで良かったと思います。親身になってくださる先生も多く、安心して大学生活を送れます。私は演劇部とストリートダンス部に入っていて部活動も頑張っています。大学生活を楽しみに受験に励んでほしいと思います。
学べる分野
Subject of Learning
01 日本語学を学ぶ
「日本語」を観察し、分析する
ふだん何気なく使っている日本語のさまざまな表現や特徴について広く知るとともに、日本語の歴史や社会の中での使われ方などを学んで日本語に関する知見を深めます。日本語を母語としない人たちに日本語を学んでもらうスキルも身に付けます。
02 古典文学を学ぶ
1000年前の文学を読む
『万葉集』や『源氏物語』など千年以上も昔に書かれた作品を原文で読み解きます。古典文学が時を超えて現代に至るまでなぜ、どのように読み継がれたのかを考え、当時のものの見方や考え方を学びます。
03 近現代文学を学ぶ
小説に親しみ、
作品を分析する眼を養う
明治から現代まで、児童文学や金沢の文学などの幅広い分野の作品を自由に研究できます。文学の歴史や重要な作品・作家について学びながら基礎となる素養を身に付け、作品を分析する視点や自力で作品を論じる力を養います。
04 創作を学ぶ
創作を通じて、
伝える力を伸ばす
「創作入門」「創作実践」の授業を設けていることも特色の一つです。小説や詩など文学作品の創作や編集について学ぶとともに、日本語を用いて伝える力を育みます。著述業やマスコミ業界はもちろん、あらゆる職種で求められる日本語を読む・書く・話す・聞く能力を総合的に高めながら、日本語の知識と技法、高いコミュニケーション能力を備え、多方面で活躍できる人材を育成します。
将来像
Future Vision
司書・教職をはじめ、
多様な資格を修得して広がる
将来の選択肢
日本語や日本の文学・文化の教養と技能、またそれを社会で生かすための実践力の習得が、幅広い業種・職種への就職につながり、例年高い就職実績を収めています。中学校教諭一種免許状（国語）・高等学校教諭一種免許状（国語）の取得が可能で、これまでに数多くの卒業生を教壇へと送り出しています。その他にも学芸員や日本語教員、司書など多様な資格・免許を取得が可能で、本学全体としての就職支援講座や教員および公務員採用試験対策講座などと合わせ、将来の選択肢の幅広さ、夢に着実に近づける環境が、本専攻の特徴の一つとなっています。
取得可能な資格・検定
- 中学校教諭一種免許状（国語）
- 高等学校教諭一種免許状（国語）
- 学芸員
- 日本語教員
- 司書
