特徴
FEATURE
城下町・金沢を舞台に、
歴史資料から「今」を考える
歴史学とは、歴史上のさまざまな事柄の背景や因果関係、推移を正確に把握しながら考察する学問です。この歴史学を、北信越の私立大学で唯一、専門的に学ぶことができるのが本学の歴史学・考古学専攻です。歴史学・考古学専攻では、古文書や古記録をはじめ、古い地図や絵画に写本、古銭などの実物、さらには、遺跡から出土する土器や石器なども扱います。こうした歴史資料を通じて原始・古代から近現代まで、金沢から日本、そして世界をも視野に入れて広く深く学びます。歴史学の知識や技術を学ぶことは、学芸員や中学校社会科・高等学校地理歴史科の教員などの職業に必要な能力を磨くことにもなります。
専門的に学べる４コース
専門分野としては、我が国の歴史資料から身の周りの事柄を捉える「日本史」、史料や図像から中国・アジアの社会を深く学ぶ「東洋史」、欧米の資料からグローバルな視点を養う「西洋史」、遺跡の発掘や出土資料の調査を通じて学ぶ「考古学」の４コースを設定しています。さらに、歴史資料の保存や継承、活用の方法まで学ぶことができるのが、他大学と異なる本学の特徴であり、総合的かつ実践的な知識や技術を身に付けます。
在学生インタビュー
Interview
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手厚い就職支援も魅力
将来への不安が減り
歴史学と部活に熱中できる2024年度入学生K.Sさん(富山県出身)
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ミュージアム好きが高じて
学芸員資格取得を目指す
実物に触れる貴重な講義も2023年度入学生K.Iさん(石川県出身)
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1年次から各専攻に分かれ
歴史学の科目を履修できる
目標は地元での教員採用2022年度入学生K.Tさん(岐阜県出身)
Interview
2024年度入学生
手厚い就職支援も魅力
将来への不安が減り
歴史学と部活に熱中できる
金沢学院大学の歴史学･考古学専攻を選んだ理由は?
歴史に興味があり、北陸で唯一歴史学を学べる私立大学だったため志望しました。また、文学部は就職への不安も少しありましたが、学部の就職率もほぼ100%で、就職支援が充実しているところが後押しになりました。オープンキャンパスにも来ましたが、校舎が綺麗で明るい学校だと感じました。
どんなことを学んでいますか？
大学と高校の授業は全然違います。高校は教科書に沿って先生が説明をして学生はノートをまとめるという感じで受動的な授業ですが、大学では先生が計画した授業なので面白いです。中国の神獣について学ぶ授業というのもありました。また、実践的な授業も多く、古文書を解読したり、解読した漢文を読んだり、文献を参考に自分でテーマを決めて報告したりということもあります。また、他専攻履修で興味のあった心理学も学んでいます。
将来の目標は？
文学部は明確な答えのない問いを学び、研究していきます。これは複雑化していく社会で求められる問題解決能力を高めることにつながっているのではと考えています。具体的な業種や職種はまだ迷っていますが、本学での学びを生かしながら、民間企業で働きたいと考えています。
高校生へのMessage
金沢学院大学は手厚い就職支援が魅力です。文学部の就職率はほぼ100%で、1年次から就職に向けたキャリア科目が取り入れられています。授業内でもグループワークやプレゼンテーションを行うことが多く、コミュニケーション能力が鍛えられていると思います。また、部活動も盛んで、運動部ももちろん、文化部もたくさんあり、私も演劇部に所属しています。自分のやりたいことを見つけやすい大学ですので、ぜひ入学してほしいと思います。
2023年度入学生
ミュージアム好きが高じて
学芸員資格取得を目指す
実物に触れる貴重な講義も
金沢学院大学の歴史学･考古学専攻を選んだ理由は?
私がこの大学に進学した理由は、学芸員の資格を取得するカリキュラムがあるからです。元々博物館や美術館に行くことが好きで、調べていくうちに、学芸員という職業があることを知りました。学芸員になるための一つのルートが大学で資格を取得することでした。入学後も博物館や美術館めぐりを続けていますが、ただ見るだけでなく、講義で得た知識から歴史や背景を感じられ、より学びが多く、視野を広げることができています。
どんなことを学んでいますか？
日本史、東洋史、西洋史、考古学など幅広い分野を学ぶことができています。現物の資料を扱う授業も多く、特に考古学実習の授業では土器の実測図を書いたり、遺物からわかる特徴を記録したり、資料の調査にX線撮影を使用したりなど、実践的で貴重な勉強をしています。3年次には、古墳の調査のために現地に出向き、現場で学ぶという体験もできます。
将来の目標は？
今、私は考古学のゼミに所属していますが、文献を読んで調べ、過去の人々の生活や文化を遺跡や遺物から読み解いて、意見を出し合うことが楽しいです。将来は、学んだ考古学や歴史学、そして学芸員過程で身に付けた知識や経験を生かせる仕事に就きたいです。
高校生へのMessage
歴史学・考古学の面白いところは、昔の人々の暮らしや考え方を知ることが、今の自分たちの生活ともつながっていると感じられることです。専門分野の先生が気軽に相談に乗ってくださり、調べたい内容の資料が充実し、興味を深めるためのサポートがしっかりあります。歴史や文化に少しでも興味があるなら、ぜひチャレンジしてみてください！
2022年度入学生
1年次から各専攻に分かれ
歴史学の科目を履修できる
目標は地元での教員採用
金沢学院大学の歴史学･考古学専攻を選んだ理由は?
教員志望なこともあり、中学社会科、高校地理・歴史科の教員免許を取得できる大学を探していました。その中でも金沢学院大学は入学時から専攻ごとに分かれた学びができるため、1年次から歴史を専門的に学べると考え、選びました。
どんなことを学んでいますか？
1年次は概説を学び、2年次は3年次のゼミ選択に向け、自分の興味に合わせてより専門科目を学んでいました。私は特に日本史を深く学んでいます。好きな授業は近代史演習で、史料を読み「この部分から何がわかるか」「どんな時代であったのか」などを考えています。卒論のテーマは杉原千畝と外交についてで、ユダヤ人や杉原千畝に関係する当時の日本の外務省史料を読み、そこから読み取れることを考察しています。
将来の目標は？
中学の頃から地元岐阜県で社会の先生になることが目標で、生徒が安心して学校生活が送れるように信頼される教師を目指しています。1年次から教員採用試験対策講座に参加し、時には個別に相談に乗ってもらったり、面接練習や模擬授業対策をしていただいたりもしています。同じ夢を持つ仲間とも出会え、共に頑張っています。
高校生へのMessage
私は教員採用試験対策講座を受けていますが、他にも面接対策やSPI試験対策、公務員試験対策など、進路に合わせたさまざまな就職サポートがあります。一人で対策するには限界があるので、とてもありがたいと感じています。大学生活に不安もあると思いますが、新しい仲間と出会い、新しいことを学べる良い機会になります。目標に向かって頑張りましょう！
4コースの学び
Course
01 日本史コース
歴史資料から読み解く先人の声―「昔」から「今」を学ぶ―
世界規模の視野と地域の視点とを持ちながら我が国の歴史資料を検討することで、日本の歴史を広く深く理解するとともに、身の回りの事柄を歴史的に考える力を養います。
02 東洋史コース
漢字文化のルーツをたどる―中国、そしてアジアへの視座―
文献史料や図像資料を駆使して、漢字文化圏の広がりと重層的なアジアの社会・文化、そして史料の継承と保全の意義について学び、日本を取り巻く国際社会情勢を考える力を養います。
03 西洋史コース
世界を知り、世界に触れる―グローバルな理解―
欧米の文献・史料などの研究を通して、世界に向けた視野で歴史を考える方法を学び、社会の多様性を理解する力を養います。
04 考古学コース
モノから探る歴史 ―地下に眠る先人の声を聴く―
遺跡の発掘や出土資料の調査を通じて、考古学研究の基本を実践的に学びます。また、最新科学を応用した、資料の分析から保存方法までを習得することができます。
将来像
Future Vision
教員や学芸員などの専門職や、
多彩な職種への就職
歴史学・考古学専攻では、中学校教諭一種免許状（社会）・高等学校教諭一種免許状（地理歴史）、学芸員、司書、考古調査士などの資格・免許の取得が可能で、歴史に関する知識と技能を生かせる職業を目指すことができます。
また、史資料を解釈して歴史像を構築する学びは、歴史に関する教養とともに実社会で必要とされる分析力・思考力・課題解決力を養うことにつながり、例年多くの学生が公務員をはじめとして、さまざまな企業・団体へ就職しています。
取得可能な資格・検定
- 中学校教諭一種免許状（社会）
- 高等学校教諭一種免許状（地理歴史）
- 学芸員
- 2級考古調査士
- 司書
