金沢学院大学

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教員紹介

講師
文学部 文学科

齋藤 慎一郎

SHINICHIRO SAITO
専門分野:
日本古典文学 日本漢文学 書誌文献学
私が今、考えること

 なぜ今、私の前にこの本はあるのだろう?なぜ「桃太郎」なのだろう、スイカ太郎ではいけないのか?なぜこのお店はこういう店名なのだろう?閉店時刻になるとなぜ「蛍の光 窓の雪」という歌詞の曲を流すのだろう?何気ないことでも深掘りすると面白いことがたくさん出てきます。せっかくですから解像度を高くして生きたいと思います。

MESSAGE
受験生・学生へ一言

 高校では古典文法を習いますよね。なんて面倒な、古典は嫌いだと思っている人もいるかもしれません。しかし、古典文学は面白いはずなのです。本当につまらなかったら、誰も読まないし、古典にはなり得ませんから。
とはいえ、我々現代人は、泉下の人のメッセージを正しく受け取れるのでしょうか。大学で古典文学を学んで、“正しく”想像できるようになりませんか。
 現在の常識を疑うことは、大学での勉学の第一歩です。調査研究をしているとき、われわれは探偵です。証拠集めをしっかりして、名探偵になりましょう。

学歴
  • 慶應義塾大学 文学部
  • 慶應義塾大学大学院 文学研究科(修士課程)
  • 慶應義塾大学大学院 文学研究科(後期博士課程)
学位 博士(文学)
職歴
  • 国文学研究資料館 機関研究員
  • 都留文科大学 非常勤講師
  • 慶應義塾大学 非常勤講師
  • 成城大学 非常勤講師
  • 慶應義塾大学附属研究所斯道文庫 研究嘱託
専門分野
  • 日本古典文学
  • 日本漢文学
  • 書誌文献学
担当科目
  • 漢文学講読
  • 古典文学講読
  • 古典文学演習
  • 卒業研究
所属学会 
  • 和漢比較文学会
  • 説話文学会
  • 日本中国学会
  • 訓点語学会
私のおすすめの本
  • 宮崎市定『科挙』(中公新書)
  • 加藤徹『漢文の素養』(光文社新書)
  • 渡部泰明『和歌とは何か』(岩波新書)
主な研究業績
  • 「近衛家実詩壇に於ける経書の受容」(和漢比較文学70、2023年2月)
  • 「慶應義塾図書館蔵 『論語疏』巻六の文献価値―日本漢学研究資料としての特色」(『慶應義塾図書館蔵 論語疏巻六 慶應義塾大学附属研究所斯道文庫蔵 論語義疏 影印と解題研究』勉誠出版、2021年)
  • 「清原家における経学の伝統とその広がり」(『書物学』第14巻、2018年)
  • 「大江匡衡の釈奠詩」(和漢比較文学61、2018年8月)
  • 「金澤文庫本『春秋経伝集解』の奥書と伝来」(『図書寮漢籍叢考』汲古書院、2018年)
現在の主な研究テーマ 日本人が、これまで『論語』などの中国古典をどのように読み、どのような影響を受けてきたかに関する研究。ひいては日本学問史の探究。 ある書物は、いつ、どのように「古典」になるのかに関する研究。近年は『御成敗式目』に関心を持っている。
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