EPISODE1
小学校の先生になるために大学を選んだ

　私が金沢学院大学を選んだのは小学校教諭免許を取得できるからでした。また、できれば慣れ親しんだ石川県で教員になりたいとも考えていたため、地元の大学への進学を決めました。
　大学では良いこともたくさんあった半面、苦い思いも経験しましたし、採用試験に向けた努力は大変なことも多いですが、仲間と過ごした学生生活は全てが楽しい時間でした。
　サークルや、普段の学校の授業、ご飯を一緒に食べた時、意味もないのに集まって意味のないことを話会った時、なぜか、お酒を飲んだときにみんなで泣いてしまった時など、友人や仲間と過ごす全ての日常が楽しく、かけがえのないものだったと思います。今まで送ることができなかった日常が大学生活を通して味わうことができました。

EPISODE2
きっかけは中学の先生との出会い

　私が小学校教員を目指したのは、中学2年生の時の担任の先生と出会ったからです。
　その当時、学校があまり楽しいと思えずにいた私に、先生は「クラス学級会長として頑張ってくれないか」とおっしゃってくださいました。これをきっかけに自分にしかできないことや自分だからこそできることなど、私にもクラスに与えられることがあると知り、クラスでの存在価値を感じました。
　これがきっかけで、学校生活の中で一人一人を見て、一人一人どのような特性があるのかを把握し、誰一人取り残さない、そして、全員が楽しめる学校生活になれるようにしていくことが教師にとって大切なことだと気づき、「教師」という職業を目指したいと思いました。
　教員免許の取得に向けて教育実習をしますが、実習を通して、自分自身の将来就く仕事に対しての感覚や考え方が明確になっていき、より教員になりたいという気持ちが強くなりました。

EPISODE3
最後まで諦めずに邁進

　教員採用試験は筆記試験と面接試験のいずれも大事な試験なので、どちらか一方に偏って、もう一方をおろそかにすることのないよう、最後まで諦めずに努力しました。
　ただ、どちらかというと、私にとって大変だったのは勉強でした。集中力が続かない時は友達と一緒に勉強を頑張ってみたり、場所を変えたり、いろいろな工夫をし、わからないことがあれば積極的に聞きにいくようにもしました。また、面接試験では、自分自身の性格でもある親しみやすさを全面に出した面接を心がけ、自分が今まで体験してきたことをもとに自分自身の良さを感じ取ってもらえるよう準備しました。
　本当に多くの方の力を借りて、最後までやりきり、万全を期して臨めたと思います。採用試験を通して私は、夢のために邁進することの大切さを学ぶことができました。

EPISODE4
なるようになる！

　とにかく大変な現場ではあると思いますが、一つ一つ丁寧に対応し、子どもたち、先生方、保護者の方など私に関わる全ての人たちとのつながりを大切にし、自分自身が思い描く理想の教師を目指していきます。これから教員を目指す後輩の皆さんも、大変なことも多いと思いますが、「なるようになる」の気持ちで、自分の夢に向かって頑張ってください。

高校生･受験生の皆さんへ
自分以上に喜んでくれる先生に出会えます

　良い大学です。とても。教育学部の先生方は、私たち学生の将来の夢である「学校の先生になる」を叶えるため、とても親身になって尽力してくださいます。そして、さまざまな喜びを分かち合ってくれ、時には自分以上に喜び、大切にしてくれます。本学でしか学べないことや、利点もたくさんあります。いい面もあれば、もしかすると悪いと思う面もあるかもしれません。しかし、先生方のサポートもあって、人と人との関係がとても良い大学ですのできっと安心して学べると思います。