金沢学院大学

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陸上自衛隊

市瀬 遼さん

 内定先 陸上自衛隊(一般幹部候補生)
 学部・学科 文学科 歴史学専攻 4年(黒﨑周一ゼミ)
 出身高校 徳島県立小松島高校

EPISODE1
小さな気づきの積み重ねで成長

 金沢学院大学に入学したのは、関心のある歴史について深く学べる、自衛隊幹部候補生の合格者を輩出している、実家の徳島と金沢は離れており、簡単に帰省できない距離に身を置くことで両親に甘えない-という理由からです。 入学当初は新型コロナウイルスの流行で、充実した学生生活とは言い難いものでしたが、3年生となりゼミに所属し、先生やゼミ生との交流も増え、とても充実した時間を過ごすことができました。
 学生生活で特に「〇〇について熱心に取り組んだ」というものはありませんが、日々の講義の中で面白いと思えることや気づきを得て帰ろうと心がけていました。気づきといっても、たいそうなものではありません。例えば、心理学の「学習」の講義で「経験によって行動は変容するんだ、面白いな」というような小さな気づきです。些細なことの積み重ねが人間としての成長につながり、今の自分があると感じています。

EPISODE2
地元の自衛隊駐屯地開設で興味

 自衛隊員になろうと思ったのは、小学校3年生のとき、地元に自衛隊の駐屯地が開設され、そこでのイベント等に参加するうちに自衛隊に憧れを抱くようになりました。また、自衛隊の広報官の方から話を聞かせていただく機会があり、自衛隊の基幹となる曹・士自衛官ではなく、彼らの指揮、統率を行い、多岐にわたる活躍の場が用意されている幹部自衛官に魅力を感じました。  

EPISODE3
筆記と面接、勉強・練習を重ねて

 自衛官になるための筆記・面接試験対策は懸命に努力しました。筆記試験対策では苦手な数的推理について練習問題と過去問を反復しました。また、得意分野の社会科学にも重きを置き、得意なところを素早く回答して、苦手分野に多くの時間を使えるようにしました。3年時に受講したKGC講座では苦手の克服のほか、公務員試験について一から教えていただき、自分なりの「攻略法」を見つけることができました。
 面接練習ではハキハキした受け答えで自分の考えを整理して話せるよう、何度も練習を重ねました。また、就職支援部の方がエントリーシートや添え状に至るまで、手取り足取り教えてくださり、社会人としての心構えを持つことができました。
 筆記や小論文、面接に加え、人によっては体力試験など、やらなければならないことがたくさんあるので、とにかく試験対策は早めに取り掛かることが重要です。

EPISODE4
予想していなかった将来を歩む

 幹部自衛官の活動は国防、災害救助、国際平和協力活動等多岐にわたっています。現場の指揮官や幕僚監部で勤務することだけが仕事ではありません。他国軍学校への留学、民間企業や他省庁への出向、在外公館での防衛駐在官など、様々な場所で働く可能性があります。職種は幹部候補生学校卒業直前に決定されるので、戦車乗りになるのか、はたまた事務を行うことになるのか、全くわかりませんが、予想だにしなかった将来を歩むことに胸が躍っています。


高校生・受験生の皆さんへ
やり切るところまで頑張って!

 残された時間は少ないかもしれませんが、大学選びや受験勉強など、自身がやり切ったと思えるように頑張ってください。その経験は、たとえ結果に結びつかなくとも、その後の大学生活や就職活動、社会人となってから武器になることと思います。

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