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内定者の声【民間企業】
(広告・出版・マスコミ/アニメ制作)
伴 里佳子〈芸術学部 芸術学科4年・富山県立富山高校出身〉

この内定先を目指した理由を教えてください。
アニメ制作会社を志望していて、待遇面などを考えるとなるべく大手の方が良いとアドバイスを受け、自分がもともと知っていたり調べて目に留まったりしたアニメ制作会社をピックアップし、年明けからホームページにある採用ページが公開されないか、こまめにチェックしていました。そんな中で自分も名前や作品を知っていたウィットスタジオの採用試験を受けようと決めました。アニメ業界は内定が遅いと言われるなかで、単純に募集が一番早かったことも受けた理由の一つです。
内定をいただけたポイントはどこにあると思いますか?
その職種の知識や経験があるということよりも、これまでの制作や活動を通していろいろなソフトを触ったりモノを作ったりする感覚や考え方を養ってきたことをアピールしました。また履歴書に一番好きなアニメを書く欄があったので、そこには単に好きな理由だけでなくどのような視点で見ているかを詰め込みました。
就職活動で苦労した点は何でしょうか?
自分のやりたいことが定まらなかったことです。これまでやってきた制作は続けていくつもりでしたが、それを趣味とするか職業とするかで悩みました。完全に答えが出た訳ではありませんが、ここで後者を選択しなかったら一生ついて回る悩みだと思ったのでせっかくなら挑戦してみようという気持ちでこの業界に入ろうと決めました。
就職活動で企業や職業を調べていると、いろいろな職業、働き方があるという発見がたくさんありました。アニメ業界ひとつ取っても絵を描く人だけでなく、企画を考える人やパソコン上で作業をする人、作品や人を管理する人などさまざまなことをする人がいますし、それぞれ勤務時間や雇用形態も違います。自分に合った環境を考え、そのように働くには何をするのが必要なのか知ることが大切だと思いました。
実は1年生の時にはKGC(金沢学院キャリア)講座を受講していました。まだ就職について何もわからない段階からどのような準備や勉強が必要になるのか知ることができたので、早い段階から心構えができました。
金沢学院大学に進学した理由は?
芸術学部があり、そこで絵や造形だけでなく映像や3DCGなども幅広く学ぶことができ、金沢学院大学への進学を決めました。
最も力を注いだことは何でしょうか?
アニメーション制作です。絵の上手さだけではなく、構成力や思考力、知識、想いなどいろいろなものが必要になるということに気付き、広い視野をもって制作するようになりました。
(写真:2年生のときに制作したループアニメーション)
どんな学生生活を送りましたか?
大学生活はコロナ禍で、大学生としての活動が大きく制限されたことは残念でした。しかし、個性的な人達と交流したり色々な制作をしたりできたことで自分も変化できたと思います。
仕事への抱負を聞かせてください。
たくさんの人の目に触れ、楽しんでもらえる作品の責任ある一端を担えることや、そのような作品を作ってきた方々と一緒に働き間近で仕事を見られることが楽しみです。
高校生の皆さんへ
私は最初映像を学びたいと思って入学しましたが、3DCGや油絵、陶芸の授業などすべての専攻の授業を受講しました。専攻をこえて幅広く学ぶことができ、それぞれで得たものを自分の制作に生かすことができる点が本学部の魅力だと思います。
高校1、2年生の頃は勉強に向かう体力をつけることが大切だと思います。受験期だけでなく、その後の様々な場面で生きてきます。