【経済学部】藤澤秀紀氏（石川ヤナセ㈱代表取締役会長）による講義開催

　12月5日（火）4限目の専門選択科目「現代経済論Ⅱ」において、藤澤秀紀氏（石川ヤナセ㈱代表取締役会長）による講義が行われました。主に経済学科の1年生を対象として行った今回の講義のテーマは「日本の自動車の歴史と未来」。
　欧米における自動車の製造や販売に関する歴史から始まり、次に、戦前から現在までの日本の自動車販売や製造の歴史に移行し、さらには、石川県における自動車販売の歴史について触れられ、我が国の自動車産業の発展の歴史が詳細かつ包括的に述べられました。こうした過去を踏まえ、日本の自動車産業の課題や将来の展望にまで議論が広がっていきました。その中で、自動車産業を取り巻く環境はこれから大きく変化していくことが予想され、例えば、電気自動車の開発や販売、自動運転にどう取り組んでいくのか、自動車のネット販売をどのように進めていくのかなど、実にさまざまな課題が存在しているといいます。柔軟性を発揮しながら、そうした課題を一つ一つ克服していくことで、日本の自動車産業が引き続き日本経済、ひいては世界経済をけん引していくのではないかとの展望が示されました。
　今回受講した学生は、自動車産業というものが日本経済や地元の経済の中で大変重要な位置を占めていることを実感したに違いありません。と同時に、自動車産業について強い関心を持ったのではないでしょうか。学生たちにこのような学びの機会を与えてくださった藤澤会長に改めて謝意を表明したいと思います。