金沢学院大学

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【経済学部】北陸財務局理財部金融監督第一課長の
原田研一郎氏が行政機関で働く意義を講義

 5月30日(木)金融論の授業に北陸財務局理財部金融監督第一課長の原田研一郎氏をゲスト講師としてお招きして「能登震災―北陸財務局の役割と地域金融機関への期待」と題して講演会を開催しました。行政機関で働いている方から、直接、仕事内容や日頃の意識をうかがう機会として企画したもので、経済学部、経済情報学部の学生ら約200名が対面・オンラインで聴講しました。
 北陸財務局では、平時において国有財産の管理、経済情勢の調査、金融機関の監督など幅広い業務を行っていること、また、能登震災の発生を受けて迅速に有事対応をとったことについて講義がありました。具体的には、被災地の市町村に職員を派遣し、罹災証明書の発行業務を支援したり、通帳・印鑑を無くした被災者には無通帳・無印鑑でも預金の払い戻しに応じるよう金融機関に対して求める「金融上の措置」を日本銀行金沢支店と共同で発出した。今は、能登復興に向けて、企業、金融機関、関係省庁と意見交換を行うなど地域のハブ機能を果たしているということでした。
 学生との質疑応答では、地域金融経済の「要」(かなめ)として北陸財務局が果たしている役割やそこで働く意義のほか、フレックス勤務、育休制度、ワーク・ライフ・バランスへの配慮などに関しても率直に話され、多くの学生が行政機関で働くイメージを持つことができました。

北陸財務局理財部金融監督第一課長の原田研一郎氏