2021年度FSP (Future Skills Project）講座：
産学協同チームPBL（課題解決学習）を実施しました

　経済学部・経済情報学部では、学生自らが主体的・能動的に企業の抱えるリアルな課題に取り組み、解決策を考える「FSP講座」を1年生前期に実施しています。
　「FSP (Future Skills Project）講座」の開講目的は、大学と企業が連携した「産学協同PBL型講座」を通じて、社会で必要とされる課題解決能力やコミュニケーション能力等の基盤として必要な「主体性」を引き出すことで、例年5～6人の学生でチームを組み、企業の方から提示された、社内で抱えるリアルな課題の解決策について話し合い、企業講師を上司として解決策をプレゼンするという授業となっています。

　2021年度は新型コロナウィルス感染拡大を受け、対面授業をベースとしながらもオンラインも活用しながら柔軟な体制で授業を実施しました。
　経済学部・経済情報学部では石川トヨペットカローラ株式会社様、株式会社北國銀行様にご協力いただきました。

　株式会社北國銀行様からの課題は「地域の生産性を高めるために、デジタルトランスフォーメーション（DX）を用いた独自サービスをプレゼンせよ」という大変難しいものでした。
　学生たちは自分たちなりに課題を捉えてプレゼンをしましたが、北國銀行様より「DXについての理解が十分でない」「具体的な提案になっていない」など厳しい指摘を受けました。

　学生たちは「自分たちなりにまとまっていると思っていたが、認識が甘かった」「社会人に要求されるプレゼンのレベルの高さを痛感した」など、自分たちに足りないものを実感した様子で、この経験を通して残りの大学生活を有意義にしたいというコメントがありました。