金沢学院大学

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【文学部】2022年度 第8回 文学部文学科研究発表会を開催

 2月14日(火)午後、第8回文学部文学科研究発表会が開催されました。2020年度、21年度はオンライン開催でしたが、今年度は対面開催となりました。教員含め、約200名の聴講者を前に、4組6名の学生がそれぞれの研究成果を発表しました。
 文学部では2015年度より、「ひとりで学ぶだけではなく、仲間とともに学ぶ」ことを大切にしています。自らが関心を持ったテーマについて考え、探求する力、そして、他者に伝えることができる力も身につけることを目標にしています。
 今年度も、ゼミ、研究会等で調べ、分析した成果を学生たちが発表しました。1年生は興味を持ったことについて調べ、自分たちが理解したことをわかりやすく伝えることを意識した発表になっていました。一方で、3年生は史資料を分析し、さらに考察を加えた発表となっており、学年による違いが見られたことも興味深く感じられました。
 聴講した学生たちの中には、自分の専攻以外の学生の発表について、熱心にメモを取る様子も見られました。また、歴史学専攻の石崎建治教授からは「学園祭でのゼミの展示のために行った研究に面白さを感じてくれた学生が、もっと勉強を続けたいと研究室に来てくれたことがとてもうれしかった。自ら問いを立てて、自ら答えを見つけていくための『眼力』をこれからも養ってほしい」との講評がありました。
 最後に、蔀際子文学部長より、「この研究発表会は、頑張ったことの成果を形にする場。そして、仲間の発表を聞いた学生が刺激を受け、自ら学ぶ。その循環を大切にしたい。今日の発表会で4つの専攻が文学部にあることの豊かさを改めて感じた」との総括があり、今年度の研究発表会は幕を閉じました。
 これからも、学生と教員が「探究することと伝えることの面白さ」を伝統にする文学部を大切にしていきたいと思います。

今回の発表タイトルと報告者は以下の通りです。
  • 「日本人の神仏信仰の特質-雨宝童子三神像にみる中世の神仏習合-」 馬木 竜矢・石原 梢(歴史3年)
  • 「『梅田日記』から読み解く幕末の金沢」 村田 歩夢(歴史1年)
  • 「ロボットはヒトの代わりになれるか?」 髙木 遥・細畑 賀映(心理1年)
  • 「『ハムレット』におけるghostとspiritの違いについて」 西田 竜(英米3年)