金沢学院大学

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2024年度学校推薦型選抜 教科・科目の出題方針

2024年度学校推薦型選抜 教科・科目の出題方針

 金沢学院大学ではそれぞれの学部・学科での学びを通して、次のような力を身に付けることを目指しています。

  1. 社会に存在する様々な課題に対し、的確な問題意識を持つ力(課題を発見する力)
  2. これらの課題に対し、柔軟に発想し、解決策を考える力(課題に向き合う力)
  3. 他者と協働して課題の解決に向かって行動する力(課題解決を実践する力)

 これらの力を入学後に身に付けるために、高等学校段階までに備えておいてほしいことを科目別にまとめ、それを測るための入学試験の出題方針を下記の通り示します。
 なお、基礎学力試験の解答についてはマークシート方式です。

英語

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出題方針

<高等学校段階までに備えておいてほしい力>

 グローバル化が進む現代社会において、地域の様々な課題を解決するために外国語(英語)によるコミュニケーション能力の重要性が高まっています。英語を用いた実践的なコミュニケーションやより発展的な言語活動を行うために、英語の理解力(受信力)と表現力(発信力)を備えていることを求めます。語彙や文法などの基本的な知識を深めるとともに、英語の知識に基づく判断や状況に応じた表現の使い分けができるといった実践的な思考力を求めます。

<出題方針>

 上記の備えておいてほしい力を測るため、英語では次のことを入学試験の出題方針とします。

  • 語彙や語法・熟語に関する問題を通して英語の基本的な力を測ります。
  • 場面設定による対話の流れを完成させる問題で、コミュニケーションの文脈や場面・状況・目的に合った対応力を測ります。
  • 250語~300語程度の長文の空所補充問題を出題し、前後の文脈から適語を選ぶことで判断力と論理的な思考力を測ります。
  • 500語程度の長文を用いた問題で、英文の内容を正しく理解する能力(受信力)を測ります。

 上記2つの長文で扱うテーマは、異文化理解・社会事情・世界の人々の生活など高校の教科書や授業でも扱われる一般的なものを想定しています。

国語

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出題方針

<高等学校段階までに備えておいてほしい力>

 課題についての解決策を考え、それを他者とともに協力しながら解決に向けて実行するには、思考やコミュニケーションの手段となる「言葉」の力が求められます。具体的には基本的な語彙力と相手の主張を理解する力、そして自分の考えを適切に表現する力を身に付けておくことを求めます。

<出題方針>

 上記の備えておいてほしい力を測るため、国語では次のことを入学試験の出題方針とします。

  • 基本的な漢字、語彙、慣用句の知識を測ります。語彙には、現代社会の理解に欠かせない言葉も出題されます。
  • 現代の国語の文法や敬語の基本に関する知識を図ります。
  • 文章を読んで、その内容や文脈を正確に把握する力について測ります。
  • 古文、漢文の範囲からは出題されません。
数学(情報工学科対象/Ⅰ・Ⅱ・A・B)

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出題方針

<高等学校段階までに備えておいてほしい力>

 情報技術を社会実装されるようになった現代では、様々な課題を解決するために数学的な論理的思考力がますます求められるようになっています。大学での学びによりこのような能力を修得するためには、高校で学ぶ数学の基礎的事項の正しい理解に加え、基本的な定理や公式の的確な適用力等の数学的資質・能力を幅広く身に付けておくことを求めます。

<出題方針>

 上記の備えておいてほしい力を測るため、数学(Ⅰ・Ⅱ・A・B)では次のことを入学試験の出題方針とします。

  • 数学Ⅰ(数と式、データの分析、図形と計量、二次関数)から1問出題します。
  • 数学A(場合の数と確率、整数の性質、図形の性質)から1問出題します。
  • 数学Ⅱ(いろいろな式、図形と方程式、指数関数・対数関数、三角関数、微分・積分の考え)から1問出題します。
  • 数学B(数列、ベクトル、確率分布と統計的な推測)から1問出題します。
  • 論理的思考の基礎が身に付いているか、また、基本的な定理や公式の知識を正しく適用できているかを空欄補充型の問題により測ります。
数学(情報工学科以外対象/Ⅰ・A)

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出題方針

<高等学校段階までに備えておいてほしい力>

 人工知能等の情報技術が社会実装されるようになった現代では、様々な課題を解決するために数学的な論理的思考力がますます求められるようになっています。大学での学びによりこのような能力を修得するためには、数学の基礎的事項の正しい理解に加え、基本的な定理や公式の的確な適用力等の数学的資質・能力を身に付けておくことを求めます。

<出題方針>

 上記の備えておいてほしい力を測るため、数学(Ⅰ・A)では次のことを入学試験の出題方針とします。

  • 数学Ⅰ(数と式、データの分析、図形と計量、二次関数)から2問出題します。
  • 数学A(場合の数と確率、整数の性質、図形の性質)から2問出題します。
  • 論理的思考の基礎が身に付いているか、また、基本的な定理や公式の知識を正しく適用できているかを空欄補充型の問題により測ります。
理科(生物基礎・化学基礎)

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出題方針

<高等学校段階までに備えておいてほしい力>

 自他ともに健康的な生活を送り、それに必要な情報を理解し活用するために、生物および化学に関する基礎的な理解は必須と言えます。そのため、理科においては、人間、健康、栄養、さらに人々を取りまく環境について学ぶ上で必要なことがらについての理解と、情報をもとに考える力を身に付けておくことを求めます。

<出題方針>

 上記の備えておいてほしい力を測るため、理科では次のことを入学試験の出題方針とします。

  • 生物基礎では、自他の健康について学ぶ上で必要な、生物の基本的性質やヒトの体の成り立ちなどについての理解を問います。
  • 生物基礎では、人々を取りまく環境について学ぶ上で必要な、生態系や環境問題などについての理解を問います。
  • 化学基礎では、体を構成する物質・栄養素の性質やその変化を学ぶ上で必要な、物質の構成や物質の変化などについての理解を問います。
  • 与えられた情報を整理し、それをもとに推論する力を測ります。
実技

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出題方針

<高等学校段階までに備えておいてほしい力>

 芸術学部芸術学科では、「実技」を選択することができます。美術作品やデザインに触れる機会を積極的に持ち、興味を高める(意識)、基本的な構成力や形体描写力、空間表現力(技術)、対象物を観察する力(見る目)を身に付けておくことを求めます。

<出題方針>

 上記の備えておいてほしい力を測るため、実技(鉛筆デッサン)では次のことを入学試験の出題方針とします。

  • 出題された複数のモチーフを組み合わせ、画面上に構成する力を測ります。
  • 与えられたモチーフをよく観察し、形を正確にとらえる力を測ります。
  • 複数の立体物を配置させることでできた陰影や奥行きなどの空間を表現する力を測ります。
  • 限られた時間内に描くことのできる集中力や描写力を測ります。