金沢学院大学

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教員紹介

教授(文学科長)
文学部 文学科 日本文学専攻

蔀 際子

KIWAKO SHITOMI
専門分野:
日本近現代文学 児童文学
私が今、考えること

小説には、楽しむための読み方と、論じるための読み方があります。ノリを最優先に結末まで走るか、表現に足を止め、多くのことに気づきながらゆっくり進むかの違いといってもよいでしょう。文学を学ぶ上では特に後者のスキルが大事で、いかにこれを学生に身につけてもらうかが課題です。

MESSAGE
受験生・学生へ一言

子どものときから今まで、様々な物語や小説を皆さんは読んできているでしょう。そこで得られた概念やことばに対するイメージは、皆さんの記憶の底に静かにストックされています。そのストックが意味を持つのが、新しく何かを読むときです。目の前にあることばと自分の中にある物語を結びつけて、私たちは読みを深めているのです。ストックの量と質、これを意識して、なるべく多様なものを読んでください。口当たりのいいものより、ざらりとした読後感があるものを。

学歴
  • お茶の水女子大学 文教育学部
  • お茶の水女子大学大学院 人文科学研究科(修士課程)
学位 文学修士
職歴 東京工業大学助手、本学講師・准教授を経て現職 
専門分野 日本近現代文学、児童文学
担当科目 現代文章論、近・現代文学講読B、近・現代文文学演習B、創作入門、卒業研究 等
所属学会 日本近代文学会、日本文学協会、お茶の水女子大学国語国文学会
私のおすすめの本
  • 吉村萬壱『臣女』 島清恋愛文学賞受賞作。おぞましさの彼方に純愛が輝く。
  • 島尾敏雄『死の棘』 『臣女』のプレテクストの一つ。
  • パトリシア・ハイスミス『キャロル』 恋愛つながりで。映画もよかった。
主な研究業績・
作品等
  • 「水芦光子のミステリー小説-『贋』・『水の花火-加賀藩噴水考-』の周辺-」(『金沢学院大学文学部紀要文学・美術・社会学編』第11号2013年3月)
  • 「「宇野浩二の大患前兆期―「円本もれ事件」をめぐって―(『金沢学院大学紀要 文学・美術・社会学編』第10号 2012年3月)」
  • 「一つのマリリン理解―曽野綾子『砂糖菓子が壊れるとき』(『金沢学院大学紀要 文学・美術・社会学編』第8号 2010年3月) 
  • 「いかにして憎悪を消すか-曽野綾子『哀歌』(『金沢学院大学紀要 文学・美術・社会学編』第5号 2007年3月)
  • 「曽野綾子の転換-いわゆる『受容の時代』の一面―」(『金沢学院大学紀要 文学・美術編』第4号 2006年3月)
  • 『日本女性文学大事典』(日本図書センター 2006年1月 共著)
  • 『日本現代小説大事典』(明治書院 2004年7月 共著)
  • 「同じ二つの顔-宇野浩二『高い山から』-」(淵叢の会『淵叢』第10号 2001年8月) 他
現在の主な研究・
制作テーマ等
  • 宇野浩二を視座とした日本文学研究
  • 曽野綾子研究
  • 水芦光子研究