金沢学院大学

ABOUT US

教員紹介

教授
経済学部 経済学科

小田 圭一郎

KEIICHIRO ODA
専門分野:
銀行理論 企業金融
私が今、考えること

学生時代から市場メカニズムと経済制度との相互作用という難しいけれど大変面白い問題に関心を持っています。近年は、世界金融危機の要因とその後の政策的対応に関して、このような問題意識に基づきながら銀行と金融市場との関係を考えています。

MESSAGE
受験生・学生へ一言

フランス文学をやりながら怠惰な人生を送ろうと思っていた私は、つい周りに流されて経済学部に進学しました。ところが、経済学は思いのほか面白く、結局、その後30年以上にわたりビジネス・政策・学術等のさまざまな側面から、経済学の研究を続けることとなりました。私のこれまでの幅広い経験を活かしながら、皆さんに経済学の面白さを伝えたいと思います。

学歴
  • 東京大学経済学部
  • Northwestern大学大学院経済学博士課程単位取得
学位 修士(経済学)
職歴
  • 日本政策投資銀行
  • 経済産業研究所(上席研究員)
  • 日本大学経済学部(教授)
専門分野 銀行理論、企業金融
担当科目 ミクロ経済学、計量経済学、現代経済論ほか
所属学会  日本ファイナンス学会
私のおすすめの本
  • 貨幣論(岩井克人)ちくま学芸文庫
  • 集合とは何か(竹内外史)講談社ブルーバックス
  • 地獄の季節(ランボオ、小林秀雄(訳))岩波文庫
主な研究業績
  • "Public-Private Partnerships with Infrastructure Funds: An Optimal Incentive Device," RIETI Discussion Paper Series 18-E-085, 2018.
  • 「銀行の貸し手責任を通じた企業の環境汚染削減について」, RIETI Discussion Paper Series, 18-J-033, 2018.
  • 「カタストロフィ・ボンドの経済学的意義と問題点」,『日経研月報』, 401, pp22-26, 2011年.
  • 「資本市場を通じた自然災害リスクの移転について―カタストロフィ・ボンドを中心に-」,伊藤滋・奥野正寛・大西隆・花崎正晴編,『東日本大震災 復興への提言-持続可能な経済社会の構築』, 東京大学出版会, pp239-243, 2011年.
  • 「ボルカールールの解釈について-銀行業務規制の転換-」,『日経研月報』, 383, pp64-68, 2010年.
現在の主な研究テーマ
  • 銀行行動と市場メカニズムとの相互作用についてのゲーム理論的分析
  • 証券化における銀行のretention規制の評価に係る分析
  • PPP/PFIにおけるファンドを通じたインセンティブスキームに係る分析
主な社会活動
  • OECD (経済協力開発機構):“Government Foresight Project”メンバー(2014-2017年)
  • Bloomberg International:日米の経済指標解説 (2008-2009年)