金沢学院大学

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教員紹介

准教授
文学部 文学科

向井 理恵

RIE MUKAI
専門分野:
認知言語学
私が今、考えること

 最近、自分の内側の意識が外の世界をつくっているということを以前よりも感じるようになりました。最新の量子力学でも、「世界は観測するまで存在しない、観測すると出現する」というようなことを言っています。にわかには理解できない世界ですが、自身の専門である認知言語学の考え方と響き合う気がしています。

MESSAGE
受験生・学生へ一言

 大学は、これまで当たり前のように生きてきた“客観世界”の外に出て、それを俯瞰し相対化するきっかけを与えてくれる場だと思います。一つ世界に埋没していた状態から、自身の捉え方次第で、別の世界を選択できることに気付ける場です。そんな私たちの「言葉」は、“客観世界”を写し取ったものではなく、地球で生きる唯一無二の私たちの身体のフィルターを通したものです。だからこそ、「言葉」は貴重で愛おしいものなのだと思います。

学歴
  • 金沢大学文学部文学科
  • 金沢大学大学院人間社会環境研究科(博士後期課程)
学位
  • 博士(文学)
職歴
  • 株式会社富山育英センター専任講師
  • 富山福祉短期大学非常勤講師
  • 金沢星陵大学非常勤講師
  • 金沢美術工芸大学非常勤講師
  • 高岡法科大学助教・講師・准教授
  • 放送大学富山学習センター非常勤講師・客員准教授
  • 金沢大学非常勤講師
専門分野
  • 認知言語学
担当科目
  • 英語学概論Ⅰ・Ⅱ
  • 英語音声学
  • 英語学講読Ⅰ・Ⅱ
  • 言語習得研究(Ⅰ・Ⅱ)
  • 英語文法論(Ⅰ・Ⅱ)
  • 英語学演習(Ⅰ・Ⅱ)
  • 第二言語習得演習(Ⅰ・Ⅱ)
所属学会 
  • 日本認知言語学会
  • 日本語用論学会
  • 国際認知言語学会
  • 日本英文学会
  • 金沢英文学会
私のおすすめの本
  • 木村敏『時間と自己』
  • 茂木健一郎『生命と偶有性』
  • せきしろ『放哉の本を読まずに孤独』
主な研究業績
  • 「詩的認知と construal ―詩の創発と鑑賞の観点から―」(『日本認知言語学会論文集』第23巻、411-417、2023年)
  • 翻訳書『認知言語学を英語教育に応用する―応用認知言語学の方法-』(開拓社、Part1 Chapter2 The Basics of Cognitive Linguistics(30頁)を担当、2023年)
  • 学会発表 “A Cognitive Linguistic Approach to Ma in Japanese Haiku”(The Fifteenth International Cognitive Linguistics Conference, 2019年)
  • 「「間」と認知モード」(『ことばのパースペクティヴ』中村芳久教授退職記念論文集刊行会[編]開拓社、502-513、2018年)
  • 「物語の受容におけるグラウンドの現れ」(『Kanazawa English Studies 30』、53-75、2018年)
  • 「オクシモロンの創発・受容における認知モード」(『日本認知言語学会論文集』第18巻、 72-84、2016年)
  • 「日本語のanchoring structureと文末の機能について」(『日本認知言語学会論文集』第15巻、681-686、2015年)
現在の主な研究テーマ
  • 言語に現れる「間」
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