金沢学院大学

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教員紹介

教授
芸術学部 芸術学科

末松 智

SATOSHI SUEMATSU
専門分野:
復元図学 絵画(洋画) 美術史
私が今、考えること

 半世紀以上絵筆をとってきましたが、自分の画風を一言で表すなら「失敗の繰り返し」。なかなか正確な筆致で決めることが出来ないので、何度も修正しているうちそれが画風になっているようです。そもそも物事を完璧に行おうと思うことに無理があるのかもしれません。今は手段を選ばず、結果が良ければそれで良し、と思うようにしています。

MESSAGE
受験生・学生へ一言

 私は本学の教員であるとともに歴史考証復元画家でもあります。今まで金沢城などの復元画を描いてきましたが、これは遺跡や城郭、亡き人をありし日の姿で再現することです。そのためには単に正確に描写するだけではなく、歴史的な調査や図学的技法、文献資料の解読や建築学的考察、さらに解剖学的な知識などさまざまな要素が必要になってきます。本学ではデッサンや図学、美術史など広範にわたる科目を担当していますが、その講義の中でもこの手法や背景を紹介していきたいと思います。一緒に新しい世界を創り上げて行きましょう!

学歴
  • 金沢美術工芸大学 美術学科 絵画(油絵)専攻 卒業
  • ウィーン美術大学大学院 絵画科(アリック・ブラウワー研究室) 修了
  • ウィーン大学 古典古代考古学科(古代ギリシア・ローマ)
職歴
  • 金沢市立野田中学校常勤講師
  • 金沢工業大学専任講師
  • 金沢学院大学・大学院非常勤講師
  • 金沢大学非常勤講師
  • 金沢美術工芸大学・大学院非常勤講師(現行)
  • 金沢医科大学非常勤講師(現行)
  • 金城短期大学非常勤講師
  • 放送大学石川学習センター非常勤講師(現行)
学位
  • 学士(芸術) 
  • Magister artium (芸術修士) 
専門分野
  • 復元図学
  • 絵画(洋画)
  • 美術史
担当科目
  • デッサン
  • 絵画演習
  • 図学
  • ドイツ語Ⅰ・Ⅱ
  • 美術文化交流史
  • 西洋美術史
  • 西洋美術特論
  • CG活用演習
  • 西洋美術史特論Ⅰ・Ⅱ(大学院)
所属学会
  • 日本メディカルイラストレーション学会
  • 日本建築学会
  • 石川郷土史学会
私のおすすめの本
  • 『後世への最大遺物』 内村鑑三著
  • 『フロイス日本史』 ルイス・フロイス著
  • 『創世の守護神』 グラハム・ハンコック著
主な研究業績
  • 論文: 「A visual analysis of diamond-shaped turret located in the secondary enclosure of Kanazawa Castle」 (金沢城二の丸の菱櫓に関する視覚的解析) 日本設計工学会、ウィーン工科大学共催 第1回設計工学に関する国際会議(オーストリア)2005年
  • 歴史考証復元画:   エフェソスの大劇場(トルコ)1992年、エフェソスのオクトゴン霊廟 (トルコ) 1992年、金沢城二の 丸菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓 1997年、ギリシア・サモトラケ島のニケの泉 (ギリシア)2000年、ペルガモンのゼウスの大祭壇(トルコ)2002年、シェーンブルン庭園のローマの遺跡 (オーストリア) 2005年、金沢城本丸三階櫓 2007年、金沢城東の丸辰巳櫓 2008年、金沢城東の丸丑寅櫓 2009年、金沢城二の丸表式台(玄関) 2010年、金沢城二の丸唐門 2010年、シェーンブルン庭園のローマの遺跡 2010年、金沢城玉泉院丸色紙短冊積石垣群 2011年、金沢城二の丸表式台(玄関)2013年、金沢城二の丸表舞台 2014年、金沢城玉泉院丸門(鼠多門)2015、金沢城本丸鉄門 2016年、金沢城丑寅櫓・水の手門・蓮池堀縁長屋 2017年、藩祖利家肖像 2018年、金沢城蓮池庭安永度翠滝 2019年、利家正室芳春院肖像 2019年、金沢城辰巳櫓・大鎬櫓 2021年、三代藩主利常生母寿福院肖像 2021年、金沢城本丸慶長の三階櫓 2023年、金沢城宝暦の大鎬櫓・三階櫓・辰巳櫓 2024年、三代利常正室天徳院(珠姫)肖像 2025年
現在の主な研究
  • 古代遺跡や日本近世城郭、過去の人物の歴史的復元考証と復元画制作
主な社会活動
  • 日蓮宗本山妙成寺本堂須弥壇脇画「寿福院」委託制作 2021年
  • 金沢市城南公民館 女性教育部 城南レディースセミナー 講師
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