金沢学院大学

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会見でのやりとり【パート3】

松井投手「5巡目に入る時『もうないのかな』と」
長谷川投手「松井が先に指名されてヒヤヒヤした」

――記者:指名された時、喜びや嬉しさが先に来たのか、それとも安心感、安堵が先に来たのか、どちらからですか。

松井投手
 4巡目が終わって5巡目に入る時にちょっと焦りがありました。もうないのかなと思っていたら、そこで呼ばれたので、すごく安心しました。

長谷川投手
 松井が先に指名されて自分はすごくヒヤヒヤしていました。同期の4年生たちも後ろで見守ってくれていたので、ちょっと後ろを振り返りづらい空気の中、無事に指名されて、みんなで騒ぎ立てたといいますか、すごくうれしかったです。その後で安心した気持ちが来たという感じでした。

 

――記者:それぞれの球団で自分のどういったところを活かして活躍していきたいですか。

松井投手
 自分は先発として4年間ずっとやってきたので、経験値をプロでもさらに伸ばしたいです。楽天には田中将大投手らすごい選手がたくさんおられるので、そういうところをたくさん吸収して良いピッチャーになれればいいと思っています。

長谷川投手
 自分は中継ぎでいろんな経験をさせていただいたので、それを生かしながら、かつ左のサイドハンドという特長を生かして頑張っていきたいです。

 

――記者:松井投手に伺います。高校時代に清宮選手らの活躍をテレビで見ていたという話もありましたが、具体的にどういう思いで見ていたのですか。

松井投手
 高校3年の野球が終わってから、ネットなどで清宮選手のホームランだったり、村上選手がプロに入ってからすごい活躍を見ていて、大学2年の時までは本当に雲の上の存在だと思っていたんですけど、こうして今日指名されましたので、同じステージで戦えることを本当に楽しみにしています。

 

――記者:2人で互いに励まし合ってプロを目指す気持ちを維持し続けてきたのですか。

長谷川投手
 大学2年の神宮大会に出場した時に、松井と自分が主力で投げさせてもらって、その時にプロに行けるといいなという話をしたことがあって、それをきっかけに互いに高めあうことができたと思っています。

松井投手
 自分は最上級生になってからピッチャー陣を2人で引っ張って行こうと思っていて、その結果、春のリーグだったり秋のリーグだったりでしっかり結果を残せました。切磋琢磨しながら頑張ろうと言い続けていました。

 

――記者:両選手にお伺いします。それぞれ楽天、日本ハムということで、球団予想で心当たりがあったりしましたか。

長谷川投手
 全く想像がつかない状態で待っていたので、日本ハムファイターズさんから指名された時は本当にびっくりしました。

松井投手
 自分もどこの球団に指名されるか想像が全くつかない状態だったので、楽天イーグルスさんから呼ばれた時は、自分の中では意外だなというか、でも、ほっとしました。

 

――記者:松井選手にお伺いします。石川県を離れるということで、寂しさはありますか。

松井投手
 やっぱり大学時代まで22年間過ごしてきた地なので、少し寂しい気持ちはありますが、野球で盛り上げるということで言えば、石川県内だろうが県外だろうが関係ないと思うので、仙台の地でもしっかり頑張っていきたいと思っています。

 

――記者:角尾監督にお伺いします。1996年の創部以来、初めて現役の学生が指名されたということですが、2人は何が良かったのか、何が伸びたのでしょうか。

角尾貴宏監督
 高校時代の実績が2人ともほぼないに等しい中、本学としては、夢を追いかける学生に対して、卒業まで夢を諦めずに追いかけられる環境づくりを一番に考えてやっています。ですから、最終的に本人たちが夢をつかんでくれたというのが本当に良かったと思っています。「この4年間やり切った」と満足して卒業していってほしいというのが本学のスタイルであり、その中でこの2人は夢をつかんでくれました。ただし、プロに入るのがゴールではなくて、ここが本当のスタートだと思います。今日喜びをかみしめても、明日からはプロでどうやって活躍するのかを考えていってほしいというふうに思っています。

 

――記者:プロ入り後の具体的な目標があれば教えてください。

松井投手
 先発として毎年ローテーションを守って、最多勝を取れる選手になれればいいと思っています。

長谷川投手
 宮西選手は何年も連続で年間40試合を投げていたので、自分もその記録に追いつけるように頑張って、年間40試合といわず50試合でも60試合でもやれるような投手になりたいと思っています。

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