【文学部】
心理学専攻科目「心理実習」の報告会を開催

　1月24日(水)に、文学部文学科心理学専攻の実習科目「心理実習」の報告会をオンラインにて開催しました。実習を履修した心理学専攻の5名の学生がプレゼンテーションを行い、担当教員や実習や資格科目に興味を持つ心理学専攻の学生が聴講しました。
　「心理実習」は、大学で学ぶ公認心理師（心理学の国家資格）をめざすための学びの集大成となる科目です。今年度も保健医療・福祉・教育・司法犯罪・産業労働の5分野における心理師・心理スタッフの働き方について、知識と技能を習得するという目的のもとで、施設での見学を含む実習を行いました。
　報告会の中で、実習生たちは、各分野での支援の概要と共に、学びの成果や考察を発表しました。各実習生は要支援者への向き合い方、他の専門職との連携の際に互いを尊重し合う重要性について学んだことを整理し、今後の課題を確認していました。
　プレゼンテーションの後は参加学生による質問があり、学内での事前学習と実習の相違などが話題にのぼりました。最後に、実習を担当した教員一同からコメントがありました。実習生たちへの労いの言葉に加え、「多職種で協働して人の心の健康に寄与するために自らの専門性を認識し生かすことも肝要」、「対人援助職として活動するにあたり、健全なプライドを持ち、研鑽を続けるように」といったメッセージが述べられ、報告会が終了しました。
　実習をお受け入れくださり、ご指導くださいました施設の皆様、関係者の皆様に厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。