金沢学院大学

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教員紹介

講師
文学部 文学科

出口 誠

MAKOTO DEGUCHI
専門分野:
平安朝漢文学 和漢比較文学
私が今、考えること

 スポーツ観戦はそれ自体が楽しいものですが、どうしてあの選手はこのプレーを選んだのだろう、と分析しながら考えることも面白いと思います。私の関心も一緒で、1000年前の日本人が書いた文章を読んで、どうしてこのことばを選んだのだろう、それによって何を表現したかったのだろう、と考えることに楽しみを見出しています。

MESSAGE
受験生・学生へ一言

 ことばは、力を持っています。人を幸せにすることもあるし、傷つけることもあります。文学の学びは、ことばの力の働きを理解することだと考えています。そのためには、どれだけことばと接してきたかが重要です。ぜひ周りの人との会話を大切にしてください。そして、たとえ周りに人がいない時でも、時間や距離を超えてことばをやり取りできる手段があります。それは読書です。さまざまな人の、さまざまなことばに触れることで、ぜひ自分のことばを豊かにしてください。

学歴
  • 早稲田大学文化構想学部
  • 筑波大学大学院人文社会科学研究科文芸・言語専攻
学位 博士(文学)
職歴
  • 日本学術振興会特別研究員DC
  • 武蔵高等学校中学校非常勤講師
専門分野 平安朝漢文学、和漢比較文学
担当科目 古典文学講読、古典文学演習、漢文学講読、日本文学史Ⅰなど
所属学会 
  • 中古文学会
  • 和漢比較文学会
  • 説話文学会
  • 筑波大学日本語日本文学会
私のおすすめの本
  • 『漢の武帝』吉川幸次郎
  • 『日本の漢字』笹原宏之
  • 『漢文と東アジア』金文京
主な研究業績
  • 一条朝の聖代―平安朝漢文学における「聖代」の展開―(『中古文学』108号、2021年)
  • 平安朝漢詩文における太公望像(『日本語と日本文学』65号、2020年)
  • 大江匡衡「申弁官左右衛門権佐大学頭等状」考―延喜・天暦聖代と文道― (『和漢比較文学』61号、2018年) ほか
現在の主な研究テーマ
  • 平安時代中後期紀伝道文人の研究
  • 天神信仰研究