金沢学院大学

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教員紹介

准教授
経済学部経済学科、基礎教育機構

中村 直行

NAOYUKI NAKAMURA
専門分野:
言語哲学 科学哲学
私が今、考えること

 「策士(さくし)策におぼれる」ということわざがありますが、自分がスマフォにしかけたスケジュールに苦しめられています。しかし、おぼれないようにということばかり考えて意識し過ぎることもよくなく、だからと言って、意識し過ぎることが無いように、とこだわることにもこだわるべきではなく、難しいですね。

MESSAGE
受験生・学生へ一言

 あなたは内面にぼんやりとした悩みごとや問題を抱えているのではないでしょうか?それをことばにして外に出してみる。そして書き留めたものを今度は読むことで内面に戻してやる。この反芻(はんすう)によって、あえて避けてきた、悩みごとや問題を明確にする。それが教育の大事な面ではないかと考え、なるべくそのような授業ができるように心がけています。ですから、授業という双方向の行為は、教員が一方的に提供するものではなく、受講生と開講者とで協力しつつも研磨し合うことで、よりよいものになると思っています。

学歴
  • 金沢大学 理学部
  • 金沢大学大学院 社会環境科学研究科(博士後期課程)
学位 博士 (文学)
職歴
  • 昭和63年4月 NTT(日本電信電話株式会社)入社
  • 平成4年 4月 NTT通信網総合研究所 通信トラフィック研究部 研究開発職(平成7年3月まで)
  • 平成10年4月 NTT情報流通基盤総合研究所 サービスネットワーク推進プロジェクト研究開発職(平成13年3月まで)
  • 平成16年 7月 金沢大学大学院 社会環境科学研究科 リサーチ・アシスタント(平成17年3月まで)
  • 平成18年 4月 金沢大学大学院人間社会環境研究科 客員研究員(平成20年3月まで)
  • 平成20年 3月 NTT西日本(西日本電信電話株式会社)辞職
  • 平成20年 4月 金沢学院大学 経営情報学部 准教授(平成27年3月まで)
  • 平成21年 4月 金沢学院大学大学院 経営情報学研究科 准教授(現在に至る)
  • 平成24年 4月 金沢大学非常勤講師(平成29年3月まで)
  • 平成27年 4月 金沢学院大学 基礎教育機構 准教授(現在に至る)
専門分野
  • 言語哲学
  • 科学哲学
担当科目
  • 哲学Ⅰ・Ⅱ
  • 哲学
  • 数学基礎
  • コンピュータ活用演習Ⅰ・Ⅱ
  • 倫理学
所属学会
  • 日本科学哲学会
  • 応用哲学会
  • 中部哲学会
私のおすすめの本
  • 『オロカ者の定義―元気が出る!受験生改造講座』学習研究社 (1995年)秋山 仁 (著) ISBN-13: 978-4053002310
  • 『哲学の謎』 講談社現代新書(1996年)野矢 茂樹 (著)ISBN-13: 978-4061492868
  • 『沈黙と無言の哲学―〈語りえぬもの〉の語りえなさを語る―』大学教育出版 (2015年)中村直行 (著) ISBN-13: 978-4864293266
主な研究業績・
作品等
  • (単著・著作:2015)『沈黙と無言の哲学―〈語りえぬもの〉の語りなさを語る―』大学教育出版ISBN4864293260)、2015年4月20日
  • (単著・論文:2021)「生への全くの無関心を生きる -生に対する非・不・無・反、それらの中立の生き方あるいは超然たる生き方- 」、金沢学院大学紀要 (第19号) pp. 147 - 152
  • (単著・論文:2020)「現在位置の使用と言及 - 大きい現在位置と小さい現在位置-」、金沢学院大学紀要 (第18号) pp. 176-184
  • (単著・論文:2019)「真理と言語」、金沢学院大学紀要 (第17号) pp. 129-132
  • (単著・論文:2018)「使用中であることを生け捕りできないモノ ― 心・生・世界・夢・禅・言葉・愛・絵・時間・陶酔・失敗 ―」、金沢学院大学紀要 (第16号) pp. 155-161
  • (単著・論文:2017) 「カウントアップと計算の相互依存」 金沢学院大学紀要 (第15号) pp. 207-212 2017年3月
  • (単著・論文:2016)「〈夢の使用〉と〈夢への言及〉」、金沢大学哲学・人間学論叢、柴田正良教授退職記念号(第7号)pp.51-64,2016年3月
  • (単著・論文:2016)「0人称の死」、金沢学院大学紀要、文学・美術・社会学編(第14号)pp.51-57,2016年3月
  • (単著・論文:2015)「私は世界のどこにもいない-誰でもない私から安心立命の私へ」、金沢学院大学紀要、文学・美術・社会学編(第13号)pp.43-50,2015年3月
  • (単著・論文:2014)「心と体の切っても切れない関係」、金沢学院大学紀要 文学・美術・社会学編(第12号)pp.43-7、2014年3月
  • (単著・論文:2013)「「足の速い亀」の傍点オペレータ使用前に、引用符オペレータが要るのではないか?」金沢学院大学紀要 文学・美術・社会学編(第11号)pp.83-8、2013年3月
  • (単著・論文:2012)「<語り得ぬもの>の語り得なさ」、金沢大学『哲学・人間学論叢』第3号
  • (単著・招待論文:2011)「最小合理性とは —MINIMAL RATIONALITY (1986)とその後の進展—」、中部哲学会編『中部哲学会年報』 42号
  • (単著・論文:2011)「Gödelの第二不完全性定理の証明における背理法適用への批判」金沢大学『哲学・人間学論叢』第2号
  • (単著・論文:2009)「現実的な合理性とは何か?― チャーニアク哲学の紹介 ― 」、比 較思想学会『比較思想研究』第35号別冊
  • (共訳・訳本:2009)双書 現代哲学7『最小合理性』第1章・第2章(pp. 3-76)「訳者解説」(pp. 239-263)
  • (博士論文:2006)「沈黙すべき<語り得ぬもの>とは何か?―『論考』の峰と山脈を追いかけて―」
  • (単著・論文:2005)「ウィトゲンシュタインはメタ言語を 認めずに使用していたのか?」金沢大学大学院 社会環境科学研究科『社会環境研究』第10号
  • (単著・論文:2002)「仮言命題等に関する提唱についての考察 ―Principia Mathematicaを超えて― 中部哲学会編『中部哲学会年報』 第34号
現在の主な研究・
制作テーマ等
  • 「非と不と反と超とそれらの中立点」の生への適用(「死にたい」と「生まれてこなければよかった」と「もうこれ以上生きていたくない」等などの差異を探究する)
  • 語りえぬものの <語りえなさ>(何かを語ることができないが、その理由・原因を探究する)
  • 『計算機のルネサンス』(数え上げることと計算との相互関係の探究)
主な社会活動 平成27年4月~平成28年3月 金沢市図書館図書選定評価委員(宗教分野)