金沢学院大学

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教員紹介

教授(芸術学科長)
芸術学部 芸術学科

市島 桜魚

OUGYO ICHISHIMA
専門分野:
造形(漆芸)
私が今、考えること

私の専門分野は造形(工芸)で、中でも漆芸が専門です。創作活動は「生み出す」現場。「わくわく」「どきどき」と「発見」の連続でもあります。工芸において「技術力」と「デザイン力」は創造のための大きな両輪です。ものづくりの魂を忘れることなく、今に生きる作品制作を目標としています。

MESSAGE
受験生・学生へ一言

みなさんが「原石」だとすれば、大学はその「原石」の質を見極め、磨いていくところだと思います。ダイヤモンドも最初から輝いている訳ではありません。教養・共通専門・専門科目などの様々な授業を積極的に学んでいくことで、各々の個性が発揮されるようになり、その人にしか出せない輝きを放つようになると考えています。輝きは10人10色、100人100色であって、一つとして同じものはないのです。
何事にも興味を持って取り組むこと。一歩前に踏み出す勇気。失敗することに臆病にならない。チームワークを大切にしながら自分をしっかりと持っていること。
大学での学びが、みなさん一人一人の独自な輝きを創るのです。

学歴 石川県立金沢二水高等学校
職歴
大場松魚漆芸工房
専門分野 造形(漆芸)
担当科目 工芸Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ、工芸表現法Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ、金沢まち学特講、就職基礎講座、就職対策講座、卒業研究・制作Ⅰ・Ⅱ
所属学会 公益社団法人 日本工芸会、公益財団法人 石川県美術文化協会
私のおすすめの本
  • うるしの話  著者:松田権六
  • 日本の伝統  著者:岡本太郎
  • 戯れの骨董 うたかたの仏教美術  著者:山本野人
  • 管見妄語シリーズ  著者:藤原正彦
主な研究業績・
作品等
  • 1990 第37回日本伝統工芸展 優秀賞(NHK会長賞)蒔絵「秋の野」小箪笥
  • 1992 第39回日本伝統工芸展 優秀賞(朝日新聞社賞)平文「星螢」重ね箱
  • 1993 第10回日本伝統漆芸展 蒔絵「盛秋」八角箱 紀文美術館買上げ、ステッセルのピアノ復元における蒔絵制作
  • 1994 第50回石川県現代美術展 最高賞(技術賞)および50周年記念美術文化大賞 蒔絵「渦波」箱
  • 1995 第12回日本伝統漆芸展 蒔絵「宙」箱 宮内庁買上げ
  • 1996 第13回日本伝統漆芸展 蒔絵「閃光」八角箱 国際国流基金買上げ
  • 1998 第54回石川県現代美術展 委嘱賞 蒔絵「円」色紙箱 金沢市買上げ
  • 1999 名古屋、‘01‘06‘10東京、‘08金沢にて個展
現在の主な研究・
制作テーマ等
  • 「平文」および「引っかき」の技法による表現の可能性
  • 「漆芸・漆器、漆を塗る」がイコール「japan」であることの意味 ③「KOGEI」としての認識と発信の在り方について
主な社会活動 日本伝統工芸展鑑査員、日本伝統漆芸展鑑査員・審査員、石川県現代美術展審査員、石川県輪島漆芸技術研修所運営委員および講師、石川県立美術館運営委員、金沢市文化振興財団評議員、石川県美術文化協会理事・事務局次長