金沢学院大学

第1回入学前セミナーを開催しました。

推薦入試・エントリー入試・スポーツエントリー入試に合格し、入学手続きをされた皆さんを対象に12月19日(土)、第1回入学前セミナーを開催致しました。この入学前セミナーは、入学までの時間を使い、大学での学びを知り、充実した大学生活を送るための目標を設定し、夢を叶えるためのヒントを見つける時間として、今年度よりスタートしました。

第1回は主に入学前の過ごし方や本学の学びなどを知って貰うためのプログラムを設け、本学学生によるトークセッションやクイズを行い、わかりやすく紹介しました。その中でも、「4年生に聴く」と題して行われた本学4年生によるトークセッションでは、先輩学生が後輩たちに向けて、自分たちの4年間での変化や成長について、熱く語ってくれました。参加した皆さんの中には、「この先輩のようになりたい」と憧れを抱いた方もいるのではないでしょうか。先輩からのメッセージを受け、皆さんの4年間をそれぞれ思い描いてほしいと思います。

また、来年4月に新設する健康栄養学科については別プログラムで実施され、内容は管理栄養士国家試験の概要説明やHACCP対応実習室等の見学を行いました。その他、グループで与えられた食材から健康的なメニューを作るワークショップ型授業では、メンバー全員が相談し合い、知恵を絞りながらより良いメニューを考える姿が印象的でした。

今回の第1回の入学前セミナーでは、県内外、遠方からも多数参加があり、とてもにぎやかな雰囲気になりました。金沢学院大学では、教員、職員、学生スタッフ一同が一丸となって、皆さんが4月から良い学生生活をスタートできるよう、今後もサポートいたします。

◆各プログラムの様子◆

▼「4年生に聴く」の5名の本学学生(左)トークセッションの様子(右)
トークセッション動画Vol.1はこちら

入学前セミナー-129入学前セミナー-29

▼就職試験体験(英語・数学)の様子

入学前セミナー-62入学前セミナー-67

▼「金沢学院大学を知ろう~クイズようこそ学院大学~」の様子

入学前セミナー-92入学前セミナー-98

▼健康栄養学科:ワークショップ型授業の様子(左)HACCP対応実習室の見学(右)

健栄(自己紹介2)健栄(HACCP見学)

◆次回について◆

次回は今回行った内容などをより実感できるよう体験型のプログラムを予定しております。詳細につきましては、決まり次第ホームページにて掲載致しますのでご確認ください。

◆問い合わせ◆

入試広報部 TEL 076-229-8833 / フリーダイヤル 0120-367-984

大学院経営情報学研究科

文部科学省
「職業実践力育成プログラム」に認定

BPロゴ

金沢学院大学大学院経営情報学研究科経営情報学専攻は、平成27年12月15日に、文部科学省の平成27年度「職業実践力育成プログラム」(BP)に採択されました。

■職業実践力育成プログラム(BP)とは

この制度は、大学・大学院・短期大学・高等専門学校におけるプログラムの受講を通じた社会人の職業に必要な能力の向上を図る機会の拡大を目的として,大学等における社会人や企業等のニーズに応じた実践的・専門的なプログラムを「職業実践力育成プログラム」(BP)として文部科学大臣が認定するものです。

文部科学省「職業実践力育成プログラム(BP)認定制度について」

■認定プログラムについて

課  程 修士
課 程 名 経営情報学研究科経営情報学専攻 税理士・税法コース
期  間 2年
職業分野 税理士、経理・財務担当者
修得資格 修士(経営情報学)
社会人の受講しやすい工夫 長期履修
概  要

本コースは、経営情報に関する専門的知識の上に租税法学又は会計学の研究を行い、修士論文作成により税理士試験一部免除を受けることができるよう指導し、税制、会計制度を含め近年の税理士を取り巻く環境の変化に即した判例研究、事例研究等に基づいた実践的専門家の養成を目指すコースです。
平成27年度「職業実践力育成プログラム」(BP)として文部科学大臣から認定されました。北陸税理士会との連携のもと、税務や財務・会計に関する高度な知識を修得するとともに、授業を通して、課題発見・解決能力、論理的思考力、プレゼンテーション能力などを身につけることができる教育課程を編成しており、学部卒業生だけでなく、税務や財務・会計に携わる社会人の方や税理士資格取得を目指す方などを対象に、高度で専門的な学びを提供します。
また、社会人の方が学びやすいよう、夜間は金沢市中心部のサテライト教室にて授業を行っており、最長4年間のフレックス履修生の受け入れも行っています。

<プログラムのイメージ>

BP_image

認定を受けたプログラムは、概要と申請様式1・2を公表することになっております。

第1回入学前セミナー
学生インタビュー記事

この大学に入学して
本当によかった。

経営情報学部4年
中屋久人さん

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――中屋君が金沢学院大学に入学したときのことを教えてください。

実は自分には、他に行きたい大学がありました。でも、第一志望のその大学に合格することができなくて、学院大に入学することになりました。高校生の当時は、特にやりたい仕事もわからなくて、経営学を学んでおけば何らかの仕事に生きてくるだろうと思ったので、経営情報学部を選びました。

――第一志望ではない学院大に入学することになり、どんな気持ちでしたか?

入学前は本当に不安で怖かったです。どうなるんだろうな、って思っていました。でも、友達がたくさんできました。今、振り返って思うのは、「誰と友達になるか、誰と一緒にいるか」ということです。友達から受ける影響というのはとても大きいです。

――具体的に友達からどんな影響を受けましたか?

友達になった一人が、高校時代にすでに簿記の資格を取っていました。それがすごいなと思って、自分も何か資格を取りたいという気持ちがあったので、友達が持っていた簿記の資格を取ろうと思ったんです。休み時間や授業が終わった後に図書館で勉強して、トライしました。かなり自分で勉強したんです。でも、初めて受けた時には不合格、2回目も不合格…「こんなに大変なの?」と思いましたが、3回目で合格することができました。友達にも教えてもらいましたし、人からの刺激で自分もこんな風に挑戦できるんだと思いました。友達のおかげだと思います。

――資格を取るために勉強をしたり、それから中屋君のゼミは地域連携でも熱心なところでしたよね。時間の使い方が難しかったのではないですか?

はい。授業、アルバイト、ボランティア、そして遊ぶための時間を確保して管理すること、スケジュール管理を学んだようにも思います。ゼミでは、尾張町の商店街の活性化について取り組んでいましたが、尾張町のみなさんとの打ち合わせ、そして、ゼミの先生への報告など、様々な人と連絡を調整しあって進めていくということを学びました。きっと、社会人というのもこんな感じなのだろうなと思っています。それから、2年生のときにはJAPAN TENTのボランティアに参加してリーダーも務めました。高校生の頃と違うのは、いろいろなことに積極的に参加するようになったということだと思います。 nakaya01
高校生の頃は、人から何か誘われても、まず「面倒だな」と思ってしまっていたんです。でも、大学生になってからは、自然と人とのつながりの大切さがわかったり、人と出会うことが楽しいと思えるようになってきて、変わったなと思いました。人としゃべることもできるようになりましたし(笑)。

――なぜ中屋君はこんなに充実した4年間を過ごせたのだと思いますか?

自分の中には、「ある考え」があった気がします。高校生までというのは、すごく管理されていますよね。校則があったり、やらなければいけないことも決まっていて、朝も何時に来なくちゃいけないとか、学校は毎日行かなくちゃいけないとか。決められたことをやるという、決められたことをやらなければならないのが高校生まで。でも、大学生というのは、そんな高校生までとは違って、すごく自由です。自由な時間がたくさんある。だから、こんなに自由な時間の中で生きるには、自分をしっかり持っていないといけないのだと思います。大学生と比べると高校生ってとても忙しいし、自由な時間がない。大学生になると、こんなに自由な時間があっていつでも遊べる。だからこそ、自由な時間がちゃんとあるんだから、それ以外のところは、しっかりしようよ、ということです。勉強もしっかりやる。高校までは管理されてできていたことを、大学では管理されてではなく、自分でやる。ただそれだけなんだけど、でも、それが高校と大学との違いでもあると思います。当たり前のことを当たり前に生活することで、充実した大学生活を送ることができたのだと思います。

――最初は不安でいっぱいだった学院大への入学。でも、お話を聞いていると充実した大学生活を送ることができたようですね。もし、4年前の高校3年生の中屋君に、今、声をかけてあげるとするならば何と言ってあげたいですか?

「学院大で良かったよ」と言いたいです。本当に。当時の自分はとても不安でいっぱいでした。でも、自分は本当に金沢学院大学に来られて良かったと思えるので、「大丈夫だよ」と一言かけたいです。

 


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第1回入学前セミナー
学生インタビュー記事

一歩踏み出したらその先には
“芋づる式”の人脈が

美術文化学部4年
町方珠代さん

Machikata02

――町方さんの学生生活を語る上で欠かせないことについて教えてください

学生団体g.rappa(グラッパ)に入って、いろんな活動をしてたくさんの人に出会ったことです。

――その学生団体のことについて教えてください

金沢にはたくさん学生団体があるんですけど、2年生の5月くらいに、たまたま学内でチラシを見たんです。何となく面白そうだなと思って、行ってみようかなって思ったんです。一人で。行ってみたら、とても楽しくて、他大学の人とも交流できるし、学生だけではなくて社会人の人とも出会えて、すごく人脈が広がりました。東原という限界集落があるんですけど、そこの野菜を販売するお手伝いをしたりもして、学生でないとできない経験もたくさんしました。 machikata01
それで、なんと、4年生になったときにこの学生団体の代表になったんです。今までは、代表とかリーダーとか、やったことがありませんでした。どちらかというと人任せにするタイプで。でも、今回はやってみようかなって思えたんです。社会人の人から「やってみたら」と勧められたのもきっかけになりました。

――なるほど。学生団体といっても、学生だけではなくて、様々な人と交流ができる経験ができたのですね。

はい。入学前の自分と比べて、自分が成長したと思えるとしたら、それは人脈を作ることができたこと。そして、コミュニケーションできるようになったことです。人との出会いは大切だと実感できました。4年間って一瞬でもあるんですよね。その今の瞬間に出会っている人って大切なんだなと思えました。足を踏み出せば踏み出すほど、世界は広がって、出会いも増えます。そして、社会人の人とも交流する機会があったので、尊敬できる大人ができた、ということもいい出会いだったと思います。

――町方さんはメディアデザインを専門にされていますが、大学に進学するか、専門学校に進学するか迷うということはなかったのですか?

私は高校の時も美術コースで、高校生の頃から学院大学の授業を受ける機会があったんです。その頃から大学の学びの内容が面白そうだなと思っていました。専門学校は確かに、より専門的なことを学べるのかもしれません。でも、高校3年生の時に、本当に自分がその専門で将来生きていくかということはわかりませんでした。だったら、「違うな」と思ったときに方向修正できる大学のほうがいいなと思いましたし、専門以外のことも教養として学べる大学がおもしろそうだと思いました。やっぱり、大学で良かったと思っています。将来的に、メディアを専門とした職業につかなくてもいいという安心感もありました。

――では、入学予定者の高校生のみなさんにメッセージをお願いします

免許はすぐ取ろう!です。

――免許ですか?自動車の?

はい(笑)。免許っていうのは「たとえ」なんですけど、つまり、「今すべきことを、今する、という習慣を身につけておこう」ということです。「今しか出来ないことをする」とも言えます。自分を変えるきっかけって、これからどんどん出てくると思うんです。「あぁ、今、これしたいのに、しなくちゃいけないのに、あぁ、これ終わってないからできない。」ってことにならないように、今、目の前にあるすべきことを後回しにしないで、今しかできないことをするという習慣をつけるということです。だから、もし、今、時間があって自動車学校に通えるなら免許は取ってしまったほうがいい。取っておけば、その時間は未来のために使えますよね。あとはもう一つ伝えるとしたら、「楽しかったなあと思えればいいんじゃない?」と言いたいです。今楽しめること、今しかできない思い出、たくさんの友達、何でもいから「楽しかったと思えること」をたくさん経験できる4年間になるといいと思います。

 


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第1回入学前セミナー
学生インタビュー記事

一日一日が私にとって
宝物だった4年間。

美術文化学部4年
宮村優希さん

miyamura

――宮村さんといえば、2014年度の清鐘祭(学園祭)実行委員長として、元気いっぱいに素晴らしい司会をされていたことが印象的です。やはり、学生生活の思い出といえば清鐘祭ですか?

はい、そうです。3年生の時に委員長を務めて、メンバーと協力してたくさんの壁を乗り越えました。その結果、過去最多の来場者数を達成することができました。

――宮村さんの印象は、「元気でしっかりしている」というものなんですが、その部分は入学前と変わりませんか?

確かに私は高校生の頃から人前で話をすることも嫌いではなかったですし、人と一緒に何かをする、ということも嫌いではありませんでした。でも、実は私は人からどう思われているんだろうと気になったり、人から嫌われることをすごく恐れていました。だから、人の中にいても、人に嫌われないように自分を作って行動していました。嫌なことを嫌と言えませんでした。とてもストレスを感じていたと思います。それから、高校まではリーダーとか委員長とか、そういったものも引き受けたことはなかったんです。でも、大学生になって清鐘祭実行委員長はやりたい、って思えました。

――そうだったんですね。実行委員長をやりたいと思ったきっかけを教えてください。

わたしはもともと、美術の教師になるためにこの大学に入学したんです。でも、授業を受けるうちに、「自分には画力がない」ことに気づいたんです。もちろん、高校までも絵を描くことは好きでしたし、得意ではありました。でも、自分よりももっと上手な人がいて、「画力がないんだな」と。画力がない自分が、人に絵を教えていいのだろうか、と考えるようになったんです。そんな時に、清鐘祭実行委員会の仕事がとても充実して、面白くなってきて、そして、委員長になってみたいなと思ったんです。

――清鐘祭実行委員長になってどうでしたか?

清鐘祭を良くしたいと考えて行動を起こした時に、賛成してくれる人もいれば、反対する人もいました。反対の意見があることはとても現状を改善するということなので、とても良いことです。しかし、反対をするなら、私たちの意見を上回る案が必要です。なのに、単に文句を言ったり反対する人もいて大変でした。でも、そこで、人から嫌われることを恐れていてはいけないと思ったんです。清鐘祭をもっと良くするためなら人から嫌われてもいい、と思いました。その中で、自己主張する力がつきました。人から嫌われたくないと恐れていた自分が、嫌われてもいいから自己主張できるようになった。これが自分が成長したと思える点です。

――人から嫌われてもいいから自己主張できたことを支えてくれたものは?

支えてくれる仲間がいて、相談に乗ってくれる友達がいたからこそ出来たことだと思います。自分のことをわかってくれる人は必ずいます。私は独りじゃない、ということにも気づかせてもらえて、嫌なことがあっても、良い意味で「気にしない、受け流す」こともできるようになったのだと思います。 miyamura01

――最後に宮村さんがこの学生生活で得たものについて教えてください。

人は一人では生きていけないということを身をもって知りました。周りのたくさんの方々に支えられたことが自分の成長につながりました。大学では専門の内容だけでなく、「人として大切なこと」を学びました。学んだことはキリがありません。「思ってるだけでは何も変わらないよ。言い切って行動しなさい」と言われたことも印象的です。一日一日が私にとって宝物でした。

 


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第1回入学前セミナー
学生インタビュー記事

4年間は自分が変わるために
必要な時間だった。

文学部4年
宮城咲希さん

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――小さい頃から本を読むことや国語が好きで、「文学」を学びたいと思いこの大学に入学したとのことでしたが、高校までの「国語」の学びと、大学での「文学」の学びで違うところは何ですか?

まず、好きなものを学べるということは大学のいいところだと思います。同じ学科・専攻の学生であっても、全員が全く同じ授業を取るわけではなく、自分で「選んで」授業を取って時間割を組み立てます。この「授業の取り方」が高校と大学では大きく違う点になると思います。でも、自分の好きなものばかりだけでもダメで、好きではないものであっても、「自分に必要だ」と思うものは取らないといけません。自分に何が必要か」ということを考えて、授業を取ることが大事だと思います。それから、「国語」を学ぶことと「文学」を学ぶことはやはり違います。「文学」を学ぶときには、一つの作品を深く理解するために、作者の生い立ち、作品の背景を調べていきます。このような作業をしてからもう一度作品を読むと、初めて読んだとき(初読)とはまた違った読み方ができるようになります。授業によっては、作品をチームで調べて発表していくこともあります。題材の理由を考えたりもして、作品について詳しくなれるというのが良い点だと思います。

――今はちょうど卒業論文を執筆中だと思いますが、何のテーマで研究をしているのですか?

宮沢賢治の『やまなし』を研究しています。『やまなし』は、小学校の国語の教材で使用されることが多く、石川県でもそうです。私も小学生の頃に、国語でこの作品に出会って、とても不思議であると同時に、想像力がかきたてられて、思い出深いものになっていました。この作品をもっと知りたいというのと、この作品を授業でどのように扱い、子どもたちに教えたらいいのかということを考えたくて研究をしています。

――学業以外の部分では、どんな4年間でしたか?

清鐘祭(学園祭)の実行委員や、鹿島少年自然の家での子どもを相手にしたボランティア活動など、多くの人と関わり、接することが増えました。大学生になるまでは、それほど積極的ではありませんでした。どちらかというと静かなほうで。でも、大学生になって周りに積極的な人が多くて、そういう人たちと一緒に時間を過ごす中で、気分も受け身にならずに、人と関わっていきたいと思えるようになりました。どんな人と友達になるか、誰と一緒にいるか、ということはとても自分に影響を与えるのだと思います。 miyagi01
清鐘祭の実行委員会では3年生のときに公共物課の課長をしました。備品の管理のリーダーです。すべての部署と調整をしなくてはいけないので、話し合う機会も時間も多いです。仲間とぶつかることもありました。でも、何が一番いい方法なのかを考えて、乗り越えていくことができました。

――4年間で得たものは?

高校までの友達から「変わったね」とよく言われるんです。明るくなったねとか、よくしゃべるようになったね、とか。健康的になったとか、生き生きしてるね、とか。そんなに暗かったわけではないと思うのですが(笑)、でも、やっぱり変わったんだと思います。積極的な人たちと一緒に仲間として過ごしてきたからかもしれません。この4年間で得たものは「仲間」です。一緒に頑張ってきた人たち、楽しさも辛さも共有できる人たちがいたからこそ、この4年間を有意義に過ごせたのだと思います。 miyagi02
そして、今後の人生でも一緒に頑張っていきたいです。一生友達だと思いたい人、辛い時に助けてくれる人ができました。

――宮城さんのこれからについて教えてください。

もともと文学を学びたくてこの大学に入学しました。当時は職業として先生になろうとか、そういうことは考えていませんでした。でも、鹿島少年自然の家でのボランティアを通して子どもと関わる経験もして、「子どもに教える」ということに興味がわきました。教職課程も履修しました。卒業後は塾の講師として働く予定です。まずは子どもたちと向き合って「教える」という経験をしてみたいと思っています。

――では最後に入学予定者のみなさんへのメッセージをお願いします。

いろんなことに挑戦して頑張ってほしいです。私もいろんな挑戦をして、その結果、自分を変えることができました。自分を変えるための4年間にしてほしいと思います。

 


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第1回入学前セミナー
学生インタビュー記事

4年間で何かひとつでもいいから
やり遂げる経験を。
それが自分の力になる。

スポーツ健康学部4年
上戸翔太さん

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――まず、4年間の学生生活で一番印象に残っていることについて教えてください。

4年間続けた硬式野球部で、この秋のリーグ戦で優勝したことです。自分たちの学年は苦しい学年で、これまで優勝の経験がありませんでした。4年生の秋のリーグ戦に残った同期は4人だけでした。優勝したいという思いで続けました。最後のシーズンまで続けて、本当に良かったと思っています。 ueto04

――硬式野球部は金沢学院大学では部員数も多く、練習量も多い部活ですが、高校と大学とでは部活に違いはありますか?上戸君は高校の頃も甲子園を目指す強豪校にいたと思いますが?

高校と大学とでは、部活動のあり方は違います。高校というのは、監督などの指導者がしっかりとルールを作っていて、そのルールの中で選手が動いていけばいいと言えます。決められたことをやる。決まっているからやる。といった感じです。しかし、大学ではすべてにおいて「自分次第」です。全体の練習の後に自主練習の時間がありますが、それもやるかやらないかは自分次第です。やる人はやるし、やらない人はやらない。自分がもっともっと上手くなりたいと思えばやる。ルールのない中で、どう自分が考えて動くか。そういう点が高校と大学とでは違うと思います。

――同じ野球であっても、高校と大学とでは部活に取り組む姿勢が違うということなのですね。そんな中で大学4年間で辛かったことや苦労したことはありますか?

3年生の秋に選手から主務(マネージャーを統括する立場)になった時です。もともと大学に進学したのも、選手として野球を続けるためでした。選手としてベンチ入りもできていたので、このまま選手として続けていっても大丈夫だろうと思っていました。そんな時に、監督・コーチ陣から「主務にならないか」と言われました。選手だったのにマネージャーになる、というのはある意味ショックで悩みました。それで、高校の監督に相談したときに、「誰にでも声がかかるものではない。声をかけてもらったことに感謝しなさい。」と言われ、主務になることを決意しました。 ueto03
最初は本当に何をしていいのかわからなくて、本当に大変でした。マネージャーというのは、チームを動かすことが仕事になるんです。練習メニューを考えたり、それを選手に伝えたり。チームを動かすこと、人を動かすことがこんなに難しいとは思いませんでした。自分とチーム全体を見ないといけないので、いつも色々なことを考えなくてはいけなかったので。

――この大変な経験をどうやって乗り越えたのですか?

コーチに色々なことを相談しました。コーチの意見を聞きながら、そこに自分の考えも混ぜて、一つひとつ克服していきました。ひとりの人間の性格は違います。人の意見を聞きながら、色々な挑戦をしてみることで、自分のできること、できないことがわかってきます。そうしながら、一番良い方法を見つけ、問題が起ったときにはクリアしていきました。そうしていくうちに、慣れていったことが良かったのかもしれません。あとは、将来的に自分は野球の指導者になりたいという目標があったので、この主務という経験も必ず自分のためになると信じて、やらなければならないことだと強い気持ちを持っていたことも良かったのかもしれません。

――主務(マネージャー)になった経験によって、自分は変わったと思いますか?

はい。マネージャーになってからコミュニケーション能力がつきました。選手の時は、選手同士で話をすることが多いのですが、マネージャーは監督やコーチと話をしたり、時間をともにすることが格段に増えるんです。立場の違う、目上の人とやり取りする機会が増えるので、気遣いをすることも学びました。そして、「今どうすれば良いのか」など自分で考えて、自分で動けるようになったところも成長できた部分だと思います。

――では最後に入学予定者のみなさんへのメッセージをお願いします。

まず、大学でも部活動を続ける予定の人は、入学までの時間もきちんと練習をしてほしいです。入部したての時期に、練習してきた人と練習してこなかった人の差は出ます。それから、部活を続けるにしても、「勉強する」ことも大事です。自分は野球ばかりだったので、大学に入ってから勉強をすることがとても大変でした。だから4年前の高校3年生の自分には「勉強しろ」と言いたいです(笑)。そして、やはり4年前の自分に言いたいことは、「人の話をよく聞くこと」です。何か注意されたり、指導されたりしたことに対して、その場だけの「はい」ではなく、きちんと理解をして、そこで言われたことを、次にまた繰り返さないように、繰り返しているようではレベルが低いよ、と言いたいです。
最後にみなさんに伝えたいことは、何か一つでもいいから「最後までやり遂げる経験」をしてほしい、ということです。最後までやることで良い結果が出るかもしれないし、出ないかもしれません。でも、途中でやめてしまったら、良い結果が出るチャンスすらありません。だからまずは全力でぶつかってやってみてほしい。やったらやっただけ、自分に必ず返ってきます。たとえ良い結果が出なかったとしても、やったことが自分の力になります。自分は最後までやり遂げることに意味がある、ということに気づけた4年間でした。

 


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