学科の専任教員全員がかかわる授業です。少人数のアドバイザーグループを中核として全体の連携も図りながら、保育者を目指す学生としての基本的な学びの姿勢を身に付けていきます。教員・学生間の対話を通して、自己理解、他者理解のできる成熟性と「自らが学ぶ」という積極的な姿勢の必要性を自覚していきます。2021年度の新入生は、遠隔授業に備えて情報機器の利活用からスタートしました。

現代社会において、身体活動量や遊び体験の減少が子どもの心身の健康を脅かし、深刻な問題となっています。幼児体育Ⅰでは、乳幼児期の運動遊びとその意義を習得し、子どもの健康を育くむための具体的方法について、実践的に学びます。その中で、子どもの発育、発達を踏まえ、保育者として、どのような環境設定や具体的な援助、安全への配慮が必要なのか、理解を深めます。

幼児教育学科の卒業要件である保育士資格の取得に必要な科目です。保育実習前の事前指導では、実習日誌や指導計画の書き方、実習に対する姿勢等について学び、期待と意欲をもって実習に取り組めるように備えます。実習後の事後指導では、実践を振り返っての自己評価や報告会等を通して、保育士になるものとしての自覚をもって自己課題を明確にしていきます。

子どもの豊かな表現を見いだし、支えるためには、保育者自らが表現する楽しさや喜びを実感する経験を豊富に持っている必要があります。音楽Ⅰでは、保育者として必要となる音楽の基礎的な知識、技能の理解と習得を目指すとともに、子どもの発達と音楽のかかわりの重要性について学びます。