金沢学院短期大学

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2019年度第8回オープンキャンパス体験授業(9月22日)

テーマ「子どもの表現と解放感」

前回までの「表現」をテーマとしたオープンキャンパスでは、さまざまな表現を繰り返しながら、解放的な気持ちになった方もいらっしゃるのではないでしょうか。今回は、「解放感」をテーマとしました。まず、緊張している様子の皆さんに、「緊張している自分」を意識してもらいました。この緊張がほぐれていけば、解放的な気持ちになる過程が少しわかってくるかもしれません。そこで、この緊張を解きほぐすために、皆と一緒に、調子を合わせて動いてみることにしました。リズミカルにタイミングを合わせて行くと、不思議と気が合ってくるのです。「緊張」が解けて「安心」に変わり、次第に自分らしく振舞う余地も生まれていきます。

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最初は戸惑いつつも、ボールの動きに合わせて目と目を合わせ、一定のリズムでやり取りしていくと、自然に笑みがこぼれてくるようになりました。言葉を間に挟みながら続けていくと、投げ方にも個性が出始めました。でも、最も緊張が解けたのは、担当教員が思わず失敗した時で、笑いが一気に吹き出しました。幼稚園や保育園の子どもたちの活動の中でも、よく見受けられる光景です。


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次に、担当教員が作詞・作曲した「クレヨンのダンス」をしました。短い歌を挟んで、曲想の異なる3曲を聴きながらクレヨンがダンスをする描画活動です。紙の上で、どこからスタートするのも自由。どんなステップで踊るのも自由。踊るクレヨンの3色も自由に選びます。ステップが線となって描き出されていくうちに、解放感も膨らんでいきます。同じ曲を聴いていても、表現には多様性があることを、学びました。


この後、コンガという打楽器を3人程度で囲み、アップテンポの音楽に合わせて思いっきり叩いてみました。最初は遠慮して優しく打っていた高校生も、次第に笑顔を交わしながら力強く打っていました。コンガ等の太鼓類を力強く連打する活動は、とても解放感が得られるので、子どもたちも大好きです。